2015年08月03日
ツアー二日目は歴史的建造物の教会で開催のビンテージフェア。
ハムステッドは少し遠いので、ロンドンタクシーでは無く、ホテルの担当者にリムジンタクシーを依頼して、二台チャーターしてホテル前から出発。
少し遠い場所はロンドンタクシーよりも予約制のリムジンタクシーの方がお安く行けますし、日曜日と雨の日は流しのタクシーは捕まえにくいのです。
みんな揃いましたね!と声をかけてみんなが車に乗り込み、出ようとすると、待って!と大きな声が…
総勢11名で数えたつもりが1人を置き去りにしてしまうところでした。
それが後々、ずっと続く1人置き去り事件の始まりとは誰も知らず…
何とか全員が揃いハムステッドへ。
グリーンパークを抜けて、カンバラントホテルなどを横切り、車窓から、晴れたロンドンの素晴らしい天気の中を気持ちよく走り30分程で到着。
別々に便乗して途中ではぐれてしまい、心配だった車も、無事に同時に到着。
全員で揃い、教会の敷地へ入ると、外見からも素晴らしい建築で歓声が上がる。
綺麗なお花が咲いていたり、それぞれに写真に収めて、集合写真も撮り、中を覗くと、パイプオルガンの音色が…
やはり、教会ですね。
開場前の時間ですが、受付の若い男性2人がにこやかに出迎えてくれたので、もう入ってもいいですか?と聞くと、ニコッと笑顔で、2ポンドプリーズ。
ロンドンのアンティークフェアは、会場の維持費、出店費用削減の為、有料がほとんどです。
だからこそ、本気でアンティークが好きな方しか会場にはいません。
なので会場の空気感が心地良いんです。
価値観の同じ方が集うイベント。
それと出店費用、経費が安く店を出せるので、アンティークも安く売ることが出来ます。
まさに一石二鳥ですね。
皆さんがお金を払い終わると、中はそんなに広く無いので自由行動で見てまわりましょう、と声をかける前に、すでに皆さんは消えていました…
今日もみんなのパワーは健在で、凄い立ち上がりです。
そして僕も見てまわりましたが、まずはそれよりも、素晴らしいステンドグラス、モザイクタイル、圧倒される程の昔の技法の数々を見て、感動しながら写真を撮りました。
僕自身も初めて来る教会ですので、今日来れたことが何より嬉しかったです。
そうしているうちに、昨日大きなダンボを購入した方が、大きな犬の車を抱えて僕のところに駆け寄りました。
てっきり、鑑定依頼と思い、これは新しい物だからやめておいた方は良いですよ、それにダンボが大きいので、もう一つは無理と話していた通り、やめておきましょう、と話すと、もう購入したんです…
これも、1人置き去り事件と同様、大きな荷物はコンプリート事件の始まりでした。
昨日のダンボは昔の物で軽いのですが、新しい木馬やぬいぐるみ木犬などは、かなり重くなります。
昔の物は時間をかけて作る分、軽く仕上げる事が出来ます。
これはぬいぐるみに限らず、ジュエリーもそうなんです。
手間暇をかけて、使いやすいように、職人が腕によりをかけて軽く仕上げる。
すると当時の貴婦人の繊細なレースやシルクのドレスも傷める事なく使用出来ます。
ジュエリーも良いものほど、軽くて着けやすいのです。
現代は機械仕上げ、そして職人もそこまでの手間暇はかけられないし、技術と時間もありません。
昨日のポートベローでダンボを見つけたときに、もう一つ犬の可愛いのがあり、それも欲しいと言っていたのを、持って帰れないからダンボだけにしましょう、と説得してやめさせた経緯があったのです。
この新しい犬を買うなら昨日の方がアンティークなので…と話しましたが、あとの祭り。
でも可愛いので…と言われたので、もう、この手のぬいぐるみ木馬系は絶対に無理ですよ、と話しました。
大物は出国する時に大変なんです…
安くてお値打ち!と思って購入しても高額な超過料金を請求されて、日本で買うよりも高くなった…となりますし、何よりも一人で持って帰れなくなります。
会場を見渡すと、他の方も古着、焼き物、置物などを見てまわり、安くてお値打ちなお買い物をしていました。
すると、もう一人、古いブリキ缶と箱を見て欲しいと言われて見に行きました。
これは新しい割に高いからダメだけど、これは古いし安いから大丈夫、と説明しました。
でも他にもこれが欲しくて…と言う先を見ると大きな物ばかり…
やはり、箱やブリキ缶はカサが高いし、紙の箱などは、可愛いのですが、トランクに入れて持って帰ると壊れてしまいます。
何とか説得して、壊れにくいブリキで昔の物で、お値打ちなのだけに絞ってもらいました。
大きな荷物はコンプリート事件にブリキ缶と箱好きの1人が増えました。
