2017年06月05日
皆さんお元気でしょうか?
季節は梅雨へ向かい、洋館店の梅の実も日に日に大きくなっています。
今年はたくさん実っていますが、梅の実にアブラムシが発生していて、収穫は難しい感じです。
5月に雨が少なかった影響かもしれませんが、自然は少しの変化で様々な姿を見せてくれます。
パリ協定などで世界が一つになり、未来の地球を良くしていこうと言う流れを、今後も継続出来ることを願います。
真逆の動きをしようとする人がいますが、必ず一度流れ出した方向は簡単には変わらないと思います。
美しい自然、素晴しい地球への回帰を心から願います。
宿泊中の名古屋のホテルでの朝食会場で外の景色が見えて、屋根付きガレージの奥に、ツバメが巣を作り、早朝から大忙しでヒナに餌をあげる為に、親鳥が飛び回る光景を毎朝眺めていました。
ツバメは素早くカッコよくて、そして可愛くて大好きです。
今朝は鳴き声がすごく聞こえるな、と思っていたら、カラスが二羽、ヒナをくわえて屋根下から出てきました…
それでツバメが大きな声で泣いていたんです…
初めて見るショッキングな姿でしたが、これが自然なんですね…
親鳥が狂ったように飛び回り、カラスを追いかけていきましたが、大きさがあまりにも違うので、どうしようもありません。
巣までは会場からは見えないので、何とか数匹でも生き残っていれば良いのですが、一度場所が分かるとまたカラスが来ると思います。
ツバメはヒナを避難させる事は出来ないと思いますので、本当にかわいそうです。
まねきねこ神戸店のマンションのガレージにも毎年ツバメが巣を作り子育てしてます。
シャッター式ガレージですが、ジャバラになっていて小さい鳥が出入り出来る場所があり、カラスや猫なども入れません。
ですので絶対に安全です。
後は近所の銀行のATMの入り口にも巣を作りますが、そこも人が常に出入りしているので安全です。
もっと人が出入りする場所で巣を作って欲しいです。
カラスも近寄れないような…
それにしても大きさは違うとは言え、同じ鳥で、同じように子育てを巣でしている鳥が、違う鳥の赤ちゃんを襲うと言う事は、残酷ですし、カラスも他の大きな鳥に子供を襲われたら大変だと思います。
でも自然界では当たり前の弱肉強食ですので、そこにそんな感情は無いのでしょうね…
ツバメが苦労をして飛び回り、小さな虫をたくさん捕まえて育てて来たヒナが一瞬にしてカラスに食べられる無念を考えると…
小学生時代の生きもの係で、ウサギやニワトリをイタチに襲われた事件を思い出しました…
朝当番の僕は、早く学校に行き、餌を上げようと小屋を開けたら、可愛がっていたウサギやニワトリが死んでいました…
職員室へ行き先生に報告して、戻ると金網に小さな穴が開けられていて、先生が、これはイタチの仕業だな、と言いました。
みんなで、すぐ横にお墓を作りました。
あまりのショックで、しばらくは小屋にも行きませんでした。
動物も生きる為にする自然な行為だから、あまり気にするな!と先生に言われて、当時は野生の王国など、テレビ番組も自然界の弱肉強食などを扱う局が多かったので、納得はしましたが、実際に見るとやはりショックです。
僕は子供の頃、様々な生き物を捕まえて、カブトムシやクワガタ、カマキリを飼っていて、餌にバッタをあげる事も同じ事ですし。
亀の水槽にも小さな魚を捕まえてきて入れたり…
今では牛肉、鶏肉、豚肉、魚を好んで食べますし、やはり同じ事をしているんですね。
ですのでカラスには罪はありません。
僕は釣りが好きで、釣った魚は自分でさばいて食べますが、やはりさばく時に生きていると中々出来ません…
ディズニーのニモなどの映画をみると釣りもしづらくなります…
ですので、クーラーに氷を入れて、そこに魚を入れて行き、自然に死ぬのを待つか、バケツに入れて行き、釣りが終わる頃には動かなくなり、それをさばいたり…
大体は家に帰ってから調理しますので、すでに亡くなっています。
先日もタイの活造りと言うのが温泉旅館でついていましたが、生きたまま刺身にされて、動いている魚と目が合いながら食べるのは、どう考えても出来ないなと思って、女将さんに当日のチェックインで、活造りでは無く、しめてから出して下さいと頼みました。
女将さんは、本当は活造りが値打ちがあり、動いている魚しか食べないグルメには人気の看板メニューですが、たまにお客様のように、お断りされる方がいますよ、と言われました。
1泊2色付きで部屋に露天風呂が付いて12000円のお値打ち旅館でしたが、その価格で活造りが付いていると言うのが売りみたいです。
僕は温泉好きなので、お部屋に露天風呂があると24時間好きな時に入れるので、それだけで充分で、活造りでなくても良かったのですが…
好きな方はエビの踊り食いとか好んで食べられますが、僕は無理です。
動物も殺傷をしますし、人間も生きものを殺傷をして生きています。
これからは、更に気持ちを込めて手を合わせて頂きます!と言わないと、と心に誓いました。
