“アンティークまねきねこ”は、ヨーロッパのアンティーク・ジュエリーとドールの専門店です。
19世紀から20世紀にかけてのアンティークジュエリー、コスチュームアクセサリー、ビスクドール、テディベアなどが勢ぞろい♪ ☆素敵な出会いがありますように☆☆☆

ホーム店長日記2011年8月
2011年8月
店長日記:1
2011年08月19日
僕が24歳の頃の話の続き・・・


とてもにこやかな店主の女性が、ボンジュール!と明るく挨拶をくれた。

ボンジュールと返すとウインクしてくれた。

もうウインクには少し慣れたけど、去年初めてフランスに来たとき、女性にウインクをされる度にドキドキして、どうしたらいいんだろうとうろたえていた。

日本ではない習慣なので、前向きな僕は、もしかしたら僕のことを・・・などと考えていつもドキドキしていた。

今でも普通の挨拶なんだとわかっていても、まだ少しドキドキする。

そしてキラキラ輝いているジュエリーケースを覗き込むと、星の形の綺麗なブローチ1点に眼が吸い込まれた。

ケースの中には100点以上のジュエリーが入っているのに不思議な感じがした。

白い透明の石が詰まっていて、朝日にあたりキラキラと光を放つ星のブローチ。

店主が取り出して見せてくれた。


フランス語でペラペラと説明してくれるが、さっぱりわからない・・

電卓を取り出し、セ・コンビアン?と価格をとりあえず聞く。

そして電卓に価格を打ってくれている間に手に取ると、結構ずしりと重みがある。

後ろを見ると金のようだし、もしこれがダイヤモンドならもちろん手が届かない。

そして電卓を返してもらい確認すると2200フラン。

日本円で計算すると、22円を掛ければ約5万円になる。

ダイヤモンドだとしたら値打ちだし、そうでなければ高いという微妙な価格だ。

そう考えながらも手のひらでキラキラと光を放つ。

ダイアモンドですか?と英語で聞くと、ノンと言った後にまたペラペラとフランス語で説明する。

とにかくダイヤではないということだ。

現代物ならジルコンや合成石。

アンティークなのでガラスかな・・・

予算もあまりないし、キラキラと綺麗で気に入ったけど、リアルストーンでないのなら高いので、少し考えようと思い、メルシーと言って星を返す。

すると店主はまたフランス語でペラペラと話して、僕の電卓を取り、数字を打ち込む。

値切ってもいないのに、安くするからどうだという感じで僕に見せる。

数字を見ると1500フラン。一気に3万円ぐらいまで下がった。

あまりの速い展開になんて返せばいいのかもわからず、電卓を見ているとまた電卓を取り上げ、これでどうだ!という感じでまた僕に見せる。

見ると1000フランになっている。

僕はこの間、ボンジュール、セ・コンビアン、メルシーしか言っていないのに、わけがわからないまま、半額以下に下がっていた。

どうにかして売りつけたいのか、僕がとても好きになっているのを見越して安くしているのかどうかわからないけど、店主が必死になっていることは間違いないし、こうしている間にも、もうこれ以上は絶対無理だから!みたいなゼスチャーで何か言っている。

値切ってもいないのにおかしくなり、笑うと、またにこっと笑顔でウインクをしてきた。

オッケーと言いお金を出すとメルシー・オバーと良いながらホッペをくっつけてきた。

ウインクは慣れたけどホッペは初めてされた・・・

真っ赤になりながら何年頃の物なのかを手帳に書きながら聞くとc1830と書いてくれた。

とても古いものだ。

ついでに石も書きながら聞くと、フレンチ何とかと書いてくれた。

もしかしたら本で見たことのある、フレンチペーストの事かもしれない・・・

昔の模造宝石だ。

赤い顔をしながらメルシーと言い星を受け取ると、またウインクしてまた来てねみたいな事を言われた。

年齢は30代ぐらいだろうか。

僕とそんなに変わらないのに、一人で朝早くから蚤の市に出店している。

ジュエリーとガラス製品小物だけを扱っているから女性でも一人で出せるのか。

だから大きいテントやパラソルなどはなく、太陽が当たりガラスもジュエリーもキラキラ光りちょうどいいのかも。

雨が降れば大変だけど・・・

そんなことを考えながら歩き出すと、道と道の間のスペースに大きな箱を持った男性が立っている。

僕と眼が合うとニコッと笑いながら右手のハンドルを回した。

オルゴールだ!

良く見ると民族衣装を着ている大道芸人だった。

クラシックな曲が流れ出しとても華やかな雰囲気になる。

母を訪ねて三千里のペッピーノ一座だったかな?

そんな感じでとても楽しいオルゴール。

僕が最初に聴いて立ち止まっていたけど周りを見渡せばもう30人程集まっている。

みんな笑顔で喜んでいる。

クリニャンクールではない素敵な大道芸人。

蚤の市にピッタリだ!

骨董好きが世界中から集まり、毎週開かれているヴァンブの骨董市。

きっと大昔からこんな雰囲気で沢山の人が楽しんできたのだろう。

歴史とパリの素敵な風、太陽、音楽を浴びながら素敵な出会いを求めて歩き出す・・・




続く


続きは次回にお送りします。



皆さんお元気でしょうか?