せっかく見つけたアンティークも、荷物が多くて壊れたりすれば、あとで後悔してしまいます。
僕は大体、頭でどのぐらいの数と大きさなら大丈夫、と計算しながら動いていますし、今回のツアーの皆さんのトランクの大きさ、形状なども把握しています。
裏打ちのあるアドバイスなのですが、やはり女性は欲しくなると、そのような事を忘れてしまうんですね。
気持ちはわかるのですが…
気をとりなおして、僕は、美味しいスコーンやケーキを食べられるカフェを併設と聞いていたので、そこへめがけて行き、席を確保しました。
美味しいコーヒーと、ハンドメイドのレモンケーキを注文して、会場全体を見渡せる場所に座りながら、皆さんの楽しそうな姿を見ていました。
すると、僕がカフェにいる姿を見た方が次々と来られて、美味しいスコーンなどを注文して周りに来られました。
僕が、そのスコーン美味しそうですね、と言うと、買って来てあげるわ!とおごってくれたり、皆さんで和気あいあいと楽しくアフタヌーンティータイムを過ごしました。
しばらくすると、マイクの音が入り、今からビンテージファッションを身にまとった歌手のステージが始まります、と言うので、席を離れステージの前へ行きました。
三美神のような美しい女性三人のステージが始まり、綺麗な歌声を聴かせてくれました。
素晴らしい教会で、沢山のアンティーク、そして素敵なステージ。
とても素敵な時間をゆっくりと過ごし、教会のフェアを終えました。
郊外なので、簡単にロンドンタクシーは見つからないので、地下鉄で行きましょう!と皆さんに声をかけて、ハムステッドの街を歩いて駅まで向かいました。
素敵な建物やお店を見ながら地下鉄の駅へ。
駅に着くと駅の雰囲気が少し変わっていて、駅員さんが、オイスターカードはどうでしょうか?と声をかけてきました。
今までそんな事は言われた事が無いので、キャンペーンでもしているのかなと思い、フリーですか?と聞くと有料ですと言うので、あまり乗らないから不要です、と御断りしました。
そして行き先の駅を券売機で購入しようとしたら、駅員さんがその駅は今日は閉鎖されていて出る事が出来ません、と教えてくれました。
聞いていなければ、向かってしまい、ビックリするところでした。
そこで、荷物も多くなったし、大きな犬もいるので、とりあえずビクトリア駅まで戻り、僕が皆さんの荷物をホテルまで運ぶので、駅で待っててもらい、それからタクシーで、次の目的地、ロンドンで有名なアンティークエンターテイナー、イアンのビルへ向かおうと予定を変更しました。
全員の切符を購入して地下へエレベーターで降ります。
エスカレーターの駅もあれば、エレベーターでしか降りられない駅もあります。
ものすごく大きなエレベーターでみんなで地下へ。
ロンドンの地下鉄は約150年の歴史があり、皆さんは乗った事が無い方が多くて、この行程も喜んで頂きました。
昔に掘った穴が小さくて、電車も角が無く丸くて小さいのを、皆さんビックリしていました。
ビクトリア駅に着き、皆さんに待っててもらい、ホテルに大きな犬と荷物を運んでいると、小さな子供がみんな反応して欲しそうに見ていました。
そしてまた駅に戻り、ロンドンタクシーでイアンのビルへ。
ビクトリア駅はガトウィック空港と直結駅なので、タクシーはすぐに乗車出来ます。
タクシー三台に便乗して、順番に数を数えているうちに、今度は自分が乗り損ねてしまうところでした。
僕が取り残されても自力でいけるので大丈夫ですが…
そして現地に着いて、ビルに行くと、お休みの看板が…
イアンのアンティークビルは、今まで唯一年中無休だったのに…
気をとりなおして、有名なショッピング通りで皆さんとブラブラ。
途中で大きな本屋さんがあり、皆さん絵本などを購入していました。
そして途中で素敵なイタリアンのお店も見つけました。
何度もこの通りを歩いていますが、初めて目にとまりました。
その日はパスタがラッキーフードですのでどうですか?というと皆さん、スコーンを食べたしお腹空いてないと。
それでしばらくブラブラしてから、ホテルへ戻りました。
その後、ビクトリア駅のイタリアンを食べに行き、美味しいパスタやピザを食べました。
夕食後はホテルのロビーのソファーに集まり、品評会とお話しをして2日目を終えました。
そして翌日はマンデーアンティークマーケットへ。
歴史の古いマーケットで、そばには交通博物館もあり、賑やかな場所です。
僕の行きつけのおじさんの店で、巨大なドールが手に入った!と事前に話しを聞いていたので、みんなで見に行くと、本当に大きなキャラクタードールでした。
物凄く可愛い顔をした男の子で、とにかく大きくて安い!
