“アンティークまねきねこ”は、ヨーロッパのアンティーク・ジュエリーとドールの専門店です。
19世紀から20世紀にかけてのアンティークジュエリー、コスチュームアクセサリー、ビスクドール、テディベアなどが勢ぞろい♪ 毎日新たなアンティークが出てきてワクワク出来るWEBショップです☆素敵な出会いがありますように☆☆☆

ホーム店長日記
店長日記
店長日記:360
«前のページ 1 ... | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 次のページ»
2010年05月20日
2010年5月今回の買い付け・・・


昨日のポートベローが終わり、今日はいよいよドールショーだ。

去年の11月に突然中止になり、20年以上続いていたドールショーが終わりを告げ、新たにオークション会社が主催となりスタートしたドールショー。

期待と不安が入り混じりながら、タクシーに乗り込む。

人形の館のクレアさんは入院されて出店しないし、今までのドールショーの主催者ブレンダはプライドが高く今回のショーには出ないと夕べに聞いた・・・

いったいどんなショーになるんだろう・・・

タウンホールに着くと、以前と同じように沢山の車が横つけにして、人形屋さんが荷物を降ろしている。

仲良しのグレンダが旦那さんと荷物を降ろしているのが見えると、大きい声でグッドモーニングと挨拶をする。

いつもの光景に心が躍り、期待感が膨らむ。

入り口で入場の手続きをすると1階の中が見えるが、みんなが荷物を運んでいるのにガラガラになっている・・・

入り口の係員が呆然としている僕に、ファーストフロアへどうぞ!と声をかけてくれた。

ロンドンでは1階がグランドフロアーで2階がファーストフロアという。

僕が聞き返して、ここには人形屋さんは出ないんですか?ともう一度確認すると、アイムソーリー・・・両手を広げる・・

そんな僕の横をグレンダが荷物をエレベーターに運びながら、ファーストフロアーだけなのよ・・と残念そうに教えてくれる・・・


今までのドールショーは1階のメインホールと入り口、地下のホール、バザーのような、可愛らしいおばあさん達が仕切る小部屋と人形達が並んでいた・・・

二階は逆に行ったことがない・・・

エレベーターで二階に行くとメインホールの三分の一ぐらいの小さいホールで顔なじみのメンバーが集っていた。

少なくても80店以上は出ていたのに、25店舗で精一杯の規模になっていた・・・

今までは全部見て歩くだけでも40分はかかっていたのが、今は10分もかからない広さだ・・・

ドールショーで毎回お人形の格好をして楽しみながら演出していたクレアさんが、体調を崩したのとほぼ同時に、ドールショーは突然終わりを告げ、その時に僕は初めて人形の館に招かれた。

象徴的な人の時代が終わるとそのイベントそのものが終わりを告げる。

日本のアンティークフェアでも同じことがあった・・・

お人形を観に来たのにショックと淋しさ、今までの思い出が頭を巡る。

そんな僕に後ろから声をかけてくた男性がいた。

デービッドだ。

カムデンパッセージでロンドンで一番大きくて素敵な人形店を開いていて、優しくてロンドン紳士らしく、僕は憧れていた。

奥さんをとても愛していて、いつも写真を撮っていたり、その写真を店に飾ったりしていた。

店の名前はイエスタデイ・チャイルド。

今はその場所にはお土産屋さんのような店に変わっている。

デービッドとはドールショーとドールオークションでしか今は会えない。

デービッドはいたんだ!

少し落ち込んでいた心が和らいだ。


気を取り直して見ようとするが、なんせ少ないのですぐに見渡せてお終いになる。


そんな僕を今度はサラが声をかけてくれた。

微笑みながらサラは、これでもみんな良い業者が集まっているし、せっかくだから楽しんでね♪と明るく話してくれた。

僕も笑みを返すと、一番端のスペースのテーブルが空いているのが目に入る。

サラに、ここは誰か来るの?と聞くと、ヒゲのお父さんと娘親子よ、と教えてくれた。

それで僕はすぐに思い出した。

地方から出てきて自慢のコレクションを持ってくる親子だ。

回っても空しくなるのでここで来るのを待とう。

毎回大きなお人形を2体は持ってきて、珍しい子も持ってくるので必ず何かご縁がある人だから。


すると大きな台車をひきながら親子が現れた。

グッドモーニング!息を切らしながら挨拶をしてきた。

大きい子はいますか?と尋ねると後は娘に運ばせるから君に先に見せてあげるよ、と言ってくれた。

ハワイユーなどと良いながら、箱から次々とお人形を出しては僕に渡してくれる。

大きい子と言ってるのに、ものすごく小さい子達が次々と出てきた。

パッキンを開けていくとみんな可愛い子ばかりだ。

手のひらに乗るサイズの子がずらりと並ぶとなんとも可愛い。

見ているうちにどんどん可愛くなってきて価格を聞きもらうことにした。

その様子をみんなが観にきた。

みんな僕が選んだ小さい子をみてベリーキュート、ラブリーなどと言い手に取る。

このジャパンボーイが決めたから大事に触ってね、とヒゲお父さんが声をかける。

みんな仲良し業者だから笑顔で話をしながら人形達を見る。

小さい子が入っていた箱から最後に出てきたのは、見たことがないとても小さなシャーリーテンプルだ。

状態もとてもいいのでそれも僕のカバンの横の床においていく。

とても小さくなったドールショーで、いつも大きい子ばかり探している僕も小さい子を選んでいる。

駄洒落のようだなと落ちをつけるとおかしくなってきた。

心が前向きになり明るくなってきた。

どんなことでも始まりがあり、終わりが来る。

これはどうしようもないことだし、自然の事。

今までの素敵な思い出と共に僕の心の中でいつまでも、小部屋のバザーのようなおばあちゃん連中は楽しく店を開いているし、ボスのようなおばあちゃんもキビキビしている。
カフェで自慢の人形を見せ合う婦人達の乙女のような姿。
その一瞬を共に過ごせたことだけでもものすごく幸運で幸せだ。