先日の買い付けでは、1人での渡英となりましたが、宣言した通り、基本に戻り、初心に帰って過ごせました。
どれを見てもときめいていた、23歳の時の初めてのパリ。
そして24歳で初めての渡英で、アンティークの多さに心を奪われ、全部欲しい!ロンドンに住みたい!と興奮した時の気持ち。
その当日を思い浮かべ、ラ・ラ・ランド、ムーンライトなど映画もたくさん観ながら長いフライトを経て行きました。
ムーンライトでは、今良く話題になる性の多様性、LGBTの主人公のお話です。
僕が大好きな作曲家コールポーターの映画の五線譜のラブレターも同性愛の主人公のお話しですが、かなり昔のお話しです。
美輪明宏さんやエディトピアフも、歌で多様性の愛には何の罪もない、と歌っています。
人が人を好きになるだけの事。女どうし、男同士など何の問題もないはず、愛する権利は誰にでも平等にあるはずと昔から歌っています。
僕も全く同感で、今は企業でもLGBTを支援します、受け入れます、と宣言をしたりしています。
まねきねこでも以前から書いていますが、LGBTを支援しますし、受け入れます。
生まれた時から身体と違う性が宿ったり、思春期から気が付いたりと様々な場合がありますが、僕の周りには中学校の時から割といました。
それでも、それでイジメられたりは無かったと思いますが、やはりからかわれていた子はいました。
本人の気持ちになると、かなり苦しんでいたかもしれませんね。
ロンドンでは同性婚が認められていますし、エルトンジョンや、ジョージマイケル、クィーンのフレディマーキュリーなど大スターでも、堂々と宣言していました。
ムーンライトでは子供の頃の繊細な気持ち、感情を見事に捉えた素晴らしい映画で、観終わったあとに、何とも切ない気持ちになりました。
今は関西からの直行便が無いので、トータル17時間かかるんです…
関空が出来るまでは大阪からいくらでも直行便がありました。
関空が出来て、2,3年で直行便が無くなり、東京経由でしか行けなくなりました。
エコノミークラスでも美味しい食事や映画が見放題ですのであっと言う間に到着しますが…
また復活して欲しいなと思います。
買い付けでは初日の朝から雨でロンドンらしいスタートでした。
滑り出しから順調で、素晴らしい出会いがありました。
いつもよりも更に、120パーセント自分が大好きなものしか買わない!と心に誓っての買い付けでしたので、純粋に大好きなものだけ集まりました。
コレクターには今回は厳しい…と言われましたけど。
蚤の市、アンティークセンター、コレクター、アンティークフェア、ドールショウなど、全てが素晴らしく、時間が足りない程の素敵な買い付けとなりました。
前回よりも短いスケジュールでしたので、本当に余裕が無く、久しぶりに買い付け以外はどこにも出かけない、と言うロンドンでした。
でもアンティークそのものが大好きなので、全く問題無く、それだけで充分です。
夕方は早く部屋に戻り、買い付けたアンティークを整理したり、並べて写真を撮ったり、と深夜までかかる毎日でした。
やはりしっかりと整理、梱包をしないと、せっかく出会えたアンティーク達を無事に日本へは連れて帰れません。
100年以上生きてきた貴重なアンティークですので、僕の不手際で壊したり失くしたりすると許されませんから…
そして写真でも紹介しましたが、たくさんのアンティーク達を無事に連れて帰ることができました。
帰国後はすぐに洋館フェアが開催されましたが、こちらでも、本当に連日たくさんの方が全国から訪ねて頂いて、とても素晴らしいフェアとなりました。
まねきねこのスタッフ、いつものシェフ、そしてピアニストのともこさんも、本当に頑張ってくれました。
洋館フェアでお世話になった皆様、本当にありがとうございました。
次回は10月に開催予定ですので、また是非洋館フェアに来て下さいね。
そしてフェアの後は大須観音骨董蚤の市が開催されました。
23歳の頃から出店していましたけど、当初は18日と28日の毎月、そして年越し蚤の市で大晦日から5日までの出店、年に一度の名古屋町人祭り、年に3回の名古屋骨董祭と毎月二回以上も名古屋へ来ていました。
15年程前からは、名古屋骨董祭はやめて、大須も毎月の出店では無く、関西のイベントやデパートイベントと重ならない時だけの出店となり、年に4・5回の出店でした。
そして最近では名古屋骨董祭への復帰、そして名古屋タカシマヤへの出店などがありました。
大須観音では悪天候で行けなくなったり、去年も台風や大雨で出店を取りやめた日に、大須へ出向いて頂いた方もいてご迷惑をおかけしたことがありました。
そして元々は大須観音への出店業者さんは、月二回の出店を必ずしています。
僕は会長さんの計らいで、たまにしか行けないのに場所を確保してくれていました。
それも悪いなとも思っていましたし、大須の方も名古屋骨董祭へ来て頂けますし、タカシマヤへも来て頂けますので、名古屋の方にご迷惑をおかけする事はないとの判断で出店をやめる決意をしました。
