2025年05月26日
皆さんお元気でしょうか?
ロンドン二日目は深夜から雨が降り続き雨音で目覚めました
ジューンブライドと言う言葉通り、イギリスでは6月の素晴らしい晴れの日が続く月以外は毎日のように雨が降ります
でも僕は晴れ男です
先日のキャッツの野球の試合でも雨が続いていましたけど試合開始になればやんで、終了と同時に雨で翌日の大阪リーグの参加予定の他チームの試合は雨で中止となりました
去年から今年にかけてまねきねこキャッツの試合は全て決行、他チームに3チーム参加していますが今年で4試合雨で中止です
ですのでポートベローへ行く時間には晴れてくるだろうと準備をしました
皆さんとの朝食ではいつでもどこでもビュッフェの全種類を食べる店長のお株を奪うような皆さんの豪快な食べっぷりにビックリ…
全員元気いっぱいで安心しました
朝食後、徒歩で2、3分の地下鉄の駅に向かいポートベローへ
今回は鉄道など乗り物大好きなメンバーがいますの出来るだけ交通機関を利用しての移動です
タクシーだけでは見れない景色や出会いがあって楽しいです
ノッティングヒルに到着すると、パカパカと馬の足音が聞こえて馬列が偶然通ってくれました
凄いタイミングで皆さんもパシリと撮影タイムです
ロンドンでは騎馬隊が道路を普通に歩きますし、ポリスも乗馬でパトロールしたり、馬車が走り抜けたり、日本では見られない光景を見ることがあります
ただ、それは本当に珍しい瞬間であり、幸先良いスタートでした
皆さんをロンドンが大歓迎してくれていると感じました
そしてポートベロー道路へ向かう途中では次は猫がお出迎え
ロンドンでは家の窓の中で猫を見ることはあっても道で猫に遭遇することはほとんどありません
動物への様々な規制が厳しく、飼うのも人間の住民登録のような管理の中でしか手に入れられない環境です
日本のようにホームセンターやペットショップなどで簡単に買える環境ではありません
ウチの花ちゃんのような保護犬などの数は日本とは大違いです
今回の猫ちゃんは飼い猫だと思いますが、皆さんが近づくと中へ入って行きました
馬に猫
これは正に幸運を招くまねきねこであり、吉兆に違いありません
100回以上渡英して路上で猫は初めてかもしれませんので
それこそ、キツネやリス、タヌキを見かける方がロンドンでは多いです
まだ今回はリスや白鳥がいる素敵な公園にはいけていませんが月曜日か火曜日にお連れして普通に都会に動物が住んでいるロンドンの素晴らしさを紹介したいと思います
ホテルから歩いて行けます
そして吉兆に間違いなく、早速素晴らしい出会いの連続でした
元エマニエル坊やと言われていたシェイドと最初に出会い、そこで皆さんは掘り出し物を次々とゲット…
まねきねこツアーでは、僕が買おうとするアンティークを皆さんが気に入ればお譲りすると言うルールを作っています
正に僕が本来なら全て仕入れているアンティークを全て皆さんが買いました
以前のツアーでは僕が買ったアンティークを、ホテルで改めて見ているうちに欲しくなり、見つけた価格でお譲りしたりもありました
シェイドでは多い時は30点ほどのアンティークを買うほどの内容も価格も素晴らしい30年以上のお付き合いのディーラーです
何千円の物から素晴らしい物まで他のディーラーに比べて相場の半額以下で買える超優良ディーラーです
皆さんは小さなミクロマンのようなブラッカムーア、サフィレット、モザイク、ゴールドジュエリー、可愛い動物のブローチなど本当に全て僕のアイテムを横取り、総なめの展開で笑うしかありません…
でもこれがアンティーク物語ツアーの醍醐味です
普段の買い付けの様子をリアルに体験して頂き、購入もできるツアーです
鑑定、値引き、交渉も全て致します
皆さん大興奮のスタートでした
ただ先走りすぎて、順番に一緒に観るルールを忘れて先々に行こうとして、あれの価格を聞いて欲しい!という人もいますが、ほとんどコピーです
30年以上通っていて、買える場所は限られています
全てのお店や蚤の市が安いわけではありません
2000店はあると言われているポートベローですが、ご縁があって超お値打ちで素晴らしいコレクションをわけてもらえるお店は8店ほどです
もちろんせっかくきていますし、僕もほとんどには目を通しますが、価格を聞いたり訪ねるお店は限られています
最初から新品を売っているお店、コピー商品を売っているお店、リプロダクション専門の業者、まねきねこ価格の3倍以上で販売しているお店など、最初から触れないお店も多いです
そこは知り尽くしていますので順番に巡りながら、僕がおすすめの素敵なお店で、ここでは掘り出し物があるのでじっくり探してくださいねと紹介して行きます
ですので好きなものがあれば間違いなく掘り出し物しかありません
今回も先走ってあの価格を知りたい!と言う参加者には、ここが終わってから聞くので待っていてくださいねと声をかけますが、やはり絶対に聞きもしない、買うこともないお店でしたしコピー商品でした