小さい子をカバンに入れてこれまた小さくなったカフェに寄りコーヒーとハンドメイドのレモンケーキを食べる。

そして今回は間に合わなかったが次回に分けていただく、サンドラにもらったとても可愛いゴーティエの写真をカバンから出し見ながらコーヒーを飲む。

すると正面に座っていた婦人が、ベーリーキュート!と声を出したので見ると、その写真がプリンタで印刷してある物だから、透けて向こうからも見えていたのだ。

見せてと言うので渡したら、オーマイガーと言いながら写真にキスをした。

僕がコレクションの写真を持ち歩き、それを眺めていると思っているんだ。

日本では間違いなく気持ち悪がられると思う。

最後に心も身体も温かくなった。

サンキューと言って席を立ち、小さなドールショーを後にする。

さようなら。素敵な素敵なドールショー・・・



続く


中篇は次回にお送りします


皆さんお元気ですか?


すっかり温かくなり、ようやく春が来たような気分になりましたね。

ロンドンはとても寒くてダウンジャケットとマフラーを離せない状態でした。


そして僕はアイスランドの火山の影響をかいくぐり無事に帰国が出来ました。


少し遅れていたらまだ今頃現地で待機ということになっていましたので、皆さんのおかげだと感謝しています。


帰国後翌日から始まりました、洋館フェアも沢山の人が来ていただいてほんとうにありがとうございました。

アーティストも毎日素敵な音楽を披露してくれましたし、料理長も美味しい料理を作ってくれました。ありがとうございました。

フェアが終わると昨日から難波高島屋のイベントが始まり、休むまもなく頑張っています。

でもおかげで時差ぼけする暇もないので、すっかり身体も日本の時間に戻りました^^

高島屋では横で岩手物産展も開催していてとても多くの人で賑わっています。

夕方になるとイカを焼くいい香りがすぐ横から来ますので、お腹の虫が鳴りっ放しです^^

皆さんも時間がありましたら、物産展も面白いし美味しいし、アンティークもありますので是非ご来場下さい。

ただ22日土曜日は、僕は洋館店、猫巴里にいますので、高島屋には行きませんのでご注意下さい。

逆に洋館フェアーに期間中に来れなかった人は、22日は12時から20時まで洋館店にいますので、ご遠慮なくお越し下さい♪

昼のランチと、夜のディナーの予約が入っていて一日いますし、新着商品も高島屋と洋館店に分かれてありますので見ごたえありますよ♪

そして高島屋の最終日も25日ですので京都北野天満宮に行って留守にします。

なので高島屋には22、25日以外は行きます。


そして高島屋が終わりますと、6月4日から日航ホテル大阪店がいよいよオープンします♪

地下1階で地下鉄心斎橋駅8番出口直結で分かり易いですよ。

上が日航ホテルですので遠方の方も宿泊してゆっくりできます♪

4日から8日までオープンフェアーを開催しますので皆さん是非お越し下さい♪

全品30%オフでお値打ちになりますし、今回は空クジ無しのアンパンマンガシャポン大会も充実の景品があります。

前回の神戸店ではバタバタしすぎて出来ませんでしたので今回はスタッフも沢山いますし、前回出来なかった人にはその分ももう一回していただきます♪

1等は2万円の商品券。2等は異人館レストラン猫巴里のフレンチフルコースの食事券です。

8分の1の確立で当たりますのでみなさん当てに来て下さい♪

招待状かもしくは合言葉、テンちゃんと言ってくださって、テンちゃんはいったい何者かを言ってもらえればばくじが引けますよ^^

良くホームページを読んで下さっていればわかると思います☆

僕ももちろんその期間中は行っていますし、今回の買い付けのアンティーク達も沢山集合しますので是非お越し下さい♪

高島屋、北野天満宮、日航ホテル大阪店で皆さんにお会いするのを楽しみにしています♪

それでは皆さんまだ朝晩の寒暖の差がありますので風邪などひかれないように気をつけてお過ごしくださいね。



時差ぼけはなおったけど、野球の試合も29日に迫り、なまった身体を戻さないとと少し焦る店長でした^^
バッティングセンターに行かないと・・・

それではまたー☆































2010年05月04日
今から12年ほど前の話・・・

今朝のロンドンもとても寒い。

朝6時にホテルを出てあまりの寒さにコートの襟を立てる。

ロンドンやパリの俳優さんが襟を立てるのはお洒落だけでなく、寒さ対策からきた偶然のお洒落なんだ・・・一人で納得しながらタクシーを探す。

タクシーが来て、ポートベローマーケットへ、と伝えて乗り込む。

土曜の朝はロンドンで一番規模が大きく有名な蚤の市から一日が始まる。


冬の朝なので街中は真っ暗で、黄色い街灯の明かりが昔の建物を照らし素敵な色に包まれている。

リージェントパークを通り抜けて、開店前のデパートなどを横切ると15分程で到着した。

早朝の暗闇の中まだ人は少ないが業者が早足でポートベローの坂を駆け抜けている。

僕はまず商品を探す前に、地下にあるイタリアンカフェの店に行き、朝ごはんを食べる。

あまり遅くなると人で一杯になるし、朝起きたらすぐにお腹がすいている事情もある。

ミルクたっぷりのホワイトコーヒーと、ベーコンエッグ&トーストを注文する。

パリではカフェオレで通用するが、ロンドンではホワイトコーヒーと言うといわゆるカフェオレが出てくる。

今日もいつものリズムで朝を迎えることが出来たので良い一日になりそうだ。

というのもポートベローは有名で観光化されているが、早朝はとても危険で強盗などが頻繁に出没する。

知り合いの業者も強盗に刺されたりして大怪我をしたことがあるので、緊張感を持って歩かないと危ない。

ロンドンに住んでいる人でもそんな目にあうのに、外国からやってきた人間ならなおさら気をつけないといけない。

そんな風に気を引き締めながらも、熱々のトーストに挟まれた半熟の卵とベーコンにかぶりつくと卵がとろりと落ちてきて、甘い味に目が完全に覚めてくる。

さぁ、これから頑張ろう!

