“アンティークまねきねこ”は、ヨーロッパのアンティーク・ジュエリーとドールの専門店です。
19世紀から20世紀にかけてのアンティークジュエリー、コスチュームアクセサリー、ビスクドール、テディベアなどが勢ぞろい♪ ☆素敵な出会いがありますように☆☆☆

ホーム店長日記2019年8月
2019年8月
店長日記:1
2019年08月30日
4年ぶりの買い付け物語旅行へ、今回は関空からの出発。

関空が出来てから、しばらくはロンドンへは直行便があったけど、3、4年ほどで着陸料金が高いからと、英国への便が次々と撤退して、最後の砦のJALまでも、東京からしか飛ばなくなった。

それまでの伊丹国際空港の時は英国航空、JALなど直行便はあったのに…と関空が出来た事を悔やむ日々が続いていた。

それが2019年5月から英国航空が関空からロンドンへの直行便を復活する!とのニュースが出て、10年ぶり以上の復活劇。

英国航空は日本航空と共同運行をしているので、今回はJALで予約を取り、関空からの直行便での渡英。

車で関空へ向かう途中にアメリカから電話が入り、オークションに電話で参加。

そしてゴーチェ、スタイナーなどのドールを落札してちょうど皆さんとの待ち合わせ場所に到着。

縁がある子は電話がスムーズに繋がるし、縁がない場合はタイミング悪く繋がらない。


北海道から参加の方とも無事に合流出来て総勢10名で無事に出発するつもりが、チェックインで思わぬ出来事が…

1人だけ予約の名前とパスポートの名前の順番が違っていた…

姓名が逆に登録されていた…

JALのカウンターの女性が責任者へ確認を取りに行く。

僕はスペルを間違えてはいないので何とか乗せて欲しい!と頼むと、入国時に英国で入国拒否になった際に保証は出来ないとの条件付きならこのまま搭乗しても大丈夫です、と言われ、ひとまず安心。

本来は、1字でもスペルを間違えていたりすると国際法で搭乗できない。
柔軟性のある担当者で良かった。

入国審査は英国は厳しいけど、交渉には自信があったので乗れば何とかなる。

そう言い聞かせて皆さんと搭乗してロンドンへ。

約12時間のフライトでは、24時間前にウェブチェックインをして座席指定をしたので、皆さんできるだけ近くで並び、皆さんの様子を見ながらのフライト。

東京経由でのJALの飛行機なら映画も吹き替えや字幕があるけど、ブリティッシュの飛行機なので全ての映画では日本語が無く、半分以上が英語となっている。

リモコンの操作も、少し複雑なので、その説明をしたり、後ろの場所にチョコレートなどのお菓子が食べ放題な事を伝えたりしながら自分が一番たくさん食べたり…

初めてのヨーロッパ旅行の方もいるので注意をしながらも僕は映画を3本は観る事が出来た。

少し気分が悪くなった方はいたけど無事にロンドンへ到着。

そして緊張の入国審査場へ。

いつもはターミナル3に到着だが、今回はBAなのでターミナル5。

入国審査場もいつもの場所とは違うが、全ての旅行者、と書かれた場所に向かおうとすると、参加メンバーの最後尾に歩いていた方が、こちらへ行くようにと言われています!と言うので確認すると、日本人もこちらから大丈夫!との文字が。

日本から出国するときにも最近出来た自動入国審査の機械があり、パスポートを機械に入れて、写真を撮影してICチップでデータを診断して、そのまま入国。

入国審査官とのやりとりも無しですぐに入国できた。

ターミナル3なら長時間並んで、そして審査官とのやりとりもある。

心配していた1人の入国も問題なく出来たので一安心。

そして荷物を受け取りタクシーでホテルへ向かう。

1台で5、6人乗れるロンドンタクシーを2台に分かれて乗車するが、後ろの1台がホテルの場所が良く分からないと話す。

大きなホテルではないので無理はないが、地図も見せてノッテングヒルの駅からまっすぐなのに…

前のタクシーに場所を確認しながら向かうが、途中離れたりしながらも何とか無事に到着。

ロンドンはサマータイムで夜9時半から10時頃まで明るい。

到着は18時前。

18時半にロンドンオークションのニコラスケイジ似のスペシャリスト(鑑定人)と待ち合わせをしていたので何とか間に合った。

それぞれの部屋に荷物を運び、案内をしていたら約束の時間を過ぎかけたが、ニコラスケイジから電話が入り、道路が混んでいるので少し遅れるとの事。

しばらくして玄関を観ると外でインターホンを押していた。

普通のホテルとは違い、カードキーが無いと外からはホテルの中に入れない。

これこそが安全なホテル。

大きなホテルは不特定多数の方がいつでも出入りできるので怖い。

僕は中に入れてもらえない彼を中からドアを開けて迎え入れた。

そして買い出しに行くメンバーとロビーで合流して紹介すると、店長日記の物語を見ている方でニコラスケイジ似の担当の存在を知っている人もいて喜んでいた。

次回の秋のドールオークションの事で用事があったので、その仕事を済ますと皆さんと一緒に彼とも記念撮影。

そして近くのスーパーへ買い出しに。

1人は気分が悪いからと部屋で休んでいて、ほかの方もそんなにお腹が空いていない人もいるので、スーパーやテイクアウトのお店でお買い物をしてそれぞれがお部屋で食事をとる事に。

前回はほぼキチンと食事に行ったりしたけど、その時もあまり食べられない人もいたかもしれないなぁと反省しながら、僕はテイクアウトのタイカレースープとお寿司を部屋で食べた。他の人には真似できない組み合わせ…

