2016年02月10日
皆さんお元気でしょうか?
洋館店の梅も開花して、毎日沢山の鳥が訪ねて来て、新芽をつついています。
長く続いたデパートイベントも無事に終える事が出来ました。
阪神、大須観音、神戸大丸、京都大丸、泉北高島屋と新年を明けてから楽しいイベントが続いていました。
全ての場所で、また新たな素晴らしい出会い、ご縁がありました。
そしていつもご愛顧いただく皆さんも訪ねて頂き、とても素晴らしいイベントとなりました。
イベントでお世話になった皆様、本当にありがとうございました。
スタッフも今回も二手に分かれたり、長時間の勤務をスタッフ総出で頑張ってくれました。
みんなの支えがあってこそのイベント成功ですね。
阪神は4月に、大須は18日に、京都大丸はまた夏以降に、泉北は6月に予定が決まっています。
それぞれの場所でまた皆様とお会い出来ますのを楽しみにしています。
詳しい日程が決まりましたらこちらでご案内いたします。
次のイベントは年に二回開店の、神戸店のフェアです。
まねきねこは僕が23歳の時に古着屋でスタートして、26年の時を歩んで来ました。
自分の感覚では10数年ほどのような感覚ですが、数えると26年です。
常に走り続けていると、月日が経つのが早いですね。
これから更に26年も続ける事は難しいと思いますので、これからは長く感じる事が出来るように、貴重な時間を大切に過ごして行ければ良いなと思います。
ただ続けたいと思っても続けられる事では無く、やはり、皆さんのご愛顧、応援があってこそ継続出来る事です。
皆さんのお陰で、こんなに素敵で、26年もの時を過ごす事が出来ました。
そのご愛顧に心から感謝して、3日間は全品半額セールを開催いたします。
この機会に、是非まねきねこ神戸店へお越し下さい。
皆さんのお越しを心からお待ちしています。
清原の逮捕で少しショックな店長でした。
高校二年生の秋季大阪大会で、その年の夏、ほんの2カ月前の甲子園大会で、1年生ながら優勝してスターになったKKコンビの桑田、清原率いるPL学園との対戦を、キャプテンが抽選で当てて来ました。
ほとんどのメンバーが甲子園で無敵の相手との対戦にガックリと落胆していましたが、僕は心の中で凄く喜んでいました。
対戦しようと思っても出来ない相手です。
間違いなく、今後、桑田はプロ野球のエースになり、清原はプロの4番打者へと進むスーパースターとの対戦。
ただ心配なのは、甲子園でもほとんど大差で勝って優勝したので、桑田が投げずに、控え投手を立ててくるのでは、と思いました。
僕が1年生の夏の大会時に三年の先輩が、同じく甲子園の優勝投手、PL学園の榎田(のちに阪急ドラフト1位入団)と予選で戦い、豪速球の投手から連打で追い上げて得点を重ね、もう少しで逆転まで行きました。
その時の対戦を相手監督が覚えていれば桑田で来るけど、今までの予選では温存していて、ほとんど投げていませんでした。
そして対戦前夜に、中学の同級生の野球部のキャプテンと銭湯で会い、明日PLと対戦するよと伝えると、もし桑田からヒット打ったら王将を好きなだけご馳走するわ!と約束しました。
そして当日の球場は、4回戦という事もあるし、何と言っても夏の甲子園をわかした桑田、清原のPL目当てのファン、プロ野球スカウトなど、超満員の人がスタンドを埋め尽くしていました。
こんな環境で野球をするのは初めてなので、ワクワクしながらグラウンドへ入りました。
同じように喜んでいたのは同じ中学の後輩でした。
その子はスカウトで鳴り物入りで高校に入学した優秀な後輩で、1年生からレギュラーで出ていました。
2人でニヤけながら、スタンドを見てすごいなー、と話していましたが、他のレギュラー陣はガチガチになっているのが分かりました。
ただ同級生のエースはいつも通りの雰囲気で黙々と投球練習をしていました。
そして1塁側のブルペンを見ると桑田がチカラの入った投球練習をしていました。
桑田と対戦出来る!とまたテンションが上がりました。
そしてプレーボールがかかり、大歓声でスタート。
まるで甲子園です。
僕はセンターを守っていましたが、この秋季大会うちのエースは絶好調で、センターから見るとよくわかりますが、キャッチャーが構えたところにほとんど投げていました。