表に出ると馴染みのお店があるギャラリーに入る。

半分以上はまだ店主も来ていないが、六時半ぐらいから開けている業者もいる。

グッドモーニング!ほとんどが知り合いの業者なので挨拶の連発だ。

いつも大きなプードル・チャーリーを連れているイギリス人の男性が元気に挨拶をしてくる。

チャーリーは名前を呼ぶと真っ黒で大きい身体をぶつけてくる。

日本ではあまりスタンダードプードルは見ないので最初は大きさにびっくりしたけど、もう五年ぐらいの付き合いになる。

この男性はどんな郊外のアンティークフェアーにもチャーリーを連れて行き、ほんとうに家族同然の存在だ。

日本ではなかなか制限があってできないけど・・

僕とも趣味があい、面白いものを揃えている。

今日は何があるかなと、ショーケースを覗き込む。

するととても綺麗な輝きをみせる、ローズカットのダイヤのリングが目に入る。

デザインはどうなっているのか見せてもらうと、なんと骸骨だ・・・

目にキラリとダイヤが入っているし頭の輪郭や、サイドなどにもローズカットが輝いていて、リング部分にも細かい装飾がされている。

男性は1890年頃の物でとても珍しいと興奮気味に話してきた。

昨日田舎のオークションで買ってきたばかりだよ!

値段を聞くとそこそこの価格だが、珍しくて一目ぼれしたので頂いた。

でも骸骨は、好き嫌いがハッキリするだろうな・・・そう考えながらも朝一に珍しい物に出会えて嬉しくなる。

時計を見ると七時前だ。

七時前にはポートベローの坂の一番下あたりの奥ばった所にある、ジュエリー専門店の婦人と待ち合わせている。

少ししか扱っていないが、ロンドンでは珍しい、オーストリア、ウイーンのジュエリーが買える貴重な存在だ。

チャーリーにバイバイとお別れをして夫人の店に向かう。


いつ来ても奥過ぎて1本筋を間違えたりするが、今日は迷わずに到着した。


いつも通りの甲高い声でグッドモーニングと挨拶をしてくる。

僕の顔を見ると、布に包まれているジュエリーケースを1つ1つ開けてくれる。

今日は良いものが入りましたか?

質問すると婦人は目を大きくして、ウイーンにいる娘が昨日戻ってきたのよ。

もうすぐしたら娘が良いものを持ってきてくれるわ。

娘さんがウイーンにいて、婦人もウイーン出身だから、向こうにルートがありオーストリアのジュエリーが入りやすいことは知っていたが、娘さんとは会ったことがない。

待っている間も1つ1つ包みの中からジュエリーを出す。

そのスピードはとても遅く、黙って出せば少しは早くなるのにずっと喋りっ放しなのだ・・・

半分ほど出したところに、透き通るような青い目をした女性が横の通路から入ってきた。

オー、マイドーター!

婦人とは全然似ていないお人形のような目をした美人な娘さんだった。

初めまして、と挨拶をすると、私は時間がないからとにかくこれを渡すのでゆっくり見て下さいね、と言いお母さんにホッペをあわすキスをして通路へと出て行った。

残念そうな僕の顔をみて婦人は、娘は若い頃の私にそっくりなのよーと笑顔で話す。

僕がおどけた表情をすると、今度若い頃の写真を見せるからとむきになっている。

そのジュエリーを早く見せて下さい!と言うと、オーソーリーと言いながらまたゆっくりと包みから出す。

すると見たことのない装飾をしたカメオが出てきた。

フレームがオーストリアンハンガリアン特有の細かい彫刻と、真っ赤なガーネットがグルリと埋め込んであり、下にも大きな石がぶら下がっている・・・これはすごい!

カメオ自身はそこそこの彫刻だがとにかくフレームが凄い。

もう1つの包みをあけると、またカメオで、今度は翡翠のような石がグルリと巻いてあり、下にはバロックパールが下がっている・・・これもすごい!

次の包みはなんと、オパールのカメオが真ん中で七色の輝きを放ちながら彫刻されていて、フレームもパールが巻いてありこんなのは見たこともない・・・

婦人のスローなペースでいつもはもっと早くとなるのに、今日は初めてもう少し余韻を味あわせてと言いたくなるぐらい圧倒される。

もう1つの包みはなんとネックレスだが、チェーンに全て彫刻とガーネットが入っていて、トップには天使や竜が彫刻されている・・・

真ん中にはカボッションの大きなガーネットが入っていてとても雰囲気があり、綺麗だ。

オーストリアンハンガリアンはルネッサンス様式(歴史主義的)で昔の建造物の入り口や壁などにある彫刻などをそのままジュエリーに細工してあるような、アンティークらしさがあり、僕は大好きだ。

今度の包みからはこれまた綺麗な彫刻のリングが出てきた・・・

これだけの数を集めるには大変な時間がかかりそうなのに、娘さんがウィーンから持ってきてくれてすぐに僕の目の前に集まっている。

そのあとも2点凄いのが出てきた。

全て一目惚れなので欲しいと伝え、価格もベタープライスでと頼んだ。

婦人はまた目を大きくして、あなただけに見せる為に娘に来させたのよ。あなたは約束を守るし、次はいつくるかと伝えてきっちり来てくれるから信頼してるし、好きなのよ・・・価格も無理なことは言わないわ。

だから今度写真を持ってくるからね・・・と意地悪そうに笑う。

娘さんならともかく、母親ほどの年齢の夫人には・・と言うと本気にしないでよ!と大笑いされた。

まとまったお金を払い、ウィーンのお宝をカバンに入れて、今度は二月の1週目に来ますと伝えると、また娘に頼んでおくからねーとウインクしながら笑顔をくれた。

まだ朝だけど、早くホテルに帰ってウィーンのお宝を並べてじっくりと眺めたい・・・

こんな気持ちになるのは初めてだ。

やはり骸骨が幸運を運んでくれたのだろう・・・

外に出ると再び警戒しながらポートベローの坂を上って行く。


続く


続きは次回にお送りします。


皆さんお元気ですか?