グリーンカレーと同じようにスパイスが効いていてハーブもタップリ入っていてとても美味しい。

今回のホテルはポットも完備していてコーヒーや紅茶、クッキーなども無料で食べられる。

女性の部屋で、窓の外から丸見えになる部屋などの問題が出て僕と交代したりしながら、何とか無事に寝る事が出来た。

今回も満室で、半年先まで満室の口コミの評価も高い超人気ホテルなので、自分達で変わるしか方法が無い。

僕は丸見えでも問題ないのでそれでクリアできて本当に良かった。

他の部屋でも電気が切れていたり、お風呂のドアが閉まらないなど、昔の建物ならではのトラブルがあったけど、それぞれ対処する。

お化けが出るなどの事以外は対処出来るけど、前のホテルでは一つの部屋で恐ろしい場所があった…

それは対処不可能…

電球は次々と切れ、夏でも凍えるように寒く、毎日トラブル発生…

部屋を変えてもらうしか方法がない。

ロンドンではお化けが出る部屋は人気があって予約が取れない…絶対に興味はないけど。


翌日、金曜日は朝7時に食堂で待ち合わせ。

真ん中の横に並んだテーブルを少しくっつければ10人が座れる席を確保するために6時50分には入り口で待機。

他にも早く起きた人などが中庭で写真撮影したりリスや猫を見に行ったりしてくつろいでいた。

皆さん元気で一安心。

そして沢山の種類のイングリッシュブレックファーストを皆さんと一緒に美味しく楽しく頂く。

朝ごはんはバイキング形式が一番嬉しい。

そして、ゆっくり食事をとって9時半にロビーで待ち合わせをして全員集合していよいよ出発。

まずはアンティークマーケットへ向かうが、その前に歩いてケンジントンガーデンへ散歩。

大きな公園まで徒歩10分ほどで到着。

大きな木々を抜けていくとリスが走り回っている。

そして白鳥がいる池へ。

6月の最高の気候と晴天、そして気持ちの良い公園でのひと時に、皆さんが感動して、ここに来るだけでもロンドンに来た甲斐があった!と喜んでくれた。

そしてそのまま、大通りへ戻るとさっきまでの新緑の静けさが嘘のように車が行き交う。

ここは国際都市、セントラルロンドン。

それを忘れてしまうような都会のオアシス。

そしてロンドンバスでアンティークマーケットへ向かう。

最初だし、少し距離があるので皆さんで二階建バスの二階からロンドンの景色を見ながらの移動。

ロンドンタクシーなら二台に分かれるので、それぞれが到着場所で迷う可能性もあるので、このロンドンバスでの移動は安心できると改めて思う。

前回の旅行ではオイスターカードに切り替わったばかりでバスには乗れなかった…

そしてマーケットの近くで降りると、行った事のない百貨店の前で停車。

そこで皆さんとトイレ休憩へ。

公園でゆっくりしていたので、ちょうど良い時間となっていた。

そのデパートも創業100年ほどなので記念撮影。

そしていよいよロンドン最大のアンティークマーケットへ。

まずはそこの地下で両替へ。

皆さんを1階の入り口近くの店でまっててもらい、両替を済まして合流。

そこでは手数料無しで両替ができる。

日本円からポンドへ。

4年前の前回のレートは1ポンド200円だったけど今回は145円。

単純に考えると前回は2000円だった物が1450円で購入できる。

2万円だと14500円。

20万円なら145000円…

僕は100回以上渡英してきて一番安い時で1ポンド130円。
高い時で1ポンド250円。

こればかりは運でしかない。

平均は200円が妥当なラインなので、今回は本当にラッキー。

今は英国がユーロ離脱問題で揺れていて為替ではポンド安になっている。

ただ、ずっと住んでいるイギリス人は至って平和でバタバタしていない。

なるようになるし、どちらでも英国は変わりないさ、と言うスタンス。

さすがはかつての大英帝国。

どっしり、ゆったりしている。

日本でもテレビや新聞では大騒動に取り上げているが、現地の人はどこ吹く風。

これもフェイクニュースなのか…と思うほど。

やはりどんな出来事も実際に足を運ばないとわからない事が多い。

人の噂話も同じだ。

本人に聞かないと信用出来ない。

皆さんにレートを伝えていよいよアンティークマーケットでアンティーク三昧のスタート。

まずはそれぞれ素晴らしいジュエラーが揃っている界隈へ。

だた1番真ん中のジュエラーが留守にしていた。

チラシが置いてあったが何とオリンピアへの出店だった…

イギリスで最高級の美術品やアンティークが集うナンバーワンのアンティークフェア。

約1週間開催されて入場料も5000円以上する。

ピカソやダリ、マイセン、ガレ、美術工芸品、ミュージアムピースの物が揃う素晴らしいイベント。

出店するだけで50万から100万ほどかかるという桁違いのフェア。

5月の買い付けの際にチェックしたアンティーク新聞や雑誌やフェア、オークション情報のスケジュールには書いてなかったのでびっくりした。

そして馴染みのマイケルに会うと快くみんなの分のチケットもくれた。

明日の午後は予定変更してオリンピアへ行きましょう!

説明しても皆さんはあまりピンと来ない。

もちろん説明だけでは分からないほどの素晴らしい内容なので、行って見ないとイメージは難しい。

とにかく素晴らしいフェアなのでお楽しみに!