いわゆるアンティーク風に作った現代物です
ロンドンのディーラーは騙す人は少ないですが、アンティークですか?と聞いてもアイドントノウ?と返したりする場合があります
でも好きで価格が安いからと買ってしまえばそれは残念ながらコピー商品です
今日からはそのあたりも皆さんにもう一度説明して素敵なアンティークを訪ねる旅にしたいと思います
やはり時間が限られていて、その無駄な動きをすると全てのスケジュールが狂って行きます
イギリスの信じられないほどのアンティークの物量を目にすると舞い上がって、これも見たいあれも見たい!となる気持ちはわかりますが、皆さんが先走り暴れ馬にならないように手綱をしっかり掴み調教して安全、安心な旅にして行きます
その後は、長年探し求めていた物と出会い、もうこれで充分です!と言う感動の出会いを得たメンバーがいました
そこのディーラーも、もちろん長いお付き合いで信頼できる人です
優しくて素晴らしいコレクションの女性
元々お値打ちですが、高価な物なので何度も電話をかけてもらい、旦那さんの許可を得てかなりお値打ちにしてくれました
僕もおすすめしているゴールドジュエリーですが、金の時価で50万以上もあり、とても珍しい15金の懐中時計のチェーンです
15金は間違いなく19世紀のもので探しても中々出てきません
オークションで出ても100万円以上はしますし、日本のアンティークショプで見つけたとしても200万円ほどはします
それを100万円以下で買えました
これは間違いなく旅費が出ました
奥様もフレンチチェーンの素晴らしい細工のロングゴールドチェーンを買い、夫婦揃って同じような価値のある物を掘り出し価格で買えました
他のメンバーも珍しいボタンや銀食器など掘り出し物の連続で大喜びです
市場価格の半額以下での購入ばかりです
高価な物だけではなく、何千円、何百円のアンティークもあります
その様子を全く買わないメンバーも楽しそうに眺めていました
皆さんが喜ぶ姿をみると喜びが伝染します
そして皆さんが買ってばかりで全く買えない僕も、ようやく馴染みのディーラーで素晴らしいジョージアンのオリジナルボックスのシードパールセットと出会いました
シトリンが入っていて綺麗ですし、本当にフルセットです
そしてもう一つジョージアンのゴールドブレスレットもそれはそれは素晴らしい細工です
見たことのないデザインで素晴らしい金細工…
腕にはめてみるとなのでギリギリで右腕にも入りました
かなりタイトで細工の跡形が腕に残るほどですが、めちゃくちゃ気に入ったので腕につけたまま譲って頂きました
またご紹介致します
これでようやく2点です
1人で来ていたなら二桁数以上は確実に買っていましたがこれぞ買い付け旅行です
買う方も買わない方も楽しめる楽しいツアーです
そして小さなチャームやコスチュームアクセサリーなども価格を聞きたいと言う人がいましたが、月曜日にもっと超安く見つかる場所へ連れて行くからここでは買わない方が良いですよと助言しました
何でもかんでも安く売ってはいませんので
2000円コーナーのビンテージアクセサリーはポートベローでは高いお店では1万円
少し安くても3000円ほどはします
それならまねきねこで買う方が良いですし、その仕入れ先へもお連れしますので今日買えば赤字のようになります
それぞれの場所で適正価格で買わないとわざわざどこでも買える物を高く買う必要はありません
気持ちはわかりますけど…
手綱調整は難しいですが僕もめげません
ジュエリーを一通り見終えると、次はお値打ちなレース屋さんへ行きました
ドールボンネット、コットンドレスなどを買えて、次はリトグラフなどがお安いお店へ
オールドミッキーのアイテムを家族に買えて喜んでおられました
そしてポートベローでは素敵なお土産物のお店も多くあります
動物柄の可愛いゴブラン織の専門店へお連れして、タツノオトシゴ、猫、うさぎなどの可愛いゴブラン織クッションカバーを何千円で皆さん購入
空いていましたが、僕ら7人があれやこれやと見ていると人だかりとなりました
時間が経過して満員に膨れ上がるポートベロー
犯罪率も上昇しますので何度もカバンには気をつけて、スリが多いですよ!と声をかけ続けます
ツアーではショルダーバッグをたすき掛け、斜め掛けにしてお腹の前で手を押さえて持つルールを作っています
後ろにしたり横にするとすぐに中身がなくなります
リュックも切り裂かれて中が空っぽになります
携帯電話も持って歩くなら長いストラップで首掛けを必須にしてひったくり防止ルールにしています
せっかくの楽しい旅行でスリや強盗、盗難に遭うと全てが台無しとなります
事故のないように常に警戒が必要です
1番最初のツアーでは、何度もヨーロッパに渡航している業者の方が参加して、駅のカフェで椅子の下にカバンを置いていて盗難されました