前回お知らせしたテレビ放映では、皆さんに様々な感想をいただきありがとうございました。

いつも良く着ているジャケットなのに、デジタルハイビジョンの効果なのかわからないけど、良い服着てとか、お洒落してなどの感想が多くておもしろかったです^^

明日はいよいよヨーロッパへ買い付けに出かけます。

関空の直行便が無くなり伊丹から成田に行かないといけないので朝5時起きですが、北野天満宮や大須観音などと同じですので大丈夫です。

今回も映画を沢山見て時差ぼけ対策をして頑張ってきます。

そして今回は主催者が変わって初めていくドールショー、飛行機のチケットが取れなくて、9日間になったおかげでいけることになった、競馬場で行なわれるビックアンティークフェアー、人形の館、今回買いつけ物語りで紹介した、オーストリアの婦人、様々なオークションなど、予定が盛り沢山です♪

なので皆さんに喜んでいただける出会いが沢山あると思いますので楽しみにしていて下さい。

帰国後すぐの翌日14日から行なわれる、洋館アンティークフェアーでかついで持って帰ってきたアンティーク達を披露しますし、ネットでもなるべく早く反映させますので楽しみに待ってて下さいね♪

フェアーではまた素晴らしいアーティストが毎日来てくれて1時3時の30分間に演奏会をしてくれます♪

僕の弾き語りは出来ないかもしれませんが、皆さん準備をしっかりしてくれています。

歌は毎日歌わないと声が出ないんですよ^^


そして食事も料理長が素敵なフレンチを準備してくれますのでお楽しみに♪

今はゴールデンウイーク中ですが、ゴールデンセールとして僕が日本に居ない間にネットでお人形のセールをします♪

特別プライスで表示しますので皆さん楽しみにしていて下さい♪

6月4日にはホテル日航大阪B1、ホワイトアベニューで日航ホテル大阪店もオープンする予定です♪

4日から5日間オープニングフェアーを開催する予定ですのでこちらもまた楽しみにしていて下さい。

詳しくはまたこちらでご案内しますのでよろしくお願いします。


それでは皆さん元気でお会いできることを楽しみにしています♪

風邪などひかないように気をつけましょうねー☆


今から洋服などの準備をする、呑気な店長でした。


頑張ってきますねー♪











2010年04月28日
皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

今日、大須観音が終わりまして、今月のイベントは全て終了しました♪

ほんとうに沢山のお客様に恵まれ、充実の4月になりました♪ありがとうございました。

そして遅くなりましたけど、猫巴里のテレビ放送が明日、29日(木)10時55分。毎日放送・ぶらんちで取材模様が放映されます。

タレントの河嶋あみるさんが、猫巴里に先日取材で食事に来られた模様や、店内など猫巴里、洋館店の魅力が少しですが披露されると思います。

緊張した僕も出るかも知れませんが、そこは目をつむって観て頂いて、まねきねこ、猫巴里の様子を是非チェックして下さい。

そして僕は5日からいよいよ、ヨーロッパへ旅立ちます♪

火山噴火の影響もなく、素敵な出逢いを求めて頑張ってきます♪

出発前にこちらの日記で、買い付け物語の続きと帰国後翌日から始まります、年に2度開催の洋館フェアーのお知らせ、日航ホテル大阪店のオープン情報など、盛りだくさんでお伝えしますので、楽しみにしていて下さい♪