そして素晴らしいアンティークを見ながら、僕は一つのアンティークに目が釘付けとなった。

ドラゴンフライのブローチ。

見事なトンボのブローチを見つけた。

綺麗なサファイア、ルビー、ダイアモンドを使用して、トンボの羽根はリアルに細かく彫金されている。

価格を聞くと馴染みの方なので、トレードプライスに頑張ってくれた。

皆さんがほかに釘付けになっているほんの1分ほどの間に出会って即決したドラゴンフライ。

トンボは縁起も良く日本でもヨーロッパでも人気のモチーフ。

僕は特に虫が大好きで虫取りばかり子供の頃にしていたので、良い作りだと飛びつく。

もちろん価格が安ければの話だけど…

そして買い付け旅行のルールでもある、買い付けた物の報告義務も果たして皆さんに披露する。

いつのまにそんな物を…とびっくりされる。

価格を言うと更に皆さんビックリ。

今これを作ると1000万はかかりますね、と。

そして色々と周り1階は制覇する。

皆さん、凄い量と素晴らしいアンティークに感心しながらも、日本よりも高い価格で販売されている事にびっくりされる。

いかにいつもお値打ちに購入できているのかを理解出来ました!と言われる方も。

ロンドンではなんでもかんでも安く購入できる事はない。

逆に日本ではこの価格では売れない…と言う評価を平然とされている。

なんでも日本が高かった時代はバブル期だけ。

今は日本の方が安いし、やはりヨーロッパの底力、ロンドンの自力は凄い。

日本はマーケットが限られているけどロンドンではアンティーク関連のテレビ番組が毎日3、4本は放映されているが、日本では鑑定団とBSのアンティークバトル番組ぐらい。

ロンドンでは生活の一部となっている。

そして地下へ移動して、素晴らしい時計屋さんへ。

そこで馬蹄型の懐中時計スタンドを見つける。

馬蹄のデザインで、真ん中にビロードが貼ってあり、懐中時計を引っ掛けて、置き時計のように使用できる素晴らしい当時のアイデア商品だ。

ブローチをそのまま飾っても良い。

時代はビクトリア期。

価格を聞くと安いので即決。

見たことのないアンティークだ。

そしてそこで、素晴らしいシンキングバードを見せてもらった。

ケースは鼈甲で出来ていてとても珍しい。

ゼンマイを巻いて動かしてもらうと、綺麗な小鳥が箱から飛び出して、綺麗な音色を奏でながら動く。

そして終了すると、蓋が閉まり鳥も一瞬で居なくなる。

皆さんが一斉に歓声をあげた。

欲しいと言う人がいたので価格を聞くと100万円はしないがやはり高価だ。

どうしよう、と考えていたけど、高価なので、またどうしても欲しくなれば来たら良いですよ、と声をかける。

でも本当に素晴らしいアンティークだ。

ジュエリーなどを見ながら、レース屋さんへたどり着く。

そこでは上質でお値打ちな価格のレースが揃っている。

女性にはたまらないお店。

僕が渡英してからずっとあるので30年以上は営業している。

皆さん器用に下の方から掘り出しては良いものを見つける。

さすがはアンティークハンター!と呼べるほどに上手に見つける。

僕も皆さんが掘り出したものの中にピンクのテーブルクロスを発見して購入。

まるでぐりとぐらのような可愛い絵本のような刺繍がされていた。

皆さん、僕に高いかどうかを確認しながら、全部掘り出し価格だと太鼓判を押して購入。

この旅では全て僕が鑑定して確認するし、僕が仕入れる物でも皆さんが欲しければその価格でお譲りする。

皆さん満足して、最初のマーケットを終える。

そして次のマーケットへは地下鉄で移動する。

乗り換えはあるけど二駅で到着できるので皆さんでロンドンチューブへ。

100年以上の歴史の地下鉄はチューブと呼ばれている。

タクシーで行くと少し怖いところなので電車での移動。

以前、その場所でタクシーを降りてお金を払った後に振り向けば5、6人に囲まれて、ナイフがお腹の前に…
とっさに持っていたiPhoneを渡して犯人は逃げて行ったけど

タクシーの方が怖い場所もある。

日本とは大きく違う治安。

皆さんと一緒に駅から徒歩15分ほどでマーケットへ到着。

そして人気の屋上のレストランで昼食。

いつもは屋上の外でお茶をしたりするけど、女性が多いので日焼け対策も込めてインドアでテーブルセッティング。

日替わりランチなどメニューは豊富で、新鮮な食材でとても美味しい。

フィッシュ&チップスを食べたいとのリクエストもあったので日替わりランチやフィッシュ&チップスなどを注文する。

ハンドメイドのケーキがとても美味しいので、レモンケーキやキャロットケーキなどで済ます人も。

それぞれの感覚でとても良い感じ。

ビールを飲む人もいればジュース、水、ソーダ。

とても和やかで素敵なランチタイムを過ごせた。

そしていよいよアンティーク三昧がスタート。

レストランの階から回ると、アンティークボタンや小物を皆さんが発見。

とても素敵なボタンを早速見つける。

そして価格交渉。

それからビンテージアクセサリー、古着、ドールドレス、帽子など豊富なアンティークとの出会いに有意義な時間を過ごす。

貴重なビンテージドレスなどを試着したり、皆さんとても嬉しそう。

そして素晴らしいアンティークジュエリーやシルバーウェアなどを購入したりと、とても素敵な時間を過ごせた。

夕方に差し掛かり、アンティークマーケットを後にして、徒歩でバス停を探すが、そのまま地下鉄の駅が近くにあり地下鉄でノッテングヒルへ戻る。

そして夕食の時間だけど、やはりお腹が空いていない人もいるので、駅近くの、日本でもデパートなどで有名なパティシエベーカリーショップのポールでお買い物。

日本では販売していない大きなメレンゲや美味しいパンなどを購入して、スーパーへも立ち寄り、ホテルへ戻る。

ただ解散の前に、もし元気で散歩へ行きたい方は、朝6時半にロビーで集合して公園などへ行きましょう!と声をかけると、半数に満たない人が行きます、とのお返事。

初日は朝から大きな公園、そしてバスでアンティークマーケット、地下鉄でもう一つのアンティークマーケットなど、かなり歩いたので皆さんお疲れが出て当然だ。

無理をしないようにゆっくり休んでくださいと話して解散

僕は部屋に戻り、買い物した夕食を済ませて、翌日のスケジュールの変更の調整を行う。

本当は朝からポートベローへ行き、昼も近くで食事して夕方まで一日中ポートベローを満喫する予定だった。

そして夜はロイヤルアルバートホールへの観劇もあるので、ポートベローとアルバートホールの二ヶ所への予定が、今日、オリンピア アンティークフェアのチケットを入手したので、そこを入れる。

日曜に入れても良いけど、日曜はミュージアムとデパートへ行く予定なので厳しい。

やはり明日しかない。

それもオリンピアでは手荷物検査も厳しいし、ポートベロー後に荷物は必ずホテルへ置いて来ないといけないし、アルバートホールへも、手荷物検査もあり、もちろん大荷物ではいけない。

そのあたりのシュミレーションをしながら検討していると夜遅くなってしまった。

とにかくオリンピアへは予定外だったけど、チケットももらったし、これは呼ばれているので行かないと!と開き直って寝た。

そして朝6時半にロビーへいくと、早起き出来た方が集まってきた。

そこで僕はせっかくなので、昨日行った公園ではなく、今からディーラータイムのポートベローへ行きましょう!と提案してポートベローへ向かった。

皆さんは大喜び。

そして徒歩10分以内でポートベローへ到着すると、まだ観光客はいなく、空いていて歩きやすい。

まずは僕が行きつけのウォーリーの店へ向かう。

そこは地方からそこだけに出てくるディーラーでとにかく価格が安い。

ロンドンの他のお店の方が仕入れに来るほどの価格。

そこで早速見始めると、皆さんが品質の良さと価格の安さにビックリする…

僕は好きか嫌いかがはっきりしているので、これも見せて、これは頂きますと即決していくと、皆さんも私もこれが良い!と手に取る。

そしてまた後で来るので、と全て取り置いてもらう。

わずか10分ほどの時間でかなりのアンティークを確保できた。

そして7時からスタートするアンティークマーケットがあるので、そこへ5分前に行き沢山並ぶので並びに行きましょう!と声をかけるが、もう、ここでずっと見ていたい!と1人の方は動こうとしない。

僕はこれは全てキープしてもらって、また後で来ますから、と説得して7時スタートのマーケットへ。

そして並びながら、ここで今並んでいる人は全てディーラーですよ、と説明する。

競馬のスタートでパドックが開くのをジッと待っているような25人ほどの人達を見ながら。

動こうとしなかった人は、ということはもっと凄い店があるという事?と聞くので、もちろん!と言う。

そして7時と同時に入り口が開き緊張の瞬間が訪れる。

僕はその中で4店舗の馴染みの店があるが、まずは真っ先にいく店が奥にある。

もう25年来の付き合いとなるエマール。

とにかく価格が安く、とても珍しい物がある。

ただ全てが安いわけではなく、中には事情で高いものもある。

そして握手をして中に入り見せてもらう。

皆さんも一緒に並んで見せてもらう。

そして早速、天使の可愛いエンジェルの装飾品を見せてもらう。

価格を確認してホールド。

そして巨大なブローチを見せてもらう。

ありえないサイズだけどキチンとブローチの金具もついていて使用できる。

時代はジョージアン期。

そして見た事のないカメオのブレスレットも見せてもらう。

バングルではなく、時計のような細い金のベルトが付いていて、カメオ部分は5センチほどある大きなサイズのカメオ。
図柄はギリシャ神話のモチーフでゼウスが鳥になり、奥さんのところへ戻っている、素晴らしい彫刻。