今回のツアーは皆さんが主役なので、誰か欲しい人は?と聞くと2人が手をあげました。
ジャンケンは強い弱いがあるので、僕はあみだくじを提案して、手帳に線を引きました。
まさかロンドンであみだくじとは…
先にひいた方が外れ、残り福はなんと、ダンボの女性です。
また大きな荷物が…
そんなもんですね。
そのおじさんも、不思議そうに、あみだくじの様子を覗きこんで見ていましたが、歓声が上がり、笑っていました。
まさかクジをしているとは思ってないと思います。
そして大きな人形を梱包してもらいながら、帰国前にどうやって梱包しようか…と頭をひねっていました。
今回のツアーでは、鑑定、梱包なども全てお引き受けする事になっています。
まぁ、どうにかなるかな…と開き直り、人形だけでなく、おじさんのメインの商品のコスチュームアクセサリーをジックリと見ます。
皆さんも楽しみながら、自分の好きなアイテムを見つけて、僕が購入する特別価格にしてもらって喜んでいました。
その近くのブースでは、昔のおもちゃやブリキ缶を売っているお店があるので、荷物コンプリート事件の2人が見ると…ヤバイなと思っていたら、やはり、これはどうですか?と鑑定&持って帰れますか?の質問が。
まずは、大きな物はもちろん無理ですよ、と話して、ブリキで出来た小さな食器などは壊れないし、大丈夫です、これは高いです、と選定をして、何とか収まりました。
ただ全てを購入していればもちろん、さっきの大きな人形もありますし、完全に持って帰れません。
お昼過ぎまでマーケットを満喫した後は、ロンドンタクシーで、ハロッズに向かいます。
今日のラッキフードはお寿司ですので、ハロッズのお寿司屋さんでお昼を食べて、お土産などのお買い物をしようと計画です。
ロンドンタクシー3台に別れてハロッズへ。
素晴らしい青空の中、途中でバッキンガム宮殿を通り抜けると馬車や、鼓笛隊が先導して行進をしていました。
そしてハロッズに到着して早速お寿司屋さんへ。
お昼のランチで約8千円もしますが、中々ハロッズで食べる事も無いし、何と言ってもラッキーフードですので、高くても必ず運気が上がりますと話しながら注文。
握っている人はもちろん日本人では無く、日系が少し入った感じの方たちです。
あまりお腹が空いてないからと、お茶だけで、と言う人もいましたが、皆さんで昼食。
味は日本よりは落ちますが美味しくてペロリと平らげました。
お茶のお代わりを頼んだ方が、全然来ない、と言っていましたが、鉄瓶に入ったお茶が残っている方のを注ぎ、清算をしてもらいました。
伝票を見てビックリ。
お茶だけで7ポンド50ペンスでした…
日本だとお茶だけだと無料ですし、ロンドンの他の日本料理はお水はミネラルウォーターで有料ですが、お茶は無料です。
日本円で1500円のお茶。世界一高いお茶でした。皆さんもビックリですし、苦笑いでした。
そしてチョコレート売り場や紅茶などでショッピングを楽しんだ後は、歩いていける場所にある、オークション会場へ移動。
そこで最後のドールオークションで落札したお人形とジュエリーを受け取りに行きます。
オックスフォードの会場から、1週間以内に特別に急いでもらい、ナイツブリッジに転送してもらっていました。
1700年代からの歴史のあるオークション会場ですので、中に入るとピリッとした空気が流れています。
地下のコレクトと清算をするブースにみんなで移動して、清算担当者に清算伝票をもらい、コレクトの担当者に渡すとアンティークを受け取れます。
するとぼくよりも先に、紳士がじっと待っていました。
お昼時なので、留守にしていて誰も窓口に居ません。
僕が紳士に声をかけると、ニコッと笑みを返し、焦るわけでも無く、いつまでも大人しく待ちますよ、と言う空気を出していました。
僕は後の予定もあるし、後ろでは皆さんが待っていますので、ノンビリはしていられません。
紳士の前のカウンターにあった呼鈴を鳴らすと、また紳士はニコッと微笑んでいました。
すると後ろの清算の担当者の女性が出てきて、呼んで来ます、と言ってくれました。
僕がいなければこの紳士は何時間でもじっとしていたと思います。
そして担当者が、ソーリーと言いながら紳士に声をかけて、紳士が伝票を渡すと、手際良く奥の倉庫から絵画を持ってきました。
僕はすぐ横にいたので、値段が見えてしまいました。
何と数千万の数字が書かれていました…
それを大人しく、ノンビリと待ち、ドッシリと構えていた紳士はまさに英国紳士でした。
絵を受け取ると、オークションの紙袋に丁寧に入れて、また、僕にニコッと微笑んで、出て行かれました。
10人の女性のギャラリーがいたので、少し頬を赤らめながら。
こちらの方はシャイな男性が多いんです。
皆さんもその光景を微笑ましく見ていました。
そしていよいよ僕が落としたアンティーク達の登場です。
伝票を渡すと、ここナイツブリッジで落札した商品では無いので、奥の倉庫には無く、色んな所を探し回っていました。
もしや、まだ到着していないのでは…
せっかく皆さんを連れてきて、コレクトの場面を楽しみにされていたのに、もし無ければガッカリです。
ニコラスケイジ似の担当者に先日会って念を押していたのに…