それでは皆さん5日以内にまたこちらでお会いしましょうねー♪

テレビ放映の速報でした☆

最近寝不足の店長でした。


2010年04月12日
今から約8年前の話・・・

今日のロンドンはとても天気が良く快晴だ。

だからと言ってこのまま晴天が夕方まで続くことはあまりないので、折りたたみ傘をカバンに入れてボンドストリートを歩き、サザビーズへと向かう。

次回のドールオークションのカタログが発売しているので、いち早く手に入れようとワクワクして歩く。

オークションの扉を開けると、ビクトリア期の絵画が並んでいた。

今日は絵画の下見会だ。

自分の家にはどう考えても入らない7.8メーターもあるような大きい絵画などがゆったりと並び、肖像画の貴婦人がこちらを向いて微笑んでいる。

日本家屋にはご縁がない絵画達を目にするだけでもお値打ちだ。などと心の中でつぶやく。

正面左側にカタログの見本が置いてある。

早速ドールカタログを手に取り、表紙をみると可愛い学校の教室に先生と生徒の人形が並んでいる。

素朴なフェルトの人形だが表紙を飾るということはすごい価格のセットに違いない。

中を開き表紙の説明を確認する。

なんとシュタイフの1920年頃のスクールセットで、教室、椅子と机、先生、生徒など全て揃っていてとても可愛い。

価格は£5000~£8000となっている。

シュタイフは、クマやぬいぐるみだけではなく、人形も昔に作っていたんだ・・・

欲しいのは山々だけど、予算がとても足りない。

ビスクドールと、ジュエリーだけで手一杯だ。

関心しながら、ページをめくっていく。


するとさすがはサザビーズ。ジュモーはもちろん、ブリュも2体も出ている。

その中でも一人特に目を引く印象的な子がいた。

文章を読んでみると、サークルドットブリュ、ハンドブロークン、ヘッド・レストレイションとある。

いわゆる手は割れて、頭は直しがあると言うことだ。

でも凄い目力で潤いのある表情をしている。

他のページを見てもカタログに写真が載っている子の中ではこの子以外は目に入らない。

写真に出ているのは3分の1ほどなので、来週にある下見会での出会いが楽しみだ♪

フロントでカタログを購入してまたボンドストリートへと歩き出す。

すぐ近くにアンティークマーケットがあるので、そこへ向かう。

途中でウインドーショッピングで賑わう通りを横切るが、このあたりはロンドンのファッションの発信元といわれる場所だけに、洗練された店舗が並んでいる。

全て100年以上の建物に、オレンジやピンクなどのカラフルな色の店舗のディスプレイが自然にマッチしていて不思議な感じがする。

その通りを横切るとこれまた立派な建物のアンティークマーケットが見えてくる。

1階と地下に約100店舗近くのアンティークショップが集まり、世界から業者や、コレクターが集うアンティーク好きの聖地みたいな所だ。

価格はオークションや、蚤の市などからすると割高で高価な物が多いが、手っ取り早く良いものを見たい人や、買いたい人にはもってこいの場所だ。

僕はその中でもお値打ちにしてくれる仲良しの業者さんに会いに行く。

今日は地下から入ろう。

地下に両替があり、日本円を手数料無しでポンドに換えてくれるので、とても良心的で便利な所がある。

両替を終え地下の一番奥の店舗で以前、地方のアンティークフェアーで出合ったイギリス人の夫人に出会う。

挨拶を交わしていると、横から白い衣装に身をかくしたアラブの人が現れた。

婦人は今は忙しいから後にして、と話すが時間が無いので今にして欲しいと返答している。


婦人は困った顔をして僕を見るが、良いですよと合図をすると、アラブ人から話を聞きだした。


すると黒いカバンの中から箱を取り出して、丁寧に包まれた紙の中から素晴らしい輝きを見せるブローチが現れた・・・

これはお祖父さんの形見で、こちらに引っ越してきて持ってきたが、資金が必要なので買ってくれないか?と言い出した。

婦人は手に取りルーペを取り出して細かくチェックを始めた。

婦人の店の扱うアイテムは小振りなジュエリーばかりなので、20センチ以上はあるこのブローチは合わないのではないかと、心の中で思っていた。

それは僕の心の中での希望と期待の願望でもあった。

アラブ人が取り出した瞬間に一目ぼれしていたのだ・・・

おそらくローズカットであろう、ダイアモンドと深緑のエメラルドとのコントラストが素晴らしく、何と言っても大きいサイズで目玉商品になる。

固唾を呑んで婦人のチェックを眺めていると、婦人と目が合った・・・

ニコッと笑みをかけてくれて、あなたは欲しいの?と聞いてきた。


きっと顔に思いっきり欲しいと書いてるぐらいのバレバレの表情をしていたんだろう・・

でもここで欲しいと言うと交渉の邪魔になると思い、ニコッと笑ってごまかした。

婦人はアラブ人にハウマッチ?と聞く。

すると£5000は欲しい、と言った。

婦人は£5000でオークションで売れても、写真撮影やカタログ代、手数料などを引かれると£4000になるし、そこまで上がる保障もないわね、と話す。

アラブ人はそれなら£4000でどうだと言った。

私はハッキリ言ってそれならいらない。£3000なら考えてもいいわよ。と言うとアラブ人は困った顔をして黙り込んだ・・

沈黙の中も僕は心の中で£4000でも欲しい!と叫んでいた。

婦人はその僕の顔をみて、この日本人のディーラーならきっと£3500で考えてくれるかもよ!と話し出した。

あなたはこんな大きなものが好きだったよね?と言ってきたのでドキドキしながら裏返った声でイエス!と言い、べリービューティフルと思わず言うと、無表情だったアラブ人がにこりと笑い、現金はあるのか?と聞いてきた。

あわててイエスプリーズと言うと婦人がまだこの人は売ると言ってないよと笑う。

アラブ人は、このブローチはあなたに譲ります、と言い僕に手渡す。

手に取ると意外と重みがあり、しっかりした作りだ。

近くで見ても素敵な色合いに変わりはなく、惚れ込むばかりだ・・・

婦人に、あなたの店に売りに来たのに、本当に僕が買ってもいいんですか?と念をおす。


婦人はたまたまこんな場面にあなたが居合わせたのは、ラッキーだったのよ、と言ってくれた。

僕は安心してお金を手渡すと、口数の少ないアラブ人は足早に立ち去った。

こんな買い方をしたのは初めてだ。

婦人は本当は私なら£3000で粘って、それでいいですと言うまでいらないと言い、買い取りが成立すると、自分のアイテムではないから知り合いの業者に£3300以上で転売するのよと話してくれた。

そしてその業者は海外のディーラーに£4000以上で売るのよと言ってくれた。

そうなると£5000近くになり、アラブ人の希望価格に近くなる。

と言うことは、アラブ人の値ふみはかなり正確だということだ・・・すごい!

やはり遺言なのか、勉強したのかわからないがきっちりと相場を調べてマーケットにやってきたんだと関心した。

さすがオープンなロンドンアンティーク市場だ。

ロンドンでは一般客もコレクターも業者も、同じオークションで売買ができる。

だから相場がきっちりとあり、情報もオープンなので、薄利で売りさばいたりしないと、暴利を稼いでいることもすぐにわかる。

まさにそれを物語る出会いだった。

もう、今日はこれでいい・・・

婦人にお礼を言い、ティーかコーヒーはいらないかと聞くと、アラブ人の気が変わらないうちにここから離れなさいと、おどけた表情で話した。

懐の大きい婦人だ・・・

サンキューと言って、本当に素早い足取りでマーケットを後にした。

アラブ人が戻ってくる前に・・・



続く




続きは次回にお送りします。


ほんとうにご無沙汰していましたけど、皆さんお元気でしょうか?

