“アンティークまねきねこ”は、ヨーロッパのアンティーク・ジュエリーとドールの専門店です。
19世紀から20世紀にかけてのアンティークジュエリー、コスチュームアクセサリー、ビスクドール、テディベアなどが勢ぞろい♪ ☆素敵な出会いがありますように☆☆☆

ホーム店長日記2010年11月
2010年11月
店長日記:2
2010年11月30日
今回の11月の買い付けの話・・・

チケットの手違いで伊丹出発、成田経由ロンドン行きに乗り継ぎが出来なくなり、羽田で夜中のパリ行きのキャンセル待ちも午前1時ギリギリまで待つも、結局空きがなく、1日遅れになる波乱の旅立ち。

でもそれが幸運への序曲になるとはそのときは思いもしなかった。

ただ、一日遅れたことは、何か意味があるんだなと前向きには考えていた。

新しく出来た羽田国際ターミナルも来ることが出来たし、ホテルもあり快適に過ごせた。

金曜日に約束していたドール関係の友人グレンダに金曜日には行けなくなったことをメールで送信した。

3時間後には返信が来て、土曜日からパリに出かけるのでロンドンに戻るのは、月曜になるとのこと。

いつもは木曜日の夜にロンドンに到着して、金曜日の昼頃にグレンダやサラ、モーリス達と会い、キープしていてもらっていた人形達や、コレクションを譲ってもらう。

今回は初日にそのお人形を手に入れることが出来なくなった。

週明けにある、年に二度のドールオークションがその意味を示しているような気がする。

二日がかりでようやくロンドンヒースローに降り立つ。

こんなに苦労して到着したのは初めてだ。

しかし、格安チケットで変更は一切出来ないはずなのに、パリ行きに変更できる可能性を手配してくれたり、翌日の便で渡英できるように計らっていただいたJALの皆さんにはほんとうに感謝だ。

荷物を受け取ると、素早くタクシー乗り場に向かい、土日で両替が出来なくなるので、大急ぎでロンドン市内に飛ばしてもらう。

あらかじめ約束はしてあるが、あまり遅くなるとさすがに出来なくなる。

クリスマスイルミネーションで綺麗に装飾された道をロンドンタクシーが飛ばして行く。

何とか時間ギリギリで到着して、無事に両替も出来た。

次はホテルだ。

羽田から、電話して1日遅れることは伝えたが、満室状態なので今夜は他の人に貸してもいいかと言ってきた。

もちろんビジネスだし、僕が遅れたわけだから無理は言えない。

ただ僕がいつも泊まるルームナンバー33の部屋は翌日に変更して僕が泊まれるようにはしてくれた。

ただ電話を受けた担当のお兄さんは、アラブ系で新任らしく、英語の発音も少し聞き取りづらかったので少し着くまでは不安だ。

到着すると、フロントにいたのはアフガニスタン出身の顔なじみのお兄さんだ。


フロントすぐ横の小さい部屋を案内され、中身が空っぽの沢山のトランクを部屋に入れていく。

トランクは何とか入ったが通路が無くなるほど狭い。

明日の朝にはまたこの沢山のトランクを33号室に運ばないといけない・・

波乱の幕開けの買い付けだが、明日は早朝、ポートベローに向かい、その後はヘザーに会いに行きお人形を分けてもらいに行く。

気を取り直して明日から頑張ろう。

日曜にはパリ。火曜日にはオークション。楽しみは盛りだくさんだし、金曜に行くはずだった所にいけなかったのでお金も心配ない。

きっとオークションで沢山落札できるか、物凄く素敵な出会いが待ちうけているんだ。

そんな決意と想像をしながらベッドに入ったがさすがに疲れていたのか、1分も経たないうちに深い眠りに入って行った・・・


続く。


つづきは次回にお送りします。


みなさんお元気ですか?

もう明日からは12月。

今年最後の月になるなんて、ほんとうに早い1年でした。

買い付けから帰国後翌日からの、洋館アンティークフェアも沢山の方が来ていただき、無事に終わることができました。ありがとうございました。

シェフ、アーティストの皆さんにも素晴らしい仕事をしていただいて、お客さんをはじめ本当に周りの人々に恵まれ、支えていただいていると、心から感謝しています。

フェアが終わり、北野天満宮、大須観音にも行きましたが、またこちらにも沢山の人が来ていただき嬉しく過ごせました。

名古屋に向かった日には、1年間頑張って来た、アンティークまねきねこキャッツが加入している、野球リーグのたこやきリーグの総決算、たこやきシリーズがあり、準決勝、決勝戦と二試合戦いました。