価格ももちろん格安。

すると一緒に見ていた方が良いなぁ、というのでお譲りしますよ、とお見せする。

買い付け旅行では僕が見つけた物でもそのままお譲りするルールなので大丈夫。

もうひとりの方がダイアモンドが揺れる、トレンブラント様式のブローチを見つける。

さっき、前の店で動きたくないと話していた方だ。

ユラユラと揺れて輝く素晴らしいダイアモンドブローチ。

価格を確認して日本円で計算して教えると、えっ!…と絶句。

もう一度お願いします、と言うので伝えると、信じられない…キープします!と奥へホールド。

坂井さんが急いでここへ来た意味がわかりました!と興奮して続いてピアス、ネックレスと次々と手に取る。

エマールはみんなのリアクションにおどけた表情で笑みを浮かべる。

先月の買い付け時に、来月は皆さんを連れて来ると伝えていたので品揃えも頑張ってくれていた。

次々と手にとって見てはホールドの状態が続く。

そしてわずか15分ほどで、また後で全員と合流してから来ます、と伝えてお店を離れる。

皆さん興奮が収まらない様子。

そして他の店もチェックして見て回るが、中々先程の二店舗を見た後だと価格差が大きくて皆さんも納得できる出会いがない。

そうして歩いているうちに8時スタートの朝食時間が迫って来る。

そろそろホテルへ戻りましょう!と声をかけてポートベローを後にする。

皆さん、後ろ髪を引かれながら…

早歩きで5、6分でホテルへ戻り、7時50分には入り口へ並べた。

本当に便利なホテル。

他の方には部屋へ戻ってお手洗いなど済ませてから来て下さいと声をかける。

平日は7時から食事で土日は8時スタートとなっている。

そして8時には全員が揃っていつもの真ん中の大きな席で10人分のテーブルセッティング。

昨日とは違うケーキやメニューがあり、皆さん喜んでお皿に盛り付ける。

そして皆さんが揃って食事が始まったので、今朝の散歩の話しをする。

公園をやめて早朝のポートベローへ行ったと。

ただ早朝のポートベローは危険もあり、全員で行くのは危ないので、結果的には良かった。

知人が早朝にナイフで滅多刺しに合った事件もあった…

奇跡的に命は助かったけど改めて日本との違いを感じた。

日本は本当に世界一平和な国。

だから一度日本に旅行に来た人はまずそこに感動する。

そして優しい人が多く、街は綺麗。

田舎も綺麗。

観光地もあり、温泉もあり、食事も水も美味しい。

そのまま水道水が安心して飲めるのも日本だけ。

この買い付け旅行も何度も計画しては流れたりした。

治安面での不安が多かったのが原因。

ただ、今のところはロンドンはテロも無く、落ち着いているので決断した。

観光客が大勢押しかける8時以降なら安全。

でもスリや盗難は時間は関係ない。

年中無休、24時間営業のコンビニのよう。

油断は決してできない。

日本ならぼーっと歩けるけどこちらではどこでも不可能。

常に緊張感を持って移動する。

改めて皆んなでポートベローへ。

素晴らしい青空と綺麗な建物を眺めながら歩いて向かう。

早朝とは違い、人が多くなっていた。

早速、エマールの場所へ戻り、ゆっくりと探索する。

小さな部屋のようになっているので、エマールの所に興味のない人は他の店を見る。

さっき取り置いたアンティークを改めて見せてもらう。

何度見ても素晴らしい。

僕は迷いはないけど、やはりみなさんはどうしようかなぁ、と決断がなかなかできない。

素晴らしいものだし、価格もかなり安くても決断できずにいる。

買わなかったら僕が買うので後でまた欲しくなったら、後でお譲りしても大丈夫ですよ、と言うと安心された。

僕が選んでいないものはそういうわけにはいかないけど、僕が良いと思ってお譲りしようとしたアンティークなので全く問題はない。

むしろ、諦めて欲しいほど気に入っている。

他のお店では素晴らしいソーイングセットなどのアンティークの手芸用品専門のお店で皆さんが次々とお宝をゲットする。

そして次はウォーリーの店へ戻る。

そこで残念な話を聞く。

ポートベローでは、僕が30年近く前に始めて行った時に出会ってから、毎回お会いしてきて、欠かせない存在の場所。

そこの場所が立ち退きにあい、年内に出ていかないといけないらしい…

そして次に店を構える予定も決まっていないと言う。

ロンドンでは、地価が高いので、ポートベローなどのアンティークマーケットでも、いきなりオーナーチェンジや、入れ替わりがある。

それが原因で結局やめられる人も多い。

ポートベローでは僕が知るだけで、重要な5軒のお店が無くなった。

またはっきり分かったらメールか電話をかけるよ…と残念そうに話す姿がとても痛々しかった…

ちょうど30年目になるという。

僕の歴史とほぼ同じ。

そこに毎週土曜日に店を出して様々なご縁を繋いできた。

その大切な時間、歴史を振りかえると、簡単には切り替えできない事だと思う。

それも自分での決断なら良いが、いきなり通告される事情…

本当に辛い話し…

それに僕にとっても寂しく、大きな痛手となる。

もう次の11月の買い付け時にはこの場所での再会はない。

悲しみをこらえながら皆さんと一緒にお別れする。

また次に会えますように…

その後も沢山のアンティークを見てまわり、様々な出会いがあった。

時計屋さんでは、時計が趣味の方が100年ほど前のピアジェの18金の懐中時計などの掘り出し物との出会いもあった。

そして観光客の人並みも多くなって来た時に、少し休憩しようと提案する。

アンティークマーケットの地下のカフェで、そこでしか飲めない、100%のザクロジュースを飲みに行きますか?と話すと全員、行きたい!となったので地下へ向かう。

地下へ降りると、小さな店舗だけど、ちょうど皆んなが座れるように席が空いたので奥へ詰めて全員が座れた。

そして店頭に並んでいる、大きなザクロを指差してザクロジュースを注文する。

日本で見るザクロよりも二倍ほどの大きさ。

それを一つ一つ潰して絞る。

1杯のザクロジュースに大きなザクロが2、3個必要。

とても時間がかかる作業だけど丁寧に絞ってくれる。

ミックスもできるので半分はミックスにしてもらう。

ザクロは江戸時代から子孫繁栄の象徴として殿様などに献上する食器などのデザインにもなり、とても縁起が良い物。

そして女性にもとても身体に良いと言われている。

順番にできたジュースから頂くが、皆さんとても美味しい!とゴクゴク飲んでいる。

そこのオーナーは湾岸戦争で身体中に銃弾を浴びながら奇跡的に命が助かった幸運の人で有名。

その人が一つ一つ丁寧に作ってくれる。

まだ身体に摘出できない銃弾が残っているらしい。

なのでいつ死んでもおかしくないからと、毎日を大切に生きていると言う話を聞いた。

全員に行き渡り、最後は僕の番だけど、さすがに疲れたので、朝に絞った冷蔵庫に入れてあるのでも良いかな?と聞くのでもちろん!と言うとウインクをして冷蔵庫から出してくれた。

キンキンに冷えていてこれも美味しい。

ザクロでリフレッシュしてポートベローを後にする。

本当ならこのまま一日ポートベローの予定だったけど、ロンドン最高のアンティークイベント、オリンピアへ行く事になった。


ホテルへ一度戻り、アンティークなどを全て置いてから行かないと、オリンピアでは手荷物検査が厳しい。

購入したアンティークの証明書がないと外へ持ち出せない。

お昼は簡単に済ませてオリンピアへ、ロンドンバスで向かう。

歴史的建造物や素晴らしい教会を眺めながら約20分ほどで到着。

ビクトリア時代の1885年にダービーによって建てたれた見本市会場。

前回の買い付け旅行で皆さんと行った郊外のアンティークフェアもダービー競馬場アンティークフェア。

そこももちろんダービーが作った。

買い付け旅行ではダービーに縁がある。

会場へ着くと、昨日頂いたチケットを提示して手荷物検査を済ませて会場の中へ。

今回はインテリア展示会との同時開催。

昔はこの広い展示場全てがアンティークや美術品で埋まり、それは壮観だった…

ここ15年ほどは規模が縮小されていき、半分ほどの規模となっていた。

ただここへ来るのは5年ぶりかも。

タイミングが合わないと中々来れないし、今回は先月のスケジュールにも情報は無かった。

本当に運が良いメンバーだと思う。

会場の左側へ向かうとアンティークや美術品が見える。

順番に見ていくが、アンティークキルト、絨毯などの店で皆さんが手にとってみる。

お手頃な物もあるが、良いなと思うと50万以上する。

でもとても素晴らしい物があった。

やはり上質なアンティークが揃う。

家具、絵画など、素晴らしい美術品を眺めていくと、マイセンがたくさん並んでいる綺麗なブースがあった。

そこでマイセンが好きな方が子供と動物の可愛いフィギュアを見つける。

価格をみると30万円程。

普通なら100万円近くしてもおかしくない素晴らしい作りなのに安い!と声をあげる。

そして中の店主に見せてもらうと、ペアだと言われて、女の子と動物のフィギュアも見せてくれた。

でも最初の男の子の方がブルーの色合いがとても綺麗で動物も可愛いからこれだけで良い!という。

店主に安くならないか?と聞くとそれではセットですが少し安くしますと説明すされる。

何と二体セットの価格だった…

一体でも安いと思ってたのにもう一つついてくる。

もうこれは買うしかない掘り出し物だ!