バレンタインの時期からかなり時間が経ち、もう4月も半ば、すっかり春になり、桜も散りかけていますね。

3月はイベントもあまりなく、ゆっくりできると思っていたら、色んな用事が山ほど現れ、すぐに四月が来て、阪急、芦屋大丸と連続デパート催事に突入しました。

明日で芦屋大丸は終わりますが、明後日からは西宮阪急とあと1週間続きます。

この連続催事の期間中も沢山の人がご来店されて、ほんとうに感謝感謝の毎日でした。


阪急では人が多すぎて歩けない程の人出で記念に写メを撮ったぐらいです^^


明日の芦屋大丸の最終日、そして西宮阪急でもまた皆さんにお会いできるのを楽しみにしています♪

西宮阪急が終わった後も北野天満宮、大須観音と続きますので、体力をつけて頑張りたいと思います。

そして西宮阪急の開催中の17日土曜日ですが、その日はまねきねこキャッツの試合が大阪であり、1時に終了してから向かいますので、おそらく早くて2時、遅くて3時には阪急に戻りますのでその日だけご注意下さい。

必ず勝利して、笑顔で売り場に戻ってきますので日焼けした僕の顔を見に来て下さい^^


それでは皆さん、季節の変わり目は体調を崩すことが多いですので、体調管理をしっかりして睡眠を良くとり、旬のものを沢山食べて元気に乗り越えましょう♪


話は変わりますが、洋館店の異人館レストラン猫巴里(ねこぱり)が水曜にテレビの取材を受けます。

放送日などがわかりましたらこちらでお知らせしますので皆さんチェックして下さいね♪

もしかしたら緊張した顔の僕が出るかもしれませんし、洋館店の二階からの眺望や店内の様子が出ると思いますのでお楽しみに♪


それではまたー☆

今からドキドキの店長でした






2010年02月12日
婦人がこれからディナーへと急いでいるので、他にも沢山気になる子達がいるが、トリステとゴーティエと部屋の入り口に立っていたブリュを1階にみんなで運び出した。

しかし婦人は長年収集してきて初めて尋ねてきた日本人に飛び切り可愛い子をピックアップされて、いかにも不機嫌そうにしているのが伝わってきた・・・

婦人がゴブランのソファに座りなおすと、シャム猫と珍しい犬がピョンと飛び跳ねて婦人の横に寄り添う。

それをみてラブリーと僕が言うと、眉間のしわが取れて微笑んでくれた。

そしてあなたはこの子達を全部連れて行く気なのか?と聞いてきた。

今日はご縁があることに、ロンドンに到着したばかりで、お金も何とか足りるんです。
そして何と言っても全て一目ぼれです、と話した。

「ゴーティエはいいけど、トリステとブリュは裸にするが、それでも連れて行く?」と言ってきた。

僕はどういう意味かわからないけど、うなずいた。

すると婦人は黙々とブリュの洋服を脱がしだした・・・

僕の横で息子さんが両手をあげてあきれたような顔をしている。

僕はそれをじっと眺めていると、婦人の想いが伝わってきた・・・

いつかは手放す時がくるのだけど、あまりにも突然の別れ・・

それならせめてこの子達が着ていた洋服を想い出にとっておこう・・・

そしてその姿を見て気が変わってくれたらいいな・・


「今日はそのブリュは連れて行きません」

すると婦人の手が止まり、横に居眠っていたシャム猫も目が開いてこちらを覗き込む。

そして眉間のしわが取れた穏やかな表情で「トリステとゴーティエはどうするの?」と聞いてきた。


「この子達の洋服を脱がさないで僕に託してくれるなら、連れて帰りたいです。」

「オッケー」と言うと婦人は後はこの子達に任せるからよろしくね、と言って迎えの車が待つ玄関へと歩き出した。

どうもありがとうございましたと声を掛けるとウインクを返してくれた。


心の中が安心感で満ちてきた。

息子さんに金額を確認して支払いを済まし、持ってきた大きいバッグにパッキンで丁寧に梱包してお人形達を包んでいく。

「またどうしても欲しくなったら電話してお伺いしてもいいですか?」と息子さんに話すと、もちろん良いですよと、親切に話してくれて、母はまだオークションで人形が出ると競に出かけて買いに行くほどの人形好きだから自分のお気に入りを手放すのはまだまだ抵抗があるんだ、と言った。

「でも歩くのもままならなくなってきたんだから、自分が元気なうちに手放していくと良いよと、最近は家族で話していて、そこに君が突然電話をくれたんだよ・・・不思議だったよ・・」

それを聞いて僕はやはり縁があったんだと納得した。

息子さんも娘さんも本当に良い人達だ。

お母さんを立てながらも全て手伝い、移動の際も腕を取り優しく介護をしている。

こうしてお母さんのコレクションも大切に、お母さんの思いも大事にして手伝ってくれている。

素敵な家族だ。


この素敵な家族に愛されてきたお人形達はきっと幸せだっただろう。

だから僕もその想いを大切にして次のオーナーとの橋渡しを努めよう。

そして幸せだったお人形達は次のオーナーも幸せに導くに違いない。

これがアンティークがGOOD LUCKと言われるいわれなのだから・・・


娘さんが出してくれた美味しい紅茶を飲み終わると、息子さんが地下鉄の駅までまた車で送ってくれると言ってくれた。

玄関を出て振り返ると白熱灯に照らされたステンドガラスが素敵に輝いていた。

娘さんが出てきてバイバイと手を振る後ろに、変わった犬がこちらを向いて、ワンとほえた。

バイバイと言う意味かそれとも早く帰れなのか分からないが初めて声を聞いた。

さようなら、人形の館。


つづく・・・



続きは次回にお届けします。



皆さんご無沙汰していましたけどお元気ですか?