今日も絶好調で、序盤は強打のPL打線、そして清原も完全に抑えていました。
僕もこの秋季大会は絶好調で長打も出ていたし、自信満々で打席に入りました。
ところが1打席目は、監督の指がクルクル回っています。
セフティバントのサインです。
僕は50メートル5秒台の足でしたので、相手投手が良い時にチャンスが作れない時は必ずサインが出ます。
そして成功して出塁して、また初球に盗塁のサインで盗塁成功、そしてヒットで1点を取り、ヒット1本で勝った試合も多くありました。
でも相手は最速140キロオーバーのプロ級の桑田です。
簡単にバントを決めるのも難しい球です。
初球はインコースの速い球が来ました、何とかバットに当てて三塁線を狙いましたが、球が速すぎて投手側に大きく弾みました。
投手を抜ける!成功だ!と思った瞬間、バンビのようなジャンプを見せて飛び込んで捕球して一塁へ送球、間一髪でアウトになりました。
高校生活でセフティバントの失敗、盗塁も失敗したことのない僕が初めてアウトに取られました。
さすが桑田です。
僕は打ちたかったのでサインは残念でしたが、バントヒットでもヒットなので、どうせなら決めてやろう!と思っただけに残念でした。
桑田は守備も上手く、バッティングも素晴らしい、正に野球の申し子でした。
清原を初め、ほとんどの強打者がうちのエースの交わすピッチングに抑えられる中で、桑田は5安打でした。
清原の第二打席では、甲子園でも見たことのない、送りバントを清原がさせられていました。
バントなどしたことが無いのか全くバットに当たらず、失敗していました。
それほどにうちのエースはPLを追いつめていたのですが、最終回にとうとう力尽きて、大量点を取られました。
勝負がほぼついた最終回、ようやく普通に打てる場面で僕に回って来ました。
今までうちの打線は、PLとの対戦を一緒に喜んでいた中学の後輩と、6番打者の2人だけのヒット二本に抑えられていました。
そしてツーアウトで僕の打席です。
もうあと1人なので、球場のPLファンはゲームセットの瞬間を待っています。
でも僕はやっと普通に対決できると意気込んでいて、初球から集中していました。
桑田もあと1人なので、全力で抑えに来ましたが、追い込まれながらもファウルで粘り、桑田の有名なエゲつないカーブも投げて来て三振を狙いに来ましたがそれも何とかファウル。
全ての球種を見れたので、嬉しくなり、フルカウントで、ここは絶対に速い球で来る!と読み、読み通りインコースのストレートでしたので、思いっきり叩くと打球はレフト前へ。
僕は大喜びで一塁へ走ると、ファーストを守る清原が、僕よりかなり背が高い上から目線で、何で打つんじゃ!と言う顔をしながら睨んできました。
一学年下なのに、なんて態度だろうとびっくりしました。
試合はそのまま終わり、敗戦でしたが、試合後にも桑田は相手ベンチに丁寧に挨拶にきました。
そっくりなお姉さんも挨拶にきました。
とても礼儀正しく、スターなのに謙虚で素晴らしいと思いました。
清原は好対照でずっとしかめっ面…
それ以外はとても嬉しい1日となり、負けはしましたが、甲子園でしか対戦出来ない相手と戦え、ましてヒットも打てて、忘れられない1日となりました。
僕はその日の夜に銭湯で同級生に、ヒット打ったで!と報告すると、嘘やろ?と笑われました。
僕は悔しくて、翌朝の新聞を翌日に持って行き、ホラ!と見せるとホンマなんやな!すごいな!とビックリしていました。
王将おごってや!と言いましたが、未だにまだおごってもらっていません(^ ^)
そんなもんですね。
僕の青春の1ページですが、一緒に戦った相手が麻薬で逮捕…
ショックですが、当時から桑田とは違い、悪い印象がありましたので、やっぱり…とも思いました。
若くしてスターになり、チヤホヤされて天狗になり、最後は逮捕。
でも同じように若くしてスターになったイチローや、パートナーの桑田はそんな事はしません。
やはり要素があったのだと思います。
人間なので誰でも間違いはありますが、子供たちに夢を与える立場なので、やはり許される事ではありません。
同じ世代として情けないですが、逮捕されても応援する人が多いほど、人気のある人です。