オリンピアでは良い物があるし、高価な物も多いし、ロンドン市内や日本よりも高い価格で販売している店も多い。

ただ中には素晴らしいもので、どこでも出会えないアンティークがお値打ちで買えるチャンスもある。

僕は初めて来た時に、見るだけしかできないと思いながらまわっていて、素晴らしいオーストリアのブローチと出会ったことがあった。

2回目では素晴らしいダイアモンドブローチが格安で購入できた事も。

10回程来て、その二回だけだけど、そう言う出会いもある場所。

もちろん見てまわるだけでも値打ちのあるイベント。

マイセンを決めると、お金を払って梱包をしてもらう。

割れ物なので、日本へ割れないように梱包をお願いします!と頼むと、投げても大丈夫なようにしたから絶対に大丈夫!と言ってくれた。

少し大きめにはなったけど丁寧にしてくれた。

これは僕のトランクへ入れて日本へ持って帰りましょう、と提案した。

せっかく完全な梱包をしてくれたのでホテルで開けて、眺める楽しみは帰国までとっておきましょう!と。

つぎは端の方の場所で男性2人がジュエリーを販売している珍しいお店があった。

その人もオリンピアでしか出会えない人だ。

面白い品揃えで、沢山の人に囲まれている。

やはり女性が選ぶデザインとは少し違うのだろう。

僕も同じ男性なので勉強になる。

そこで面白いジュエリーが目に入った。

神秘的な色合いの石に犬の彫刻をしたものがある。

その犬のジュエリーを見せてください、と言うと、ライオン!と笑みを浮かべて出してくれた。

まん丸なので犬にしか見えないが、ルーペでみるとライオンのたてがみがあるし、口を開けていて大きな牙もある。

目にはダイアモンド。

リングだが、つけてみるとサイズもピッタリ。

石はオーロラのように色が変色する、ラブラドライト。

ラブラドライトのカメオとなる。

今まで、オパール、ルビー、サファイア、マラカイト、メノウ、ムーンストーン、アメシスト、シトリン、サンゴなどの石のカメオは手に入れたことがあるけど、ラブラドライトのカメオは鉱物図鑑や宝石図鑑でしか見たことがない。

それも本の説明には17世紀などの時代表記があった。

大昔にはカメオとして使われていた素材なんだ…と見た記憶がある。

土台の金もとても豪華で素晴らしい。

ライオンは王の象徴だし、王侯貴族の紋章にもなっているから、すごい方が使っていたものかもしれない。

価格を聞くとやはり高価だ…

即決できる価格ではない。

ただ絶対に手が届かない価格でもない…

こう言う場合は少し考える必要がある。

100%気に入っているけどやはり予算がある。

そして他の方で象牙のケースで出来たソーイングセットを見つけられて見せてもらう。

中のハサミなどの道具は全てゴールド…

こんな豪華なソーイングセットは見たことがない。

流石はオリンピアだ!

価格を聞くと、日本ではあり得ない価格だと思った。

ただやはり高価なのでその方も即決出来ない。

それにポートベローで素晴らしいシルバーのソーイングセットを購入したところなので余計に考える。

僕も考え中なので一回りして御縁があればと言う事にしましょう!と声をかける。

そしてまた歩き出すと、素晴らしい象嵌の家具の店があった。

そこで1人の方が一つのテーブルに見入っている。

日本でもずっと探していたサザーランドのテーブルだったらしい。

それがこのオリンピアで出会うとは…

状態も良い。

価格を聞くと、お手頃な価格で日本よりも安く、とにかく日本では手に入らない。

問題は持って帰られるかだが、折りたたみ式で、何とかなりそうなサイズ。

もしかしたら僕の大きなトランクに入るかも…

入らなくても預ける荷物としてベルトコンベアに流しても大丈夫なサイズだ。

価格交渉をして値引きをしてもらい、飛行機で持って帰るので完全な梱包をして欲しいと頼んだ。

会場内にシッピングの専門家の場所があるので、そこへ持って行き完全にしてもらいます!と言ってくれた。

帰りに受け取る約束をして控えももらった。

また素晴らしい出会いがあった。

来れるだけでも見応えのあるイベントなのに、これだけの出会いがあるとは。

そして全てのブースをみてまわり、紀元前のローマ時代の遺跡からジョージアン、ビクトリアのアンティーク、絵画、家具、アール・ヌーヴォーの工芸品など素晴らしいアンティークの世界を堪能して全て見終わった。

時計をみると閉場時間が迫っていた。

頼んでいたテーブルも完全な梱包で持てるようにしてくれていた。

お礼を言って受け取る。

とても良い男性2人組の店主だ。

そこで、やはりライオンが気になるのでそこのブースへ戻ろうと皆さんに話をすると、出口近くで待っています、と言ってくれて、僕は足早に行こうとすると、ソーイングセットを考えていた人も、私ももう一度見たいです、というので一緒に向かう。