弾丸買い付け旅行から、神戸店のフェアー、博多大丸、今は芦屋大丸とほぼ休み無しで駆け抜けてきましたのでなかなか更新できなくてすみませんでした。

往復に35時間かけて、滞在は約24時間の初めてのワンデイロンドンも無事に終え帰ってきましたけど、帰りの飛行機にもう少しで乗り遅れてしまう、ギリギリの大成功でした^^

地下鉄のワンデイトラベルカードを買い1日に8回も地下鉄を乗り降りしながらのドキドキ買い付け行程はまた買い付け物語でご紹介します♪

自分でもよくぞここまで・・・と褒めたくなる1日を過ごしましたが、後でゆっくりと考えてみると、渡航前に1日しかいないと、ロンドンの人達に伝えていたので沢山の人達に助けていただいたからの大成功だったと心から感謝しています。

そして帰国して翌日からの神戸店の創業20周年フェアーもそれは凄い混雑で、本当に嬉しかったのですが狭い店内で皆さんにご迷惑をおかけして、なかなか見れない方もいらして、残念ながら見ないままお帰りになられた方もおられました・・・

そして空クジ無しのガシャポンくじも出来なくてご迷惑をおかけしましたvv


次回は9月に開催する予定ですので、今回お越しになられてガシャポンくじが出来なかったお客様には次回、二回くじ引きをしていただけますので、是非次回はリベンジガシャポンをしに来て下さい♪

外れ無しで最高2万円の商品券が9分の1の確立で当たるアンパンマンガシャポンでとても楽しいんですよ♪

どれが当たりかはその日に決めますが今回は赤ちゃんマンにするつもりでした。

次回はホラーマンにします。

遠くは名古屋、東京などからも沢山かけつけていただいて、20周年のお祝いを頂いたり本当に嬉しい二日間を過ごせました。

そしてその次の日には博多へと出発しました。

博多では楽しい日々を過ごし、新たな出会いもあり父親はこんな素敵な街で育って来たんだなと感慨深く過ごせました。


博多から戻ってきてまたすぐに今度は芦屋大丸のイベント♪

初日から沢山の人が来てくれてこちらも嬉しい日々を過ごしています♪


あと3日間ですがまた皆さんとお会いできるのを楽しみにしています♪


芦屋が終わりますと、17日からは久しぶりの京都高島屋でのイベントが始まります。

その後は京都北野天満宮、1年ぶりの神戸骨董祭と楽しいイベントがてんこ盛りですので、アンティーク好きな皆さん!どしどしお越し下さい☆

僕は早寝早起きをして元気に皆さんとお会いできるように準備しておきますので、皆さんも元気な顔を見せて下さいね。

日曜日はバレンタインです♪


小中学校時代は当日に下駄箱に入ってないかなどドキドキしてその日を迎えていました^^

結局下駄箱などの妄想はもろくも砕け散り、母親と妹と近所のおばさんにもらって大好きなチョコレートを食べていました♪

それに比べて今日は義理チョコとは言え5個も頂き帰りの車でも美味しく食べながら帰ってきました。


今はしばらく歯の治療をしている最中なので、食べ過ぎて虫歯になっても先生が治してくれると安心して大好きなチョコレートをいただきたいと思います^^


皆さんも素敵なバレンタインをお過ごし下さい♪


それでは沢山のイベントで皆さんにお会いするのを心から楽しみにしています♪




チワワの天ちゃんには毒となるチョコレートをおすそ分け出来ないのが残念だけど、天ちゃんにばれないように美味しく食べている店長でした^^

余談ですが、去年の9月の神戸店のフェアーの初日に元千葉ロッテマリーンズのバレンタイン監督が試合前に神戸店に入ってきましたよ^^
アンティークが好きみたいで熱心に見てくれました♪
ボビーとサインもしてくれてカッコイイ監督でした☆
バレンタインで思い出した想い出話でした♪






















2010年01月14日
皆さんお元気でしょうか?