二階を見て来ます!と言って中々戻らない。
しばらく待ったあと、若いお兄さんが大きな箱を抱えて戻って来た。
皆さん、やっと来ましたよ!と声をかけると、皆さんから歓声が。
まずはジュエリーです。
素晴らしい時計、カメオ、宝石のブローチなどを受け取るとすぐ横にいる皆さんに手渡す。
わーぁ綺麗!などと歓声が上がると、清算係りの女性などが驚きながら笑っている。
沢山の人を連れてのコレクトなどはあまりないので、珍しいみたい。
そして次はドール達。
小さくて可愛いブリュブレベテ、スタイナー、ボックス入りの子、ベビードールなどが次々と出てくると、また歓声が。
皆さん近くに来て手に取り眺めています。
そして人形には興味の無い方が、横にあるパッキンをハサミでカットして、どれぐらいいる?と早速梱包のお手伝いをしてくれています。
皆さん本当に優しくて素敵な女性ばかりです。
本当は半年前のスケジュールでは、この人形達の最後のオークションに、オックスフォードに皆さんと行き、参加する予定でした。
それが突然の日程変更で、皆さんどころか、僕も行けなくなり、最後のオークションは日本から電話で参加になりました。
でもこうして、コレクトの場面に皆さんをお連れできて、本当に良かったと思いました。
地下の部屋を賑やかにしたコレクトを終え、1階に戻り、レセプションで、せっかくの記念なので、今回のドールオークションのカタログの在庫が無いかを聞きました。
すると1番若い社員のお兄さんが、探してくる!と二階の倉庫に走って行きました。
そして1冊のカタログを持って来て手渡してくれました。
僕は5人欲しい方がいるので、もうありませんか?と聞くと、汗を拭きながらフーッと言いながらまた走って行ってくれました。
そして4冊を抱えて戻り、手渡してくれました。
メニーサンクス!と言って、レセプションに行き、お代金をお支払いします、と言うと、さっきのお兄さんが来て、皆さんにプレゼントします!と。
大体10ポンドはするので、1冊2千円は請求されるはずが、何とプレゼント。
僕でもこのレセプションで頂く時はお金を払って購入していて、ニコラスケイジ似の担当者などに直接会うと無料でくれる時もありますが、こんなに沢山のカタログを…
バックナンバーは人気で、高値で取り引きされているところもあります。
皆さんにプレゼントの事を伝えるとまた大歓声が。
本当に嬉しいコレクト、オークション訪問になりました。
やはり、急な日程の変更で行けなくなった皆さんに、オークションの神様が素敵な流れで迎えてくれたんだと思いました。
今回の日程変更の裏には、ドールオークションのファイナルだけでは無く、オックスフォード支店そのものの閉鎖が決定したとの新聞記事が先週イギリスの新聞に出ていた事情が絡んでいたんです。
あの素敵な街、オックスフォードの郊外にある、素敵なオークション会場。
その場所自体が無くなるなんて…
ロンドンのドールオークションが無くなり、オックスフォードに移転。
そして約2時間かけて向かうオックスフォードとのご縁が出来て、田舎のほのぼのとした楽しいオークション。
いつも帰りは大荷物をニコラスケイジ似の担当者が駅まで送迎してくれて、20分間の楽しい世間話。
素敵な想い出が、全て二度と訪れない時間となりました。
やはり、今回は最後になるかもしれない、と思いながら常に過ごさないといけない、と心に強く誓いをたてました。
皆さんにカタログを渡し終えると、明日開催の家具、インテリアオークションの下見会場に向かいました。
素晴らしい椅子、ソファ、工芸品が沢山並んでいて、皆さんと見て回りました。
行く前に、買う気満々の貴婦人のように振る舞ってくださいね、と声をかけていましたが、必要の無いぐらい、皆さん堂々と見ていました。
ミュージアムピースの物も数点有り、大きな物なので、これが日本なら絶対買うのになーと話しながら、楽しく過ごせました。
そしてオークション会場の前で記念撮影をして、次の目的地、ビクトリア&アルバート博物館へ向かいました。
ハロッズ、オークション会場、博物館と歩いて行ける距離で、すごく便利な場所にあります。
すぐ近くに上海料理の美味しいレストランがあるので、そこで夕食を食べて帰りましょう、と約束をしました。
と言うのは、僕は今からコレクターの家に訪問しないと行けなくなったのです。
昨夜電話が有り、明日時間があれば来て欲しい、と連絡が有りました。
先々週の渡英の際にお会いしましたが、その時に迷っていた人形をお見せするとの事でした。
今回は時間が無いし、皆さんとの旅行だとも説明していたのですが、どうしてもと言うので、博物館に行く時に皆さんと離れて行くしか無いと決断しました。
そして皆さんに上海料理屋さんの場所を確認して、18時にここで待ち合わせにしましょう、と約束しました。
そこをまっすぐ歩けば博物館です。
10分ほど歩くと素敵な建物が見えて来ました。
大英博物館よりも小さいですが、宝飾品など、ビクトリア時代の素晴らしい物が多数展示されていて、僕はこちらが大好きです。
その向かいにある、レンブラントホテルでは、良くサンデーアンティークフェアを開催していて、そこを見た後に時間があればこの博物館に来ていました。