僕は今年は絶好調で、チームの首位打者ですが、準決勝で逆転サヨナラタイムリーを打てたし、決勝は若いメンバーがその勢いで頑張ってくれて、見事に優勝できました。

現役高校生から最年長は50代まで幅広い世代が1つにまとまりと、とても楽しくて素晴らしく、強い、最高のチームになりました。

今年頑張ってくれた剛速球エースが、期末テストで来れないのを、同じ高校生の同級生が勉強の時間をさいて来てくれて見事な完投勝利を挙げ、友達の分も頑張り助け合うという素晴らしい友情を43歳になって分かち合えることは本当に素敵な事だと思います。

来年も皆で頑張ろうねと1人ひとりと握手をして別れ、ユニフォームを着替えて名古屋へと向かいましたが、到着してホテルで鏡をみたら目が真っ赤になっていました^^

年齢を考えて行動しなければいけませんね・・・

名古屋も久しぶりにお会いできる方も来られて楽しく過ごせました。

そして今日はいよいよ、初出店のギャラリー、小さい芽で搬入をしてきました。

オーナーもとても素敵な方で、娘さんもお人形のような素敵な女性で、美人親子でされていて、前回の洋館フェアで大丸でお会いしたアーティストの方がお人形好きなギャラリーの娘さんを連れてきてくれたのがご縁でした。

とても自然な出会いで、流れるように決まりましたのできっとお人形さんやアンティーク達が小さい芽にいきたかったのでしょう♪

世界的に有名な建築家、安藤忠雄さんの設計で震災後に作られた小さい芽。

美術の先生をしていたお母さんの為にと、倒壊した家を地域に貢献できるギャラリーを作ろうと家族で考え、1通の手紙を安藤忠雄さんに送り、実現したギャラリー小さい芽。

洋館店の実現と似たような、目に見えないものに導かれたような存在に初めて伺ったときに、中庭の素敵な樹を見ながらお話を聞いていて、強く感じました。

今日の展示準備もとても楽しく出来ましたし、お人形やジュエリー、アンティーク家具達も見事に納まり、洋館店がそっくりそのまま小さい芽に引っ越したようになりました☆

明日から6日まで12時から18時まで開催しますので、皆さん是非小さい芽にお越し下さい♪

洋館フェアで素敵な歌声を聞かせてくれている声楽家も毎日コンサートをしますし、楽しいイベントになっています。

二階で演奏会をしますが、教会のように椅子を並べとても素敵な空間が出来上がりました。

空が大きく見える窓の景色を見ながら生のクラシックを楽しみに是非お越し下さい。

使えば使うほど、とても工夫され、使う人の為の建築が出来ていると感動するような設計で出来ていて、さすがは安藤忠雄さん!と大納得の一日でした♪

アンティークドール、ジュエリー、テディベア、音楽、建築と見所一杯の、ギャラリー小さい芽「愛しのアンティークドール・ビクトリアンジュエリーフェアー」で皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

僕は毎日13時から18時までいますのでいつでもお越し下さいね^^

今回の買い付けはハラハラドキドキ、とてもドラマティックでしたので、また買い付け物語も楽しみにしていて下さい。

最後は信じられないような手助けをされて、僕はつくづく周りの人に恵まれている幸せ者だと痛感するような事がありました。

それも外国人が外国でそんなヘルプをされることなんてありえないことだと思います。

でも実際にありますので、世界平和をいつも生田神社でお願いしていますが叶うのではと思えてきます。

それでは皆さん一日一日寒くなってきますので、風邪などひかれないように気をつけて温かく過ごしてくださいね☆

僕は家の中でも上着などを着込み、少し動くと汗が出るような姿で過ごしていますよ^^

それではまた☆


右足を肉離れして少し足を引きずっている店長でした^^

夏には4盗塁と走りすぎて左足、帰国後には普通にしてて右足と、高校時代にはしたことのない怪我で、年齢を痛感しています。
でもめげずに、来年はならないように、インナーマッスルを鍛えてパワーアップを目指します♪
それでも筋肉が切れるなら監督に専念します^^

皆さんも気をつけて下さいね☆



2010年11月02日
僕が28歳の頃の話・・・


今日はイギリス、アーデングレイのフェアーに出かける。

以前にイギリス、ニューアークのビックフェアに出かけたが、広すぎてバテバテになり、ベンチでへたり込んでいると、ロンドンの業者に、ここは広すぎるが、アーデングレイのフェアなら上質で、丁度いい規模だよ、と教えてくれた。