慣れていても日本と同じ感覚で行動しているとやられます
その時も全員のパスポートを預かっていたので良かったですが、もし持っていたら予定通りに帰国できません
ポートベローを終えて今度はロンドンバスでアンティークマーケットへ向かいます
混んでいましたが、二階で座れて20分間のバスの旅です
目的地に着いて、そこから徒歩で15分ほど歩かないと行けません
行ければ行きたいと話されていたデパートがたまたま道中で見つかり、そこで買いたかったお土産などを皆さん購入出来ました
無駄が全くありません
そしてマーケットに到着すると、エレベーターですぐに屋上レストランへ
13時頃で賑わっていましたが席も確保できて美味しいランチを食べました
5年前のツアーで食べたフィッシュ&チップスを注文された方がおられて、巨大なサイズなので、皆さんにも分けてくれて、全員でイギリス料理を食べられました
魚が特に美味しく、イギリス料理はまずいと言うのは違いますねと皆さん納得されていました
本当にそうなんです
素材が美味しくて、野菜もお肉も卵も魚も美味しいんです
JALの機内食も美味しいですよと伝えていましたが、みなさん喜んでおられました
皆さんお腹がいっぱいでもう食べられないと話していましたが、デザートを食べないと金運アップになりませんのでブルーベリーケーキを僕が注文して7個に分けて一口サイズにしてみんなで食べました
ここのケーキはレモンケーキ、チーズケーキなどかなり美味しいんです
アンティークショップが100件以上入っているビルの屋上がレストランで、料理も美味しく、テナントの人以外のお客様も来られて大人気です
いつも京都アンティークフェアで一緒にお店を出している社長も名古屋で同じようにレトロビルでアンティークマーケットを経営されていて、屋上にレストランカフェをされています
おそらくここをヒントにされていますね
日本でナンバーワンの素晴らしいお店です
優しくて男前で温泉好き
素晴らしい人ですよ
屋上レストランでもロンドンに負けないぐらい美味しいデザートや料理があり、以前スタッフを連れてご馳走になりましたが喜んでいました
そして食事を終えると、ニコラスゲイジとの待ち合わせ時間が迫っていました…
ポートベローでの滞在が少し長くなっていたのと途中でデパートへも寄りましたので…
そして1階に降りてジュエリー店などを周り、仲良しのティンの店へ寄ると遅かったね!と苦笑いしていました
3月の時にこの日にみんなと来るよと話していましたので
そしてやはり素敵で可愛いビンテージ品がたくさんあるので皆さん楽しんで購入していました
動物物のデザイン、ベークライトのブローチなどをお値打ちで見つけていました
そして隣の店ではトムとジェリーの可愛い焼き物を見つけられて購入されました
少しの時間ですが楽しめました
そしてまた歩いて今度は地下鉄でホテルへ戻ります
バスよりも少し早いですので
電車もすぐに乗れて全員座れました
僕の前に大型犬を連れてきた人が座り、イケメンのワンチャンでした
手を出すと喜んでくれて身体を密着
名前を聞くとパーカー
スパイダーマンと同じです
顔を近づけるとベロベロと舐められました
可愛くて賢い子です
お父さんにベリーキュート&ハンサムと言うとパーカーにすぐ伝えていました
駅に着いてバイバイすると尻尾を大きく振っていました
駅に着いてそのままホテルへ戻るとニコラスゲイジ似の担当者がホテル前で待っていてくれました
すぐに車を取りに行き、たくさんの大きな段ボールをホテルへ一緒に降ろしてエレベーターで2回に分けて運びました
そして最後にロビーで残りの精算をして握手をして別れました
皆さんはそのまま部屋に戻っていたので一瞬しか会えませんでした
その後、段ボールを解いて順番に出しながら撮影もしていましたが、あまりの数でこれでは追いつかないと、段ボールを解きながら出して行くことに専念しました
段ボールだらけで寝る事も出来ない状態です
そしてそのまま延々作業を続けていると、皆さんとのスーパーでの買い出しに行けなくなります
それで途中で中断して買い出しに行き、皆さんが購入したアンティークもそれぞれにお渡ししながらミーティングを終えてまた部屋で作業スタートです
結局、サマータイムでも20時を過ぎると暗くなりだし、ライブ配信も断念しました
撮影はおろか段ボールからアンティークを出して行く作業だけで4時間かかりました
そして時差ボケで朝2時から起きて作業やロサンゼルスのオークションに参加したりしてほとんど寝てないのでシャワーを浴びてすぐに休みました
超ハードな1日を終えましたが皆さん安全に笑顔あふれる時を過ごせてほっと一安心でぐっすりと眠れました
明日は早朝からパリです
帰りは22時を過ぎますので、月曜日にライブ配信致しますね
それではまた