最近はアンティークが集まらない、と言う理由で、ホテルフェアも開催が無くなりました。
数が限られたアンティークの世界では、蚤の市も半減、オークションも半減、ホテルフェアも消失…これがイギリスの現状です。
毎回訪れるたびに、どんどん縮小されていくスピードが速くなっているのを肌で感じています。
まねきねこでは、ご覧になった方はわかりますが、ジュエリーの数は半端ないほど大量に陳列されています。
僕はそれだけ持っていても、いつか手に入らなくなると言う危機感がありますので、沢山有りすぎるとは思っていないんです。
ご縁があり、出会えるうちに、そして買えるチャンスがあるうちに買っておかないと…と思っています。
博物館に到着して、皆さんと記念撮影をしてお別れをして、足早にタクシーに乗り込み、コレクターの元へ向かいました。
そしてコレクターに沢山の人形を分けて頂き、ホテルに人形を置いて、上海料理へ戻ると、皆さんは先に中に入っていました。
わずか2時間半の時間で往復しましたので、かなり疲れて、お腹も空いたので、美味しい上海料理を沢山食べました。
僕は必ず食事の後にはデザートを食べて金運を上げるのですが、メニューを見ると、子供用のキャラクターの入れ物に入ったアイスクリームがあり、それは子供しか頼めないんですか?と聞くと、大丈夫です、と言ってくれたので、僕は迷わずパンダを注文しました。
すると皆さんも、サル、ネズミなどを注文して、動物によってバニラ、ストロベリー、チョコレートなど味も違い、楽しく頂きました。
入れ物はプラスチックで、フタもあるので持って帰れます。
そして博物館のジュエリーが凄かった!素晴らし過ぎるなど、楽しいお話しで盛り上がり、ホテルへ帰りました。
ホテルに戻ると、リビングで、オークションのアンティーク、そしてさっきコレクターから分けて頂いた人形を披露しました。
人形好きの方は歓声をあげながら見ていましたが、人形に興味の無い方が、私はそろそろ上がって休みますね、と声をかけて部屋に向かいました。
人形好きの方は、その言い方が、子供はおもちゃで遊んでるけど、大人はもう休みますね、と言っているようだと、ウケてみんな笑顔に包まれながら楽しい会が終わりました。
そしていよいよ、火曜日は最終日で、イギリス郊外の競馬場のアンティークフェアに向かいます。
ビクトリア駅から乗り換えて行けますので、歩いて皆さんとお出かけ。
切符を代表で購入するのにチケット売り場で並び、20分ほどで購入出来ました。
そして何番線からの出発と確認をして、今度は鉄道の旅です。
約1時間で到着との事でしたが、乗り換え駅で、乗り換えた電車が、時間が遅れていて、違う車両に乗り、向かってしまいました。
そして皆さんで、車窓から見える景色と、馬や羊などが見えた!など、楽しんで乗っていましたら、車掌さんが通りかかり、テーブルの上に置いていた僕のチケットをたまたま見て、ここにはこの電車は向かいませんよ、と教えてくれました。
テーブルの上にチケットを置いて無ければまだまだ向かっているところでした。
特急列車とは違い、チケット確認などはないので、まさに奇跡です。
そして次の駅で降りて、乗り換え駅まで戻り、行き先を変えて乗り継ぐ方法を聞きました。
駅で降りると、次の電車は何と45分後…
でもホームに降りると、森の中になっていて、素晴らしい天気と綺麗な木々が心地よく、ノンビリとした雰囲気でした。
僕が、良くこういうプラットホームで、リスがいたりしますよ、と声をかけると、指を指した先に大きなリスがこちらを見ていました。
皆さんが見に来て感動して写真に収めていました。
今回のロンドンも大きなキツネがタクシーを横切ったり、沢山の動物が姿を見せてくれます。
僕は良く日本にいても動物と遭遇します。
イタチ、イノシシ、アライグマ、洋館店の上の道路ではウサギも出て来ました。
今回も電車の遅れで違う電車に乗り、予定外の駅での待ち時間でしたが、皆さん、こんな田舎でノンビリと過ごせて良かった!と言ってくれました。
皆さん本当に優しく、素敵な方ばかりが集うツアーとなりました。
そして無事に乗り継いで、競馬場に着いたら、会場が遠くに見えていて、徒歩20分以上はかかる距離でした。
競馬場はすぐあるのですが、インドアホールのある、メインスタジアムはかなり先に見えています。
綺麗な芝生の道を皆さんでユックリと歩きながら向かいましたら、乗馬しているサラブレッドなども見え、ワイワイと散歩のようでした。
会場に着くと、入場料を払い、中に入ると担当のお兄さんが外から見ないと、外の業者は速く終いますよ!と教えてくれたので、まずは外に。
そして、かなり暑いし、沢山はないので、中に行こうとしたら、お値打ちな人形のドレスなどを見つけられて、価格を確認するとかなり安いので、皆さん購入。
インドアに入ると、ジュエリー、人形、陶器、シルバー、家具などのお店が沢山並んでいました。
また自由行動で見ていると、大きな荷物はコンプリートの二人が、ちょっと見てください、と声をかけてきました。
すると少し小さめの木馬を見つけていました。