聞いてから半年でようやく行けることになった。

ロンドンから列車で、牛や馬、羊などを眺めながら1時間半程で到着した。

小高い丘や、森など綺麗な緑色の木々が迎えてくれた。

とても素敵な緑の街。

アンティークフェアがなければ来ることのない場所。

アンティークはとても素敵な出会いを演出してくれる。

駅を出るともちろん来るのは初めてで場所はわからないので、いつものようにみんなについて行く。

50人ぐらいはこの駅で降りたがほとんどがフェアに向かう人だろう。

ほとんど同じ方向にゾロゾロと歩く。

これからの出会いにワクワクしているのが伝わってくるぐらい、みんなの足が軽快にスキップをしているようだ。

これがミュージカル映画なら軽快な音楽が流れ、タップでもするんだろうな・・・
そう考えていたら会館が見えてきた。

入り口には沢山の人が並んでいる。

5分程かかり中に入ると、会館の手前にオープンマーケットのブースが見えてきた。

そこの一番手前の店に、とても愛くるしい表情をした少女の絵画が目に入る。

眺めていると60代ぐらいの男性店主が。これはビクトリア時代の油絵だよ、と説明してくれた。

夕暮れか朝日かわからないが、太陽が少女の顔に陰影をつけていてとても魅力的だ。

価格は150ポンド。約3万円か・・・

来たばかりだし、荷物にもなるので一周りして、気になればまた戻ってきます、と伝えて会館の中に入って行く。

中に入ると沢山の人が並んでいた割には人が少ない気がする・・・

会館が広すぎるからかな・・・

家具、食器、アクセサリーの店が沢山並んでいて嬉しくなりながら1つ1つ見て周る。

でも目に飛び込んでくるような出会いがなかなか無い。

1時間程かけて、ほぼ1周しかけたところに、古いテディベアが並んでいる店が目に入った。


後ろにとても大きな丸太にクマが上っている置物があり、その前の台にテディベアとビスクドールなどが、少しだけ飾られている。

とても印象的なディスプレイだ。

50代ぐらいの、細身の女性店主がハローと声をかけてきた。

挨拶を交わしていると、大の中央に凄く可愛いお人形が寝そべっている。

丸い顔に、ブルーの大きな瞳、弧を描く綺麗な眉、クリーム色の生地に綺麗な刺繍をしたドレスを着た可愛い人形。

とても可愛いですね、と言うと、ベリーベリーラブリーF・Gですよ!と店主は興奮気味に話した。

F・Gとはどんな人形かは知らないが、ほんとうに可愛い。

価格を聞くと1000ポンド。

ドイツの子しか買ったことがないので、その高さにびっくりしていると、この子は少しキズがあるからこの価格だけど、完品なら3000ポンド以上はするのよ!と説明する。

どこにキズがあるんですか?と聞くと、ペンライトを取り出し、カツラを外して中からライトを照らす。

ここに少しヘアラインがあるのよ、と言うが全く見えない・・・

わからないですね、と言うと、ほんとに小さなラインだから、明るい所でないと見えないかもしれないわ、と店主は大きなゼスチャーで話す。

20万か・・・日本語でつぶやきながらF・Gを手に取る。

何度見ても可愛く綺麗な顔をしている。

どこかで見たような顔に思えてきた・・・

あっ、さっき入り口でみた絵画の少女になんとなく似ている!