会場が広いのでお店が簡単には見つからなかったけど、諦めかけた時に見つかり、もう一度見せてもらう。

人気なので相変わらず人に囲まれている。

そしてソーイングも取り出してもらう。

2人で眺めているとどちらもやはり素晴らしいし、二度と出会えない素晴らしいものだと改めて思う。

2人とも思いは一緒。

店主に、両方購入するし、何とか頑張ってもらえないか?と頼んでみる。

すると、それぞれ約10万円程安くしてくれた。

即決しないで良かった。

2人共、納得して心置き無く会場を後にする。

僕は早速指につけて行こうとするが、ここはオリンピア。

購入した物と伝票を見せないといけないので、ケースに入れて担当者に伝票と一緒に見せる。

今日は早朝からポートベロー、そしてオリンピア。

アンティーク三昧の1日が終わった。

ただ今日はこれで終わりではない。

夜は皆さんを劇場へ招待している。

ロイヤルアルバートホールでクラシックコンサートがある。

アルバート公が亡くなってビクトリア女王がアルバート公の為に1871年に建てられて捧げるられた劇場。

オペラ、バレエ、コンサートなど、多くの伝説的はスターを生み出した素晴らしい劇場。

カラヤン、ビートルズも、もちろんこちらでコンサートをした場所。

今夜はスペースクラシックと言うタイトルで宇宙がテーマの楽曲をロンドン交響楽団が演奏してくれる。

レーザー光線や花火の演出もあるとの事なので、昔の劇場での最新技術とのコラボレーションも面白い。

前回、スタッフと観劇した時は、ウエスタンがテーマの演奏と歌で、ロンドン音楽学校の生徒の聖歌隊がとても可愛かった。

ただ大きな荷物を持参しての観劇は難しいな、と考えていると、ノッティングヒルズ行きのバスがすぐに来てくれた。

急いでこれに乗ってホテルへ行きましょう!と声をかけて乗り込んだ。

偶然だけど運が良い。

時間的に劇場で預けるしかないかなと考えていたところにバスが来たので、これなら一度ホテルへ荷物を置いても間に合う。

夕ご飯はゆっくり食べる時間は無いけど、皆さんをバス停の近くのポールで食事を取りながら待ってもらって、その間に僕が荷物を置きに行く事にした。

こちらのポールでは座席もあり、食事もできる。

ただ夕方で席が空いていなくて、隣のお店で座席を確保して食事をとった。

そしてゆっくりはできないけど、またバスで劇場へ向かった。

サマータイムなので18時でも昼のように明るい。

バスで到着すると、ケンジントンガーデン側にある、劇場向かいのアルバート公の記念碑とアルバートホールなどをバックに記念撮影。

外観も本当に素晴らしい。

ビクトリア女王に本当に愛されたアルバート公。

ずっと公園から劇場を見守っている。

日本ではNHKの連続ドラマでビクトリア女王の話をしていたけど、その愛の物語で人気らしい。

僕はみてないけど…

そして中に入ると、中の装飾の素晴らしさに皆さん感動されている。

時間がギリギリでしたが、指揮者がETのモノマネをして爆笑でのスタート。

コメディ好きのロンドンらしい始まり。

星やSFなど様々なテーマでの楽曲に会場は盛り上がってた、

でも一番盛り上がったのはスーパーマンのテーマソングとスターウォーズの楽曲の時。

アンコールが何度も起こり、19時から22時ごろまでの大サービスのコンサート。

会場の外へ出て、夜遅いのでタクシーを捕まえようと見ていてもタクシーは無く、バス停でバスを待つ。

すぐに来たけど、夜が遅いのでまた緊張の移動。

車内は割と混んでいた。

注意深く見渡すと、一番後ろの席の若い2人組がこちらをジッと観察している。

ロンドンでは個人主義なのであまり人をジッとみることは少ない。

注意していると、こちらの身につけているもの、カバンなど全てをずっとみている。

そして2人でコソコソと話をして打ち合わせをしている。

これは完全にヤバイ…

皆さんは誰も気がついてなく、劇場の話をしている。

怖がらせないように平静を装う。

そして到着すると、僕らが降りてから、急いで最後に降りてきた。

やはり予感は当たり、間違いなく狙ってる。

心の中が緊張感でいっぱいになる。

僕はコンビニに行きたい人はいませんか?と声をかけると4人程行きたい!というので、先にホテルに戻るグループと別れる提案をした。

二手に分かれることで相手を混乱させようとの考え。

そしてホテル組は左側へ、コンビニ組は右側へ。

僕はもちろんコンビニ組へ。

そしてもしホテル側の後をつけるようなら僕がホテル側へ行くつもりで様子を見ていると、2人で相談して、結局またバス停の信号へと戻って行った。

あぁ、良かった…

コンビニは安全で何かあれば駆け込むと良いと言われている。

強盗が多いので店員は強面が多く、防犯対策で様々な対策がされている。

きっとこちらの用心に気がついてリスクを避けた感じだろう。

本当に油断できない。

後でホテル組の方にその話をすると1人の方はバスを降りてから、後ろからつけられている事を知っていた。

さすがは男性だ。

でも他の方は誰一人気がついてなかった。

やはり夜遅くなると危険度がアップする。

ただ劇場は必ず夜なので、今度皆さんと行く際は、つけているジュエリー、貴金属なども全てホテルへ置いてから行かないとダメだなと確信する。

まだ若い10代の二人組だったので良かったのかもしれない。

プロ中のプロなら狙った獲物は逃さないだろう。

僕とも何度も目が合っていたのもまだ若手だからだろう。

ベテランなら即座に判断して気づかれずに後をつけてくる。

とにかく無事に戻れて安心した。

今日は早朝から深夜まで、本当に密度の高い、素晴らしい一日となった。

危険も回避出来たし。

明日、日曜日は朝ごはんも8時からと遅いし、早朝の散歩も誰一人と手を挙げなかったので、ゆっくり過ごして疲れをとってもらいたいと思いながら眠りについた。

そして日曜日も皆さんの席を10分前には食堂前に行き、待っていると、早く降りてきた方皆さんが、昨夜は感動しました!と皆さん言ってくれて、本当に楽しめて無事に過ごせて良かったなぁと心の底から思った。

いつもの場所を確保して美味しい朝食を頂く。

今日はアンティークは一休みで、ミュージアム巡りとデパートへ行く予定。

朝食を終えて、集合時間に集まり、ミュージアムへ向かうバス停まで歩いて行く途中に、売り上げは全てホスピスへの寄付となるリサイクルショップがあり、開店時間前なので、また時間がある時に来ましょう!と言うと、あと10分程なので開店を待って、少し見たい!と言われる方がいたので、待つ事に。