本当に良く探しますねー、と感心しましたが、やはり無理ですよ、と言うと、違う方が、私が代わりに自分の荷物として持つのでどうでしょうか?と言いました。
もちろん助っ人が現れたのなら反対は出来ません。
万が一搭乗手続きの際に難しい場合は荷物の少ない方に頼むしか方法は無いと考えていました。
でもやはり、他人の荷物ですので、禁じ手です。
それは最後に取っておきたかったのですが、小さ目なので、何とか大丈夫かなと思いました。
するとすかさず、今度はブリキ缶、箱好きの方が、これは大丈夫でしょうか?と質問。
また、これは高いし、これは壊れるし…と選定。
どれだけ、もう無理ですよ、と言っていても、見つけると欲しくなるんですね。
すると、また木犬の方が、大きな人形を指してこれはダメですか?と…
見ると状態のかなり悪いビスクドールがいました。
それも大きな子。
もう絶対に無理ですよ、と伝えましたが、中々納得しません。
国内からは全て1人で持って帰らないと行けないんですよ、どう考えても、もうトランクには入らないし、無理やり入れたら、このお人形はもっとボロボロになりかわいそうですよ、と言いました。
さすがに諦めてくれましたが、本当に大変な説得です。
欲しい気持ちは充分わかるのですが、やはり後の事を考えると心を鬼にしないといけません。
そして、欲しい、ダメ、のバトルはまだ少し続きましたが、少し場所を離れて、会場内のカフェで、美味しそうなケーキとコーヒーを飲みながら皆さんの様子を見ていました。
そこから近い場所で、4人ほどが楽しそうにブースを見ていました。
そこの店主は、地方のイベントばかり出ている、長いお付き合いの女性2人組のお店でした。
挨拶をすると、みんなが見ていたテーブルの上には沢山のアンティークが並び、全て5ポンド均一と書いていました。
約千円です。
その中で見つけたジュエリーを見せてもらうと、ビクトリア時代のロケットなど、良い物を沢山見つけていました。
これなら僕でも買いますよ!と言うと、その横の方も素敵なピアスを手に持っていて、鑑定して!と言うので見たら、何とルビーのピアスでした。
ただそれは、オーナーに見せると、これは間違えてここに置いていました、と言われ倍の値段になりました。
それでもかなり安いので、これは絶対掘り出し物ですよと言い、購入されました。
皆さん上手にお値打ちな物を探されますので、本当に感心していました。
木馬の方、箱とブリキの方も、やはり見つけるのが上手です。
ただ、小さな物はいくらでも持って帰れますが、大きな物はやはり制限が出ます。
でもとにかく皆さんそれぞれに、購入される方もいれば、皆さんのお買い物を眺めて微笑んでいる方、蚤の市の雰囲気を楽しんでいる方など、購入されなくても、満喫されていました。
そして、この競馬場に来る前に、時間があれば、日曜日にいけなかった、イアンのビルに是非行きたい!とのご要望を聞いていたので、そろそろ閉店だし、帰りましょう、と声をかけて、会場の中で記念撮影をして、遠い駅を目指して芝生の上を歩き出しました。
そしてしばらくして、1人いない気がして、数を数えました。
やはり1人足りません。
するとよりによって、イアンのビルに何とか行きたい!と話していた方がいない事に気がつきました。
会場は片付けが始まっていましたし、記念撮影もしたのに、なぜいなかったのだろう、今頃、みんなが居なくなり、焦って不安な気持ちで会場にいるのでは?と思い、みなさんは遠いので先に駅に歩いててください!と言って走って戻りました。
ダッシュに近い猛スピードで戻り、出口で待っているだろうと行くといません。
もう閉店時間の15時をまわっているので、ほとんどのお店が梱包をしている中、もう一度会場に入り、探しましたがいません。
焦って仲良しの業者の方に、誰か1人残っていませんでしたか?と聞いて会場の奥に目をやると、何と、1人で優雅に、片付けの続く中、アンティークを見てまわっていました…
僕が駆け寄り、もう皆さん帰っていますよ!と言うと、ごめんなさいね、まだまだ楽しいから見てようとゆっくりしていました。
びっくりしましたが、何はともあれ安心しました。
もし行方不明とかになればと、焦りましたし、心臓が止まりそうでした。
皆さん大物ばかりです。
そして急いで行きましょう、と言って足早に戻りましたら、皆さん心配して、まだその場所で待っていました。
ではみんな揃ったので、頑張って急いで戻り、イアンのビルに行きましょう!と声をかけて歩きました。
何とか時間はかかりましたが、この調子なら、間に合いそう、とプラットホーム着くと、次の電車まで20分はありましたので、待合室で品評会をしました。
僕が見つけたアンティークをお見せすると、こんなの有りました?、これはいくらですか?と次々に皆さんが手に取り、欲しいと言いました。
僕が買値を伝えて行くと、私これ欲しいですけど良いですか?となり、気がつくと、良い物は全て皆さんの物になりました。
皆さんが主役の旅なので、全く気にせずに選んでくださいね、と声をかけると、またひとつ選ばれました。
そのひとつひとつのリアクションに全員が笑顔になり、最後の蚤の市は終わりを告げました。
