2023年10月28日
皆さんこんにちは。
ロンドンはお昼前です。
今日はバーモンジアンティークマーケットの日なのですが、低気圧の影響で夜中に台風波の風で起こされるほどひどくて、
これではテントもみんな吹き飛ぶなと思い、先日の競馬場でもほとんどお会いできたので休みました。
普段から強風ですごい場所が今日のような大風だとどうなるかですね…
ロンドンは地震は2000年以上ないけど、時々大風が凄いと聞いた事がありますが、初めて体験しました…
窓ガラスが割れるかと思うほどでしたよ…
それで切り替えて、美味しい朝食後、部屋の清掃があるのでホテルのロビーで12月開催のクリスマス洋館アンティークフェアのハガキのデータ作りをしました。
iPadで作成してプリントパックで注文できるので本当に便利です。
今回は1800枚の注文で3000円です…
昔、西宮で古着屋の時代は名刺100枚で2000円や5千円してましたのですごい時代です。
お昼頃に清掃が終わっていれば荷物をおいて室内のアンティークマーケットへ向かいます。
3日目の昨日は素晴らしい一日となりました。
電車とバスと徒歩30分で最後はトトロが出てきそうな木のトンネルをくぐるとオークション会社の建物が…
ポツンと一軒家のように迷い込んだかと思うような道でした…
会場に着くといつもの担当者さんが笑顔で迎えてくれ、商品担当の兄さんも若くてイケメンでみんな優しかったです。
競り落とした沢山の素晴らしいジュエリーを抱えてみんなにサヨナラしました。
遠い日本からこんな田舎に来てくれたのはあなたが初めてでした…と言われました。
来月また日本から参加するスケジュールがありますが、みんなの顔が分かったので思い浮かべながらできます。
そしてオークション会場を出て、Uberタクシーを手配しようとアプリを開いても全く車が手配できません。
海まで近いので車で20分ほどの港町へ行きたいと考えていたのですが、Uberで行こうとの計画でした。
Googleで交通機関で行く方法を調べると、また30分徒歩でバス停まで行かないといけないと出ました…
そこで、よし、また歩こう!と気合を入れ直して、重たい荷物が増えたカバンを抱えて歩いて出ました。
バス停に着くとすぐにバスが来ましたが行き先を聞くとそこには行かないと…
次のバスを待っていても全くきません…
もう一度Uberで手配してみようとアプリを開いた途端、1番のバスが猛スピードで走って通り過ぎようとしました。
そこで顔を見て手を上げると、運転手さんが急ブレーキで止まってくれました…
こちらでは手を上げないとバスは止まりません…
定刻から20分が過ぎていて次のバスは1時間後、と出たのでUberでと思いましたが、ギリギリセーフでした。
行き先も確認するとOK!と聞いて安心。
20分ほどで終点に到着する前にジュエリー屋が目に入りました。
右側に座っていると見えないところですので、これは縁がある!とバスを降りてすぐに持ってお店へ。
予想通り、アンティークショップでも何でもないジュエリーと書いたお店でしたが、アンティークジュエリーが沢山並んでいました。
外のウィンドウを眺めていると1点面白いリングと、陶版画の綺麗なペンダントがありました。
防犯でドアはロックされているのでブザーを鳴らすと優しそうな女性が開けてくれました。
あそこのジュエリーが見たいですと伝えると笑顔でとってくれて、店内に案内されました。
店内に入ると、アンティークマーケットのようにほとんどのショウケースがアンティークでしたので、思わず、メニーアンティークス!と言うと、ここはアールデコの頃から営業しているジュエリーショップで、オークションなどでは一切買わない、地元の人などの買い取りだけで運営しているお店ですよ!と説明してくれました。
いわゆるセル&バイですね。
日本でいると質屋のようなものです。
そして伝統があるので古いものがどんどん増えてきたという事です。
全く知らずに来ましたが,オークションに行く前から、地図を見て、海が近いし海の上の素敵なアールデコ時代のレストランがあると調べてて、アンティークに呼ばれているような気配も感じていました。
なのでUberが来なくてもバスが来なくても何とかこの港へ行きたい!と。
その意味がわかりました。
ここのアンティークに呼ばれていたんですね。
珍しいパールのリングと超美しい陶版画のペンダント、そして話している途中に目に飛び込んで来た、小さなルビーとエメラルドとダイアモンドのリングの3点を書いました。
その小さなリングは女性も、オーナーもお気に入りでジョージアンからビクトリアンの境目あたりの素晴らしいジュエリーですよ!と興奮していました。
ディーラーだと言うと価格もおろし価格にしてくれました。
素晴らしい人達でした。
また来ますと言って別れました。
そして海の上のレストランへ向かって海へ歩くと素敵なアーケードがあり、海の入り口にレトロな映画館がありました。
その映画館から桟橋が延びていてその先にレストランがありました。
干潮で引いた砂浜でムール貝を集めている人がいましたし、何の鳥かわからない雀の倍ほどの鳥が大群で飛び回っていて、あまりの数にヒッチコックの映画、鳥のように襲われるのかも…と怖いほどの数でした…
そしてレストランへ入るとそれはそれは素晴らしい建物と内装でした。
定員さんが食事かドリンクかと聞いたので食事と言うと17時半で食事は終わりであと25分しかないですよと…
Googleで調べた時間は20時まで営業でした…
僕は25分で食べ終わります!と言うと笑顔で席へ案内されていました。
確かに誰もいなく、貸切状態です。
でも海側の席に案内されて、メニューもくれました。
色々な料理がありましたが、すぐにできてすぐに食べられそうなのはフィッシュ&チップスだ!と決めて、炭酸水と一緒に頼みました。
メジャーメニューなのでどこでもすぐに出てくることが多いんですよ。
10分ほどで大きな魚と大きなポテトのフィッシュ&チップスが…
綺麗な白身がとても大きく、めちゃくちゃ美味しかったですが、熱々でこれは20分で食べるのは難しい!lと思うほど熱々です。
緑色と白のペーストがあって、それをつけると冷たいので冷めますしそれがまた絶品…
ポテトも熱々なのでポテトにもペーストを塗りたくり、炭酸水で口を冷やしながら食べましたが、テレビの早食い競争のようでした…
店員さんは全てのテーブルの調味料などを整理しているし、閉店時間まであと5分!と頑張って最後まで食べ切りました。
入り口で案内してくれたマネージャーの女性にチェックプリーズと言うと、グレート!と言われました。
またゆっくり来て下さい、と言われて店を後にしましたが時間差で背中まで熱くなり汗だくに…
でも外は強風が吹いているのでちょうど良い感じです。
帰りのバスもすぐに来て、この港町は人気があるのでバスで10分ほどでブリティッシュレイルの駅があり、2時間でロンドンまで行けました。
オークションは海の手前の片田舎で行くのが大変でしたけど、この港町にはまだ来やすいです。
冒険の一日はまさかの出会いが待っていてくれた最高の日となりました。
でもどんな時も時間に急かされる店長でした。
これは宿命のような気がしますね。
それでも何とか間に合ったり助けてもらったり…
感謝ですね。
写真はまるでお店状態のホテルの部屋の机です。