その応援、支援を背に受けて何とか立ち直り、皆さんに恩返しして欲しいです。
応援してくれる人がいる限り、立ち直るきっかけはいくらでもあると思います。
年初にテレビで放映されたOB野球大会でも無邪気な姿を見せていました。
僕自身は、高校時代の嫌なイメージしかありませんし、ファンではありませんが、やはりこのままでは終わってほしくないですね。
何とか普通に戻り、ファンに恩返ししてもらいたいです。
そして、もう一つショックな事もありました。
デビッドボウイの死去です…
僕は高校時代の三年の秋に、野球部を引退してアルバイト生活を送っていましたが、野外音楽堂でのデビッドボウイのライブを、バイト代をはたき、学校をサボって友達と見に行きました。
当時はデュランデュランなど、ビジュアル系の元祖の時代で、カッコ良くて、音楽も素晴らしいスターが多くいて、80年代の音楽シーンの真っ只中でした。
オープニングでモダンラブを歌いながら真っ白なスーツで登場した時は鳥肌が立つほどカッコ良く、大興奮のステージでした。
前から三列目で見ましたが、透き通るような白い肌で、真っ青な瞳、小さな顔で背が高く、同じ人間とは思えませんでした…
デュランデュランのライブも学校をサボって見に行きましたが大阪城ホールの二階でほとんど見えませんでした…
当時は家庭の事情でほぼ1人暮らしでしたし、ずっと元旦以外休み無しで野球ばかりしていた高校生活を終えて、自由になり、放課後は深夜までアルバイト。
そして稼いだお金で好きな事をして、高校生活を満喫していましたが、自由過ぎてサボりも多かったですね…
クラブをしていない人は1年生の時からこんなに楽しい高校生活を続けていたのか、と思いました。
その青春時代に影響を受けたデビッドボウイが…
先日はホイットニーヒューストン…
10代の頃に好きだったスターが次々といなくなるのは寂しいですね。
アースウインド&ファイアーのリーダーも先日亡くなりました。
やはり、見れる時に見ておかないといけません。
1度限りですが、あのライブの感動は今でも鮮明に覚えていますし、宝物です。
中学生の時に大好きになったオリビアニュートンジョンは、日本はクジラを食べる国だから…と言う理由でライブがキャンセルになりました…
なので当時は見れず、最近に熟成したオリビアを見に行きました。
シャルルアズナブールも日本最後のコンサートに行けましたけど、もう2度と来日されないそうです。
まだまだ見たいアーティストがいますが中々来日してくれません。
チャンスがあれば会いに行きたいと思います。
でもデビッドボウイのような、音楽も、容姿も、性格も、ファッションも素晴らしいアーティストは中々いませんね。
それだけに残念ですが、いつまでも変わることのない心の中の映像と、ダウンロードした綺麗な音で楽しんで行きたいと思います。
当時はプリンス、マイケルジャクソン、マドンナ、U2など、スターが数多く出てきた時代でしたので、毎日刺激的で幸せでした。
マドンナはまだまだ頑張っていますが、やはりマドンナ絶頂期の20歳で見た西宮球場でのライブは素晴らしかったです。
今は西宮ガーデンズになっていますが…
マイケルジャクソンは何度もトライしましたが最後までチケットが取れず残念でした。
ロンドン公演でもチャレンジしましたがダメでした。
皆さんも好きなアーティストのライブがあれば是非行ってくださいね。
いつまでも永遠に見れるわけではありませんので、行ける時に行って楽しみましょう。
それでは皆さん、僕の青春時代の話が長くなりましたが、僕も2月11日で49歳になります。
先日まで、今度で50歳!と勘違いしていました(^ ^)
42年生まれなので、早生まれで来年に50歳となります。
多く勘違いでしたので、1年得した気分です。
最後の40代を素晴らしい年に出来るように1日1日大切に頑張って行きたいと思います。
まだまだ寒い日が続きますが、皆さんも体調に気をつけてお過ごしくださいね。
暑さ寒さも彼岸まで、ですので。
引き続き、イベントは神戸店、大須観音、難波高島屋、川西阪急、梅田阪急と続いていきます。
それぞれの場所で皆さんとお会い出来ますのを楽しみにしていますs。
時間がありましたら是非お越しください。
それではまた。