本当に楽しい蚤の市。
明日は朝にホテルを出て日本へ帰ります。
ただその前に、まだイアンのビル、そして今夜は恐怖の梱包が待っています。
そんな事を考えながら、電車で揺られて車窓からの田園風景を眺めていました。
そしてイアンのビルでは、肝心のイアンはバカンスでギリシャに行って留守でした。
ただ、仲の良い、若いスタッフがいて、金庫に隠している、秘蔵の宝飾品を沢山見せてくれました。
テーブルの上に出してくれた5,6点だけで数億円と、皆さんビックリしながら眺めていました。
やはり諦めずにここに来れて良かったと、安堵の気持ちになりました。
僕はそのコレクションの中で、ナチュラルパールとダイアモンドのマハラジャのネックレスを分けてもらいました。
ただ、価格は、オーナーのイアンがいないと、今の価格では合いません。
付いている価格は通常の販売価格で、長いお付き合いのイアンはトレードプライスに頑張ってくれます。
そこでバカンス中のイアンにスタッフが何度も電話をかけますが、一向に繋がりません…
そこで、僕は、いつもイアンがしてくれる特別価格の割合を伝えて、この価格には絶対にしてくれるはずです、と価格を伝えました。
スタッフ2人はビックリして目をキョロキョロ。
そこで僕は、万が一、後で君達が怒られたり、それは出来ないと言われる事があれば、追加でお金を送金するから心配しないで大丈夫、と言うと、オッケー、と了承しました。
そのやりとりをしている間、皆さんも食い入るように見ていて、今は何て言ったの?いくらになったの?と興味深々で聞いて来ます。
そこで、成立しましたよ!と話すと、皆さん、凄い!と歓声が。
そして僕が現金でお支払いするのをみて、シーンとなりました。
日本円とは違うのでイマイチピンとこないんですね。
そして、手に入れると握手をして、若手スタッフに皆さんで集合写真撮影をしてもらい、ビルを出ました。
有名なイアンには会わせられなかったけど、本当に来れて良かった。
それも、諦めない皆さんのおかげだし、僕も素晴らしいアンティークが買えました。
そして大通りを歩きながら、今日もピザがラッキーフードだから、前に見かけたイタリアンで夕食を食べませんか?と言うと全員が賛成して、そこで夕食を食べました。
お一人、風邪気味かもしれないので、先にホテルに戻ります、と途中で退席して残念でしたが、最後の夕食を楽しく頂き、サマータイムで10時まで明るいロンドンの最後の夜を過ごしました。
アウトサイドの席で、とても心地良い風が吹く中の素敵な時間でした。
このまま時間が止まれば良いのに、と思う瞬間です。
そしてロンドンタクシーでホテルに戻り、皆さんとロンドンタクシーに乗るのもこれが最後です、と言いながら、景色を眺めていました。
ホテルに戻ると、このまま休みたいところですが、気合を入れ直して、梱包です。
まずは自分の荷物を4階から下のロビーに降ろさないといけません。
普段の買い付け時は、必ず1階の部屋を確保してもらっているので、楽々なんですが、今回は大きくないホテルに一度に11人の予約をしたので、部屋が有りませんし、1階は2人部屋の方にお譲りしました。
なので、重たくて大きなトランク3台を下ろします。
これもトレーニングになる、と筋肉に力を入れて頑張ります。
そして大汗をかきながら終えると、次は3階の方のトランクを下ろします。
そして次は2階、そして隣の階の3階、2階と、順番に下ろして行きました。
かなりのトレーニングを積めました。
そしていよいよ、恐怖の梱包部屋の地下の部屋に行きました。
ダンボと、箱の方の部屋です。
先に自分たちでできる範囲で梱包を進めてもらいましたが、意外に収まっていました。
ただ、大きな荷物が多いので、やはり個数が増えてしまいます。
そして重量制限もあるので、これは重たいからこちら、そしてこれはこっちに入れて、とやるうちに、もうトランクはいっぱい。
やはり、心を鬼にして良かった…
そして何とか梱包を終えて地下から1階に階段で上げると、僕の荷物よりも重たくて大変でしたが、やはり下ろすよりも上げるほうが重たいので当然ですね。
全てロビーに集めてこれで大仕事は終わり。
あとは最後の夜をユックリと過ごして明日の朝の出発に備えるだけです。
このホテルは、本当にアットホームで、このホテルの周辺もとても便利なので、皆さん、ここに住みたい!と言っていました。
本当にそんな場所なので、僕は25年間ずっとここに来ています。
居心地がとても良いんです。
また機会があれば、皆さんで旅に来ましょう!と声をかけて最後の夜は終わりを告げました。
翌朝、最後の美味しい朝食を食べていよいよ出発です。
ヒースロー空港行きのマイクロバスをチャーターしていたので、時間通りに迎えに来てくれて、トランクも10個以上あると頼んでいましたが、運転手があまりの多さ、そして重さでよろけていました。
僕が積み込みを手伝い、そして皆さん、誰一人残されていないかを確認して、最後にホテルのフロントの仲良しのお兄さんに挨拶をしに行くと、毎晩のロビーの盛り上がりは、言葉がわからなかったけど、とても楽しそうで、僕たちも気分が良かったよ!と嬉しい言葉をかけてくれました。
また是非、皆さんで来てください!と。
握手をして、今度は僕はいつものように11月に来るので、グランドフロアのいつもの部屋をよろしくね、と言うとウインクをして笑っていました。
毎日、4階から降りてくると、エクササイズ!と言って笑われていましたので。
そして皆さんのバスに戻り、さぁ行きましょう!と言ってバスは出発しました。
皆さん、最後の別れを惜しみながら、車窓からの景色をずっと見ていました。
途中で、ナイツブリッジを通ると、ビクトリア&アルバート博物館が見えて来て、素晴らしかった、と言って懐かしそうにされていました。
1時間程で空港に到着して、いよいよ最後の難関の搭乗手続きです。
行きはJALの飛行機での運行でしたが、帰りはブリティッシュエアウエイズの飛行機でのJALとの共同運行の便です。
JALでの手配ですが、飛行機、キャビンアテンダント、搭乗手続きなど全てが英国航空の社員でされます。
JALは日本人がいますが、こちらは全くいませんし、手荷物規定もかなり厳しくされます。
荷物の少ない方は全て問題なくクリア出来ました。
そして僕は元々大きなトランクで、超過料金もこのぐらいと考えていましたが、やはりかなりキツく請求されました。
そして問題の大荷物のダンボの方の分と共に、それぞれ高額の請求を求めてきました。
僕は、JALでの旅行なので、いつも利用しているJALの規定の1つの余分な荷物一律50ポンドにしてもらえないか?と交渉をしました。
もう100回以上もロンドンに来ていて、実績もあります、調べて下さい!と強気で攻めました。
僕はまだ高額な人形などがあるので、ひとつの荷物で10万円の請求でも何とかなりますが、ダンボや箱、本、おもちゃでその金額なら、高額過ぎます。
長いやりとりをしていると、荷物が少なくて、すでに手続きを終えた方には、先にお土産売り場に行っててください、とお願いしました。
このままなら免税店でのお買い物の時間が無くなります。
そして、上司に相談します、と担当者が交代しました。
僕とダンボの人、箱の人、そして代わりに荷物を代行すると言ってくれた人の4人で、別の場所へ移動しました。
そこで、またさらに交渉して、時間がかかりましたが、今回はあなたの要求を飲みますが、JALはJAL、英国航空は英国航空の規定で動いているので、次回は聞けませんし、次回は行きも帰りもJALの便で行って下さいと念を押されました。
ホッとして、みんなで荷物を移動して、大きな荷物専用の場所に運び、荷物を出しました。
その時に、もう無理ですよ、と言っていた2人が、本当に大変な事だったんですねーと反省していました。
でも僕は、何とか無事に出来たので、もう良かったですよと笑顔で言うとホッとした表情になりました。
ただ、1人で家までは絶対に無理なので、家族に迎えに来てもらう約束を必ずして下さいね、と話しました。
何はともあれ、最後の難関を乗り越えられたので、本当に安心できました。
免税店で皆さんと合流して、王室御用達の紅茶、お菓子などをご案内して、大急ぎで購入して、搭乗口へ向かいました。
機内に入ると、ガラガラでビックリしました。
いつもならJALの飛行機で夜のフライトですが、満席です。
朝出発の共同運行便は、こんなに空いているのか…とビックリ。
後ろの方にいた方と、シートベルトサインが消えたら、一列ずつ席を確保しましょうと話して、皆さん3人掛けの席を1人で使用して、横になって帰れました。
風邪気味の方も、横になりゆっくりと休めましたし、熱も出なくて、本当に良かったです。
羽田に着くと、ここでお別れの方と皆さんと最後のお別れを惜しみながらしました。
そして伊丹に到着して、皆さんとお疲れ様でした、とお別れ。
皆さん、連絡先などを交わして、またの再会を約束していました。
本当に素晴らしいメンバーでのアンティーク買い付け物語旅行。
初めての試みでしたが、本当に楽しく、素晴らしい旅になりました。
色々な事もありましたが、今となれば全て楽しくて、素敵な想い出です。
また宝物がひとつ増えました。
自分だけで行っていたら気づかない事、様々な発見もありましたし、僕は本当に素敵な人達に囲まれて、恵まれた環境にいることが、改めてわかりました。
皆さん、本当にありがとうございました。
2015年 アンティーク買い付け物語旅行を無事に終えて、心から感謝を込めて、そして素敵な旅を本当にありがとうございました。
店長
皆さんお元気でしょうか?
今は東京で元気に頑張っています。
皆さんから、物語の更新はまだですか?続きは?と嬉しい言葉を頂きましたので、数日間に分けて書いていました。
かなりの長文になりましたが、素敵な旅の全てですので、大変ですが読んで頂けましたら嬉しいです♬
またこのような機会がありましたら、素敵な旅の第二弾も行けたら良いなと思っています♬
東京はかなりの暑さですが、連日素敵な皆さんがお越し頂きました素晴らしいイベントとなっています♬
あと2日の東京を楽しく過ごしたいと思います♬
それでは皆さん、それぞれのイベント、そしてこちらでお会いできますのを楽しみにしています♬
それではまた☆
朝食をバリバリと食べて元気モリモリの店長でした☆