そして僕は、ミュージアムの案内図にスタッフが全て説明書きをした冊子を部屋に忘れた事に気がついて、せっかくなのでホテルへ取りに行って来ますと言って皆さんと別れた。

必ずこのお店にいて下さいね! と念を押して。

ホテルから戻ると、皆さんそれぞれにお宝を手に取り、満足そうにしていた。

僕も今日のラッキーカラーのグリーンのシャツを探すと、リバティの良いシャツが見つかり、着てみるとサイズもぴったり。

ミュージアム巡りの後にリバティへ向かう予定なのでそのまま着て行こう。

価格は1000円程。

売り上げは経費を差し引いて全てホスピスへ寄付される素晴らしいシステム。

皆さんの精算を終えて、時間がだいぶ過ぎたけど、急いでバス停へと向かう。

そしてまずは自然史博物館へ。

素晴らしい建築物で、僕自身も初めて中へ入る。

自然史博物館なので生き物などがテーマ。

石が沢山飾ってあるミネルバのコーナーでそれぞれの鉱物や宝石を見るけど、それ以外は皆さんはあまり興味が無いので、すぐ隣のビクトリア&アルバートミュージアムへ。

でも僕は世界の昆虫がガラスの中に綺麗に飾られてタワーになっている陳列を見れて嬉しかった。

お昼を過ぎていたので、ミュージアム奥にある、ウィリアムモリスが作ったカフェレストランでお昼を食べる予定。

席は自由で、セルフサービスとなっているが、皆さんで素早く席を確保。

二手に別れて食事をする。

ステンドグラス、壁、照明、柱など、今では再現できない素晴らしい作りに皆さん感動する。

こんな貴重な場所をカフェとして解放するのは、さすが大英帝国。

その日はチキンがラッキーフードなので北京ダックの蒸焼きランチを注文する。

皆さんと楽しく食事をして、いよいよミュージアム探索へ。

スタッフがパンフレットに記してくれた、見所を順番にまわる。

とにかく広いので、計画的にまわらないと時間が足らないし、迷ってしまう。

素晴らしい美術品を見て最後は宝石へ。

桁違いのアンティークジュエリーコレクションに皆さんと感動の時間を過ごす。

リサイクルショップの時間で遅くなった影響で、あっと言う間に閉館の時間になって急いで後にする。

そしてリバティ百貨店へ急いで向かうが、到着して中に入ると閉店時間が日曜日は早くてわずか30分しか無い…

こちらも歴史的建築物なので記念写真を取り、ステキなエレベーターで上へ上がり、少しだけお買い物をしてギリギリまで楽しむ。

日本と違い、ロンドンでは基本的に日曜日はデパートなども休みや営業時間が短い。

クリスチャンの国なので日曜日は教会へ、という生活スタイル。

せっかくリバティへ来たので、ロンドン名物でもある、老舗パブへ行こうと思い付き、皆さんに少し待ってもらって、席が空いているか、食事が出来るかを確認してくる。

パブの二階へ上がると愛想の良い女性がウェルカム!と歓迎してくれる。

そして10人の席を確保してもらう。

急いで皆さんの元へ戻り、大丈夫なので行きましょう!と声をかける。

伝説的ギタリストのジミ・ヘンドリックスがここを愛用していたと記されてある。

様々な歴史を刻まれてきたパブ。

今回の旅では夕ごはんは初めてしっかりと食べる機会となった。

それも最後の夜。

明日の昼過ぎには日本へ出発。

それぞれに注文して、楽しい夕食となった。

僕らが席に着いてからはお客さんも増えて大忙しとなり、担当の女性は大変そうだけど笑顔を絶やさずとても良い雰囲気を出していた。

木曜の出発から、毎日大忙しのスケジュールだったけど、もう最後の夜。

前回も素晴らしい旅だったけど、また今回もステキな旅となった。

まだ明日の朝の蚤の市があるのでそれを楽しみに今夜は休もう。

今回は大荷物もないので梱包も楽に終えられるし、チェックアウトをする必要もないので、部屋にトランクを置いたまま、明日は出かけられる。

そしてゆっくり休んで、夜が明けて、いつもの朝食の時間。

いつものように10分前に並んで席を確保する。

この朝食も最後となると寂しい。

実は皆さんのご要望があったので来年の6月も開催するとしたらホテルは確保できるのか調べてみた。

何と来年の年末まで満室…

本当に大人気のホテル。

なのでおそらく5月の買い付けも空いてないだろうし、6月の皆さんとの旅行もここでは宿泊できない。

11月に買い付けの際は前々から予約を入れていたのでそれが最後となるかも知れない…

そして違うホテルがないかなと探してみると、何とコロムビアホテルが確保出来た。

リスと白鳥のいる公園のすぐ横で、宮殿のようなホテル。

僕にとっては思い出のホテルでもある。

まだ20代後半の頃、可愛がってくれていた芦屋のエミールさんが定宿としていたホテル。

良く部屋に呼んでくれてここでお昼をご馳走になったり、近くの中華屋さんに連れて行ってくれたり。

そして部屋の隅っこにパンの耳がたくさん入った袋を見つけると、これは私が食べるんじゃないわよ!

朝、散歩するときにリスや鳥にあげるために買ってあるのよ、と説明していた。

色々な話をしたけどそのシーンだけはとても印象に残っている。

駆け出しのお金の無い僕に、貴方ならどんな商売でも成功するから自信持って!といつも励ましてくれていたエミールさん。

東京へ二人で出かけたり、名古屋のイベント帰りに僕の小さな軽自動車の後ろに無理やり乗ってもらって一緒に帰ったり、カラオケに行ったり、色々な思い出があるけど、このコロムビアホテルでの時間は何故かそのパンの話だけ鮮明に覚えている。

僕にパンの耳を食べていると思われたくなくて、慌てて説明した可愛いエミールさん。

そのホテルの予約が取れた。

価格は今までのビクトリアのホテル、今回のポートベローのホテルよりもかなり高額になるはずなのに、ポートベローのホテルとそんなに変わりはない…

それも10人分だけ確保できた。

奇跡のような話。

エミールさんが導いてくれたのかも…

皆さんにも、このホテルの予約が取れましたよ!と写真を見せるとビックリされていた。

ポートベローからは少し離れるけど歩けない距離ではない。

公園は目の前なので毎朝散歩できる。

これはまた来年も開催するしかない、導かれているのだから、と決意して予約した。

そして最後の皆さんとの美味しくて楽しい朝食。

また寂しさが込み上げてくる。

前回もそうだったが、今回も皆さん仲良くなり、本当に昔からの友人や家族のよう。

その姿を見れなくなるのはやはり寂しい。

このメンバーでここにいる事は二度とないと思うと…

朝食を終えて、最後の蚤の市へ向かう。

バスを乗り継いで行くが、途中で通行止めや、渋滞などで遅くなる。

そして途中でタクシーに乗り換えてなんとか到着する。

時間があまり無くなってしまったけど、馴染みのお店へ皆さんをご案内。

そこのあまりのお値打ち価格に皆さんびっくりしながらバトルがスタートする。

モザイクのアンティークを探していた子が真っ先に見つけて手にとっていた。

とても嬉しそう。

何とかここにも来れてよかった。

わずかな時間だけど、最後の蚤の市を満喫してホテルへ戻る。

チェックアウトが11時なのでそれまでに戻らないと…

そして今回は1人、そのまま残ってベルギーの友人のところへ行く人がいる。

そのユーロスターの出発時刻もあるのでタクシーに別れて乗り込むが10時過ぎはかなり渋滞する。

地下鉄が一番早いけど、乗り換えなどもあるし、長時間のフライトがあり、今日はあまり沢山歩くと疲れが出るのでタクシーと決めていた。

行き先がホテルなら間違いないけど、それ以外の目的地の時は、はぐれてしまうのが怖い。

今回はオイスターカードでバス移動が多かったけど、皆さんと一緒に移動できるのでとても安心出来た。

タクシーに乗るとやはり渋滞で中々進まない…

何とかギリギリ間に合ったけど、ベルギー行きの子はかなり慌てていた。

でもユーロスターは飛行機とは違うのでそこまで慌てることはないけど初めて行くので仕方がない。

それよりも、出発の際に名前が入れ替わって予約した子なので、日本に戻る際のフライトに無事に搭乗できるのかが心配…

そして慌ただしくお別れして、僕らはチェックアウトしてタクシーを捕まえて二台でヒースローへ向かう。

最初から最後まで大忙しの旅だったけど、アンティーク、公園、劇場、ミュージアムと、堪能できた旅だったと思う。

何より、盗難、事故、病気などのトラブルが一切なかったのが嬉しい。

前回は発熱が一人、盗難被害が一人あった…

オープンカフェで足の下に置いていたカバンを取られていた。

日本だと大丈夫だけど、こちらでは必ず腕に持っておかないと、床に置いた時点で狙われる。

財布などは入ってなく、パスポートは僕が預かっていたので良かったけど、もしパスポートなどが入っていれば一緒に帰国できない。

今回の旅の冊子にも、必ずカバンはたすき掛けで持つショルダーバックにして下さい、と注意書きした。


まだ日本へ戻るまでは油断はできないけど…

空港も隙を狙う犯罪者がたくさんいる。

タクシーからの景色を観ながら今回の旅のシーンが蘇る。

本当に楽しかった。

そしてヒースローへ到着してチェックインをしようとすると、いつものターミナル3とは大違いでビックリする。

先にチケットなどを印刷したりウェブチェックインを済ませないと、空港でセルフでチェックインして搭乗券をプリントアウトするかスマホにダウンロードしないといけない。

それからようやく窓口で荷物を預けられる仕組み。

英国航空専門のターミナルは最先端となっている。

そしてそれぞれ順番にタッチパネルで操作していくが、なぜか僕ともう一人の方の分がエラーでチケットが出てこない。

そこで係員のいるところを探すが同じようにエラーの人がかなり並んでいた…

これでは皆さんがゆっくりお土産を買う時間がなくなると判断して、二人以外は、全て先にチェックインして中に入ってもらう事にした。

皆さんに機械で取り出したチケットとパスポートを渡し、入ってもらう。

窓口は全て外国人で日本語は使えない。

サポートができないのが残念だけど皆さんに頑張ってもらうしかない。

そして20分程待ってようやく順番が回ってきてチケットを出してくれた。

急いで手荷物検査へ行くと、まだ皆さんが手荷物検査で引っかかっていて合流できた。

行くときは液体の物は全て入れてなかったけど、数人の方が化粧品などが入っていた。

ターミナル3なら処分されるが、ここは優しく、返してもらっていた。

そして地下の免税店へ急いで向かう。

クッキー、チョコレートなどのお菓子や紅茶など、色々と購入する。

トランクが大きくなるし、大きさや重量などの預け荷物や手荷物チェックが厳しいので、空港で購入するのが一番良いとアドバイスしていたので、皆さん家族や友人にと懸命に探す。

出国手続きさえすればどれだけ荷物が多くなっても大丈夫。

不思議な感じだけど、お金を空港へ落とすなら、と言うシビアで商売上手なシステム。

何とかお買い物の時間も確保できて本当に良かった。

ここで買いましょう!と言いながら時間がなくて買えなかった、となれば大変だった。

そして搭乗時間間際に急いで搭乗口へ移動すると、なぜかみんなのんびりと座っている。

アナウンスを聞くと、搭乗機に異常が出たので整備してからのご案内となります、との事だった。

最初から分かっていればもっとゆっくりしてきたのに…と思ったけど仕方がない。

気をとりなおして、近くの免税店へ行きますか?と声をかけると数人でハロッズの免税店へ。

そこで金色のボールペンや金色の水筒を見つけて購入した。

ほかの方も改めてゆっくりと見ると良いお土産が買えたみたい。

そして皆さんの元へ戻るとまだまだ一向に進んでいない。

もしかしたらフライトキャンセルもありえるかもしれない…

そう考えると同時に、ホテルの空きを探す。

アイパッドをヒースロー無料Wi-fiにつなぎすぐに手配する。

すると当日特別価格のすごいホテルの空きを見つけた!