今朝、玄関ふき用の雑巾を外に干してあるんですが、この冬初めて凍っていました^^

温かい太平洋側の神戸でこの寒さなら北陸や東北、北海道の方はもっと厳しい寒さになっているでしょうね。


今は大阪のデパートでイベントを開催しています♪

昨日から阪神百貨店が始まり、梅田大丸と二ヶ所で同時開催しています。


僕は梅田大丸にいますので、御用の方は梅田大丸にお越し下さい♪


阪神も優秀なスタッフがいますし、骨董道具市も開催して楽しいイベントになっていますので是非御来店下さい♪

共に18日まで開催しています☆


その後は西宮阪急でイベントがあり、それが終わりますといよいよ年に一度の神戸店のフェアーがあります♪


今回は二日間だけの開催になりますが、前日にヨーロッパから帰国してまた新たな出会いのアンティーク達を連れて帰ってきます♪

西宮阪急が終わり3日間でヨーロッパから帰ってくる弾丸買い付け旅行ですが、元気に皆様にお会いできるように頑張ってきます♪

ロンドンはかなり寒くなっていて、今日ロンドンの友人からのメールによると大雪で交通機関にかなりの乱れが出ていると聞きました。

弾丸買い付けなので、もし飛行機などが遅れますと、フェアーに間に合わなくなりますが、お正月は大吉おみくじという幸運の年始なので、きっと大丈夫だとおもいます^^


そして神戸店のフェアーが終わりますと、2月3、4、5日に博多大丸のイベントに初出店します♪

僕の父は福岡出身で、母は鹿児島と僕はまさに九州男児と言うことになります^^

九州出身の両親が大阪で知り合ったので、僕は大阪育ちですが、九州への縁はとても強いんです☆

今回はその福岡での仕事となりますので、僕自身とても楽しみにしています♪

親戚も多いですし、僕は子供の頃から南海沿線に住んでいましたので、野球は阪神ではなく、南海ホークスの大ファンでした☆

その南海ホークスも今は福岡ソフトバンクホークスとなり、九州の人気チームとなっています♪

20年前に福岡にホークスが行ってからももちろんホークスファンです♪

今僕が監督兼選手で頑張っているまねきねこキャッツのユニフォームも昔の南海ホークスのデザインで緑色のチームカラーです♪


博多は食べ物も美味しいですし、お人形のファンも多いのでまた素敵な出会いがあると楽しみにしています♪


自分自身が福岡に行くのは約4年ぶりです☆

父の実家に行っておじいちゃんとおばあちゃんのお墓参りに行った以来です。

そのときは新幹線で行きましたが、今回はフェリーで向かいます♪

なので車に沢山のアンティーク達を詰め込んで行きますので、アンティークジュエリーとドールの大好きな九州の方は是非お越し下さい♪


それでは皆さん、まだまだ寒い日が続きますが着膨れなどを気にせず、温かい格好をして身体を冷やさないようにしてこの冬を乗り越えましょう♪

僕も最近はヒートテックのズボン下を必ず履いて出かけています^^

一度着ると離せません^^


15日の夕方には日食もありますので、チャンスがあれば温かい格好で見ようと思っています♪

去年日本中が大騒ぎになった日食のときは、神戸の生田神社が昼間に暗くなり、幻想的な世界を見ましたので今回も楽しみにしています♪


それでは皆さん、まだまだ続きます梅田大丸、阪神、西宮阪急、神戸店、博多大丸でお会いするのを楽しみにしています♪


是非お越し下さいね♪


買い付け物語は次回お送りします☆



15日は明日だ!と手帳を見て今更びっくりしている店長でした^^

その時間はデパートを抜け出して屋上か何処かに行っていると思いますのでお許し下さいね・・・4時半から5時ぐらいです・・・




2010年01月03日
息子さんの車で20分ぐらい走ると、クレアさんの自宅に到着した。

郊外らしく、19時前の通勤渋滞で反対側の道路はかなり込んでいた。

真っ暗の中で、白い洋館が見えた。

車を前までつけると、目の前に100年以上は経つ素敵な洋館の窓から黄色い明かりが漏れている。

ドアの上には綺麗なステンドガラスがはられていて、ドーム型に弧を描いている。

息子さんに導かれて玄関に入ると、廊下の通路に沢山のダンボールが積まれている。

奥に階段が見えているが、そこにはお人形がずらりと並んで、手招きしてくれているみたいだ。

左側の応接室に招かれると、シャムネコを抱いたクレアさんが大きいゴブランのソファに座っていた。

足元には毛がほとんど無い珍しい種類の小型犬が寝ている。

ハローと声をかけられると、大きい子なら2メーター近い子も二階にいるわよ、と話し出した。

そうか、時間が遅いから、手早くしないといけないんだ。

見せて下さい、と言うと、フラフラした足取りで立とうとすると娘さんがクレアさんの腕を組み、応接室の隣の部屋に招かれた。

20畳ぐらいの大きさだが、素敵な衝立の奥にはざっと見て100体以上は並べてある。

中には見たことがある子もいたので、きっと1階だしドールショー用のお人形をこの部屋に集めているんだろう。

この子も大きい子だけど、どうですか?と何体も声をかけてくれるが、好きな顔の子はいないので、3回くらいノー、と返事をすると、では二階へ行きましょうと、二階へ向かった。

二階へと上る階段の通路にも全てテディベアーやお人形が並んでいる。

二階の一番手前の部屋は、格子がついていて金庫のような扉になっている。

そこを通過して一番奥の寝室に2メーター近い子がいるからと案内された。

FGなのよ、と聞いてどんなゴーティエなんだろう・・・と考えていると、クレアさんのベッドの横に、大人の女性のリアルな人形が座っている。

マネキンタイプだ・・・

いくらFGが好きな僕でも、このタイプは・・・ひょっとしてFGの大きい子と言うのはこれだけでベベドールの普通のタイプはないのでは・・・と不安になってきた。

ベベドールは?と言うと。

1体いるわよ、と最初に見た格子のついた部屋に向かい、息子さんに鍵を渡し開けさせた。

凄い子達がいるような予感がして、寒いのもあるがゾクゾクしてきた。

扉をあけると信じられない光景が・・・

20畳はある部屋に全てベベドールで、100体以上が立ったり座ったりしていてこちらをみている・・・

一番奥にはジュモートリステが2体並んで悲しげな表情をしている。

そしてなんと一番手前の左側にはブリュ・ジュンがスタンドに立てられて床からこちらをみていた・・・

そしてその反対側の右側には、とても大きいFGがこちらを見ている。

声を失っていると、クレアさんが、このFGが大きい子よと話しかけてきた。

もちろんその子も頂きたいですが、奥のトリステは譲っていただけませんか?と話すと、クレアさんの表情が固くなり、一度見てみてごらんなさい、と言って息子さんに近くに持ってこさせた。

近くで見ると、とても素晴らしい焼きで憂いのある表情をしている。

じっと眺めていると、クレアさんがこっちにも大きい子がいるわ、と話して向かいの部屋の鍵も開けさせてドアが開いた。

なんとその部屋にも同じような数のお人形が・・・

ドールショーでもこんな数を見たことがない・・・


1階には3部屋、2階はドアを数えると、7部屋はある・・・

階段や入り口通路にもぎっしりとお人形が並ぶ。

応接室には、チラッとしか見てないが、ガラス棚の中に、小さいミニョネットなどのミニビスクドールや、ビスクキューピーなどが100体以上は並んでいた・・

1部屋100体としても1000体はいるということになる・・・信じられない・・・

圧倒されていると、この大きいジャーマンドールはどう?

今度は90センチくらいのお人形を薦めてくる。

信じられない状況にボーっとして生返事をすると、今夜はディナーの約束があるのよ、と言われた。

急がないと。

そう思いながらも、物凄い数のお人形達に圧倒されて、鳥肌が立ってきた・・・

遠い日本から、イギリスに来てその日の夜に、ロンドン郊外の来たことがない家に自分はいる・・・出会いと縁は本当に不思議だ・・・

感激しながらもお人形を眺める。



続く



あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

今年も皆さんと共に、素敵な出会いを楽しんでいけますように願っています。


今年は、除夜の鐘を二回ついて、新年の感謝と幸福をお願いしてきました。


そして生田神社さんのおみくじは大吉でした。

お正月のおみくじで大吉は初めてなので、