猛暑が続き、大変でしたけど僕は体調も良く、絶好調で過ごしていましたよ♪


前回に書いた試合も何とか逃げ切り、22連勝を飾りましたし、昨日も猛暑の中、名古屋、大須観音骨董市も元気に出店してきました☆

向かうときは帰省ラッシュに合い、計30キロの渋滞に巻き込まれましたけど、昨日の帰りはスイスイ帰れました。

暑い中名古屋にも沢山のお客さんが来て頂いてほんとうにありがとうございました。

先日ありました京都高島屋も、初めての出会いが沢山ありましたし、新しいスタッフも頑張ってくれてお客さんもデパート側も喜んでいただきました。

ほんとうにありがとうございます。

そしてその後は芦屋大丸と、休みはほとんどなく、毎週木曜日の野球の練習などもこなし、元気な夏を過ごせました。

それもこれも優秀なスタッフとみなさんのおかげです。

明日は朝から試合があり、また今夜バッティングセンターで打ち込み、明日も快勝出来るように頑張りたいと思います。

猛暑の中、野球をしている影響か、今年は全く夏バテ知らずで過ごせています。

このままあまり調子に乗らずに元気に過ごせるように気をつけたいと思います。

ただ節電にも気をつけて、先月ぐらいから生活習慣も変えましたのでそれも効果があったかもしれません。


風水師で宮司さんでもあります、ドクターコパさんが、節電にもなるし運気アップにもなる早寝早起きをしましょう!と言ってましたので、11時には寝て朝6時に起きる習慣をつけました。

そして近所の公園で開催されていた毎日のラジオ体操にも行けるときには出かけ、ご近所さんとの交流も出来ました。

太陽が早く出る季節は特に節電になりますね☆

朝6時で天気が良いと電気をつける必要がありませんし、仕事もはかどります。

なので最近は仕事で遅くなるときも、11時を過ぎると眠たくなり仕事がはかどりません・・

体が慣れてきたんですね☆

原発の問題もありますので、本気で太陽光発電の導入も考えています。

このまま早寝早起きで過ごしていきたいと思います。


来週は京都の北野天満宮の骨董市がありますので、また猛暑の中頑張りたいと思います。

そして、天神さんが終わりますと、いよいよ年3回の洋館アンティークフェアが26日から29日まで開催されます。

今回はサマーセールとなりますので、全商品半額セールとさせていただきます。

年2回のセールですので皆さん是非お越しください。

そして毎回開催する演奏会も、金、土、日曜の3日間開催します♪


金曜、日曜は僕のピアノの先生が約30分クラシック、叙情歌、シャンソンなどの素敵な曲を聞かせてくれます♪

土曜日は今回、初めての参加になる若きアーティストが登場します。

高校生の二人がクラシックを演奏してくれますのでみなさん是非聴きに来て下さい♪

料理も、ホテルの料理長が今から食材の手配をして準備をしてくれていますので、今回はどんな料理になるか楽しみです♪


僕の弾き語りは、最近の忙しさを言い訳になかなか練習ができていませんが、機会がありましたら頑張りたいと思います^^


洋館フェアが終わりましたら、すぐに西宮阪急、神戸骨董祭、梅田阪急とまた連続イベントになりますので、また皆さんにお会いできるときを楽しみにしています♪

西宮阪急と神戸骨董祭は重なっていますので、西宮阪急には31日、9月5、6日の3日間しか店頭に行けませんのでよろしくお願いします。

梅田阪急は昼12時から19時頃まで毎日います♪

神戸骨董祭にはもちろんずっといますので是非遊びに来て下さい♪

そして今月はまだ、日航ホテル大阪店の店番の日もありますので、そちらにも是非お越しください♪21、22、23日の3日間はずっといますし、どうしても洋館フェアに都合が悪く行けない、という方はその期間にも、特別にセール価格にさせて頂きます☆


先日、神戸市の方が来られて、洋館店を登録文化財にする手続きを進めていただきました。

京都の町家もそうですが、神戸の異人館もどんどん少なくなってきています。

そこで神戸市は、様々な補助などを設けて、古い町並みを残していこう、というプロジェクトが組まれました。

様々な手続きや、調査などで1年はかかるそうですが、この昔の洋館の驚くべき真実!?などが明らかにされていくらしいので、調査そのものも楽しみです♪

なにせ昔の建物ですので、こまめな聞き込みや、神戸市に残っている資料などをしらみつぶしに調べていくそうです☆

また明らかになりましたら皆さんにも報告しますね^^

僕が知っているのは、ロシア人が住んでいて旦那さんが病院の理事長で奥様はピアノの先生、南側には神戸を代表するお城のような、東亜ホテル(火事で消失)が聳え立っていて、その先を見れば神戸港で黒船が見えていたという話です。


今でも少し海が見えますし、東亜ホテル跡の外国人クラブの庭には、その当時のプール、大きな松の大木が立っています。

その眺めを見ているだけで明治から戦前までの昔の風景がよみがえります。

なのでタイムスリップもしに、洋館フェアにも是非お越しください♪

150年まえのピアノの音色を聞きながら、神戸の街を楽しみに来て下さい♪


それでは皆さん、またお元気でお会いできるのを楽しみにしています☆




明日も必ず勝って23連勝を飾ってきますね☆
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