写真を見るととても豪華なホテル…それが格安で…

皆さんに、万が一今日飛べなくなった際は、このホテルの空きが1泊だけあったので安心してください!と説明すると、ここに行きたい!と言う人や、戻ってすぐ仕事なので、と言う方もいて、様々だけど、飛ばなければどうしようもない…

どんどん時間が過ぎていき、もうそこへ宿泊する気持ちへとなって来た。

どんな逆境、トラブルでも、受け入れて、前を向くと世界が開ける。

逆に皆さんワクワクして待っている。

ほかのグループの人達は疲れきっているけどまねきねこグループはみんな笑顔。

それも面白いね、と話していたら、只今より搭乗をスタートします!のアナウンスが…

他の方達はやれやれ、と言う感じだけどうちのグループはがっかりされている人が多い。

ただ札幌へ戻る人もいたし、すぐにお仕事の人もいるので本当は良かったのだけど…

さすがはただでは転ばないまねきねこグループ!

飛行機に乗っても、あのホテルへ泊まりたかった、もう一日いたかった…と話していて、とても面白い。

帰りの飛行機ではほとんどの方が休んでいて、相変わらず後ろのお菓子を取りに行くのはほとんど僕だけ…

皆さんぐっすり眠られている人が多い。

とにかく無事で良かった。

ただ気がかりはベルギーへ行くと残して来た1人。

ベルギーには友人がいるので安心だけど帰りの便に無事に搭乗できるかどうか。

日本へ戻って、対策を考えないと。

そして関西国際空港へ無事に到着して、札幌へ乗り継ぎの方とお別れ、そしてリムジンバスのグループ、電車組、それぞれのお別れ。

本当に良いメンバーだった。

あっと言う間の、アンティーク買い付け物語旅行2019は楽しい思い出とアンティークのお宝を両手いっぱいにして、それぞれの家路へ。

そして僕は神戸へ戻って、ベルギーから戻る人の対策を早速検討する。

搭乗の24時間前に、ウェブチェックインが可能だけど、また名前が違うなどとなれば座席を確保してもまた搭乗できなくなる。

ログインも姓名を逆に入れてすれば出来るかも…

そこでスマホやパソコンに表示できる画面をダウンロードしてチェックインする方法を思いついた。

数日後の深夜に24時間前になってすぐに英国航空のサイトにアクセスして、姓名を反対にしてログイン成功、まずはチェックイン、そして座席指定。

たまたま前が広い一番前の座席が空いていたのでそこの通路側を確保する。

通常は赤ちゃんなどのために空けておくスペース。

そしてスマホチェックインできるチケットバーコードをダウンロードして、それをスクリーンショットで撮影してラインで送信した。

これをスマホで見せるか、印刷できればそのままチェックインできるはず。

スマホやラインなどが使用できる人で本当に良かった。

それができないと完全にアウトだと思う。

そしてラインを送っても既読にならずに、ネット環境ができない場合はまた困ったことになるけど、しばらくすると既読がついた。

もうこれで大丈夫だろう。

でも何が起こるか分からないから、搭乗できるまでは安心できない。

そして搭乗の当日、ヒースローから、スムーズに搭乗できました!と連絡が入り一安心…

これで全員、無事に帰国出来ることになった。

今回は特例で一人、延長で残してきたけど、今後は絶対にしないようにしよう。

やはりみんなで一緒に行って一緒に戻ってくる。

これでないとカバーできないし、心配事が増える。

とにかく本当に良かった。

アンティーク買い付け物語旅行2019はこれで無事に終了。

本当に素晴らしい旅だった。

また一つ、心の中の宝物が増えた。

皆さん本当にお疲れ様、そして参加してくれてありがとう。

偶然ではなく、必然で集まった人達に、心から感謝してスマホで撮影した写真を印刷して旅のアルバムを作り、皆さんへプレゼントして、ステキな旅は素晴らしい思い出となった。


終わり



皆さんお元気でしょうか?

久しぶりの店長日記となります。

今回のアンティーク買い付け物語はかなりの長文となりましたけど、旅の全てをほぼ書いています。

読むのも大変ですが、読んで頂いたら嬉しいです。

本当に充実したステキな旅となりましたので。

写真は最後の夜に皆さんと楽しんだ老舗のロンドンパブです。

本当にステキな建物ですね。

中にも書いてありますが、来年も開催予定ですので、今回行けなかった方でご興味のある方は是非ご参加ください。

いつでもご連絡をお待ちしています。

前回の日記が5月初めですので、その間に、5月のロンドンへ買い付け、6月にロンドンへ買い付け物語旅行、そして様々なイベントと、あっという間に夏も終わりました…

今は名古屋タカシマヤのフランス展を開催していますが、連日の大賑わいです。

8月は夏休みを取れる程スケジュールは余裕があったのですが、この名古屋タカシマヤをスタートに連続デパート、そして骨董フェアと10月末の博多大丸のイベントまで続きます。

それぞれの場所で、また嬉しい出会いやご縁が待っていると思うとワクワクします。

まだまだ残暑は続きますし、今は大雨での被害も心配です。

まだ大雨は続くらしいですし、例年だと今からが台風の季節ですので、本当に心配事が多いですね。

天災だけは避けられない出来事ですので、普段からの備えを出来る限りしておくことが大切です。

地震も常に起こるのが日本ですので、地震、水害、台風の暴風被害、それぞれにできるだけの備えを常に意識しておくことが大切です。

日本中どこでも起こる事ですから。

地震で大揺れしても、寝ていて頭に倒れてこないように、物が飛んでこないように備える。

1階に水が浸入しても大丈夫なような模様替え。

断水しても大丈夫なように、水の蓄え。(お風呂に残り湯をしばらく置いておく)

停電しても大丈夫なようにポータブル電源や懐中電灯などランタンの備え。

ガスが止まっても大丈夫なように七輪、炭、カセットコンロなどの備え。

食料、飲料水などの備え。

少しでも出来る事をして備えるだけでも違うと思います。

まねきねこの場所は土砂災害地域に指定されていますので、常に意識をしています。

今の大雨被害も他人事ではないんです。

災害が起きてから、まさか自分の家が…とならないようにしないといけません。

九州にも知り合いはたくさんいますので、心から無事を願います。

そして普段は気がつかない、とても尊い、普通の日常の生活に一日でも早く戻れますように。

それでは皆さん、それぞれのイベント、そしてこちらのサイトで皆様とお会い出来ますのを心から楽しみにしています。

それではまた。

夏休みに真っ黒に日焼けしている店長でした。

史上最高に黒いですよ…
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