ただ、先日に夢で語った、まねきねこ全国ツアーでは、フェリーで北海道へ行き、毎週どこかの蚤の市やフリーマーケットなどで出店しながら、全国を縦断しながら神戸へ戻ると言う際には、是非大須もタイミングと場所があれば出て見たいと思います。
早速いつ来られますか?などとのお問い合わせも頂きましたので、いつか実現したいと思います。
先に神戸から順番に名古屋、静岡、東京、東北と縦断で登って行き、最後に北海道からフェリーで日本海へ戻り、富山の蚤の市へ行ってから戻るのも良いですね。
下へ下がるときは、岡山、広島、福岡、大分、熊本、鹿児島、屋久島、沖縄へ行き、フェリーで四国に戻り、高知、徳島などで蚤の市へ出店して神戸へ戻るとかも良いですね。
どちらにしても、登る時は東北が吉方位の時、下がる時は南西が吉方位の時に行くつもりです。
様々な場所で皆さんにお会いできる日を夢見て頑張りたいと思います。
名古屋タカシマヤが終わると、北花田阪急の閉店セール、京都大アンティークフェアとイベントが続きます。
7月は少し空きますので少し早い夏休みで、8月は1番暑い時ですが、連日イベントがあります。
北花田阪急は本当に最後の出店となりますが、僕は初日に行きますので、是非お時間がある方は北花田阪急へお越し下さい。
そしてアンティークジュエリー、ドール共に、オークションのアンティークたちが世界中から今月中に来日します。
いつ到着するか分かりませんので、楽しみにサイトをご覧ください。
届きましたらすぐに撮影してアップいたします。
内容をお知らせしますと、人形は25体ほど、テディベアやぬいぐるみは40体ほど、ジュエリーは時計を含めてクオリティの高い物が30点ほど到着します。
スコットランドやアメリカ、ロンドンなどの人は、本当にのんびりしていますので、いつ到着かが全く読めません…
いきなり関空税関からの電話で、ハッ!とビックリすることが多いです。
発送しました!と言う連絡も無いんです…
きっちりと連絡を頂ける日本とは違いますね(^^)
ですので、いつ届くのかなぁ、とのんびりお待ち下さいね。
いくら遅くても京都大アンティークフェアまでには届くと思いますので。
これから僕の大好きな暑い夏が来ますが、皆さんも暑さ対策を今からしながら、体調を崩さないように気をつけて下さいね。
でもその前に梅雨ですね。
梅雨時期もやはり体調を崩しやすいので気をつけて下さい。
タカシマヤは火曜日に終えて神戸へ戻り、水曜日の朝にほっともっとフィールド神戸で野球の試合があり、天気予報が悪いので何とか昼までもって欲しいと願う店長でした。
今回の買い付けの帰国後翌日にも試合で時差ボケパワーで打てたので、今回も名古屋パワーで頑張りたいと思います。
この時期は敵は相手では無く、雨です(^^)
雨で中止だとスケジュールが狂いますし、ほっともっとフィールド神戸のように抽選で当たらないと試合が出来ない貴重な機会は、雨だと順延は無く中止となりますので…
甲子園や大阪ドームなどは民間の所有物なので1試合あたり50万円や100万円もするそうです。
ほっともっとフィールド神戸は神戸市の持ち物ですので16000円で出来ます。
1チーム8000円ですね。
なので抽選はかなりの倍率となります。
そこはくじ運の良い店長ですので、今年はすでに二回しましたし、6月も二回当てました。
特に今度の水曜日は普段は土日休みの若手メンバーが有給を取って来てくれるので、何とか開催出来ればと思っています。
てるてる坊主を作って願いたいと思います。
それでは皆さん、今もたくさんのアンティークがありますが、これから入荷するアンティークも楽しみにしながらサイトを楽しんで下さいね。
皆さんとサイト、イベントでお会いできますのを楽しみにしています。
追悼
僕がロンドンに行く前後、そして昨日もテロがありました。
ロンドン橋もウエストミンスター橋どちらもいつも通る道です。
童謡にある、ロンドン橋落ちた、の歌詞の橋です。
バラマーケットは、いつも行くバーモンジーアンティークマーケットの近くですし、タクシーが無い時は、バーモンジーマーケットへ行くのに、バラ駅まで歩いて行く時もあります。
本当にいつも通る道です。
コンサート会場は僕が宿泊するホテルの近くの駅、ビクトリア駅という同じ名前でしたので、ロンドンビクトリアでは無くマンチェスターなので違いますが、心配してメールも頂きました。
本当に残念な出来事ですが、ひとごとではありません。
たまたま被害に遭わなかっただけで、誰もがあうかもしれない悲劇です。
連絡をくれたロンドンの友人もショックで傷ついていて、みんなロンドンへ来なくなるのでは?と心配していました。
でも僕は、昔もっと爆発があり、ひどかったIRAのテロの時も毎月ロンドンへ行ってましたし、テロが有るからと行かなくなることは絶対に無いですよ、と言いました。
自然を大切にする世界、そして人を大切にする世界へとなることを心から願います。
心からご冥福をお祈りします。