店主にそれを説明すると、それは偶然ね、両方持つととても素敵よ!と言われた。

もう一度絵を見て来て良いですか?と言うと、もちろん!もしほんとに似ていたらもう少し安くしてあげるから、と言ってくれた。

戻るまでキープしてあげるからと言われて、F・Gを後にして入り口付近を目指し足早に向かう。


もし売れていたらどうしよう・・・

焦りがでてきたけど、冷静に考えればお人形に1000ポンドも出したことが無くて、買わないつもりだったのに、その気になっている・・

お金もそんなに余裕がない。

でもこんなに良いと思った人形は初めてだ。

とにかく絵を見て考えよう。

広い会場なのでようやくたどり着いた。

するとまだ2時なのにアウトサイドの店は片付け始めていた。

一番外の店を探す。

絵画を20点ぐらい壁にかけていた店だが見当たらない・・

ガッカリとしながら良く見ると店主らしい方が箱を運んでいた。

声をかけて、少女の絵画は売れましたか?と聞くと、車に運んだけどもってこようか?と言ってくれた。

さっき雨が降ってきたから急いで片付けたんだよ、と説明する。

中にいると雨が降っていたとは知らなかった。

少し待っていると店主がパッキンに梱包された絵を手に戻ってきた。

パッキンをひらくと、愛くるしい少女が出てきた。

そして、瓜二つではないが、やはりF・Gに似ていた。

店主のおじさんは、せっかく戻ってきてくれたから、100ポンドにしてあげるよ、と言ってくれた。

イギリスでそんな値引きをされたことがないので、びっくりした。

パリなら平気で半額以下になるが、イギリスでは1割か、最高でも2割が精一杯なのに・・

やはり縁があったんだと嬉しくなり、頂きますと言い、そのままパッキンで梱包してもらいサンキューと大きい声で店主と別れた。

そして急いでF・Gの所に戻る。

もうこれは思い切って買うしかない!気合を入れて足早に向かう。

大きな熊が目印の店に戻ると、店主がいない・・・

F・Gもよけてくれているのだと思うがそこにはない。

隣の陶器の店の店主が、ここのマリーはじっとしていられない性格で、すぐにどこかに買い物に行くのよ・・困ったもんだわ・・・と話してくれた。

15分ぐらい待っていると、マリーが僕の姿を見かけて走って戻ってきた。

ソーリー、こんなに早く戻るとは思ってなかったのよ・・と謝るが、手に持っている額縁を見て、私にも見せて!と笑顔で話す。

そして梱包をほどくと、オーベリースィート!と大きな声を出す。

F・Gにもそっくりよ!と喜んでいる。

こんなことがあるなんてね、と興奮気味に話すと、800ポンドでいいわよ!と言ってくれた。

絵とトータルで250ポンドも安くなった・・

絵が無料になり、さらにF・Gが安くなり交通費も出た。

やっぱり予算がない僕の為にアンティーク達が頑張って引き合わせてくれたんだ!
と心の中で思った。

ホントは店主が頑張ってくれたのだが・・

とにかく嬉しくなり、梱包されたF・Gと絵画を手にアーデングレイを後にする。


ありがとう、ニューアークでアーデングレイを教えてくれたイギリス紳士。

あなたの言うように上質で良い出会いがありました・・と心の中でつぶやきながら、緑の森を駆け抜ける・・


続く。



続きは次回にお送りします。



皆さんお元気ですか?

僕は久しぶりに少し腰を痛めましたが今は回復して何とか元気です^^

野球の試合が30日にあり、試合前に重たい野球道具を無理な姿勢で持とうとしたときにピリッとなり、そのままなんとも無いので、試合でも2本の2塁打を放ち快勝して、その後に球場近くの家に骨董の買取に行き、重たいトランクなどを運び、更に悪くなったみたいです・・

若いチームメイトが手伝ってくれたので、まだ良かったけど、もし1人ならもっとひどくなっていたと思います。

二日間ゴロゴロしたり、温めたり、ストレッチなどをしてほとんど回復して、病院にも行かずにすみました。

また完全になったら、腹筋背筋を鍛えなおさないといけませんね^^

最近は調子が良かったので油断していました。

気をつけます☆


そして10月は西宮阪急、北野天満宮、そして大雨の中の大須観音にも沢山のお客さんが来てくれてほんとうにありがとうございました。


そしていよいよ、今月はヨーロッパへ買い付けに出かけてきます♪

もっと完璧に腰を治して、沢山のアンティーク達を連れて帰ってこれるようにしたいと思います。

今回もロンドンのコレクター、フェア、オークション、パリにも向かい沢山のご縁がある予感がしています♪

なので皆さん楽しみにしていて下さいね☆

帰国後、翌日から開催される、洋館アンティークフェアでは早速披露しますよ♪

今回も、100年前の建物で、100年前のアンティーク達、100年前のピアノでの演奏会など、楽しいイベントになると思いますので、皆さん是非お越し下さい♪

今までは年に2回でしたけど、これからは年3回、5.8.11月と開催することになりました。

まだ来られたことがない方は、ほんとにアットホームなイベントですので、お気軽にお越し下さいね♪

建物を観に来られるだけでも楽しんでもらえると思います♪

100年前からほとんどのオリジナルな状態の異人館は少ないですし、神戸のお宝職人、西郷さんが直してくれた洋館ですので是非観に来て下さい☆


それでは皆さん、沢山のアンティーク達を連れて元気で帰国しますので皆さんも元気でお過ごし下さいね♪


またお会いするのを楽しみにしています。

そしてお越しになれない方の為にもなるべく早くこちらのホームページにも反映させますので、楽しみにしていて下さい。


それでは皆さんお元気で☆☆☆



毎日腹巻をして腰を暖めて寝ている店長でした^^

朝起きたら汗だくになっています・・

皆さんも寒くなってきたので気をつけて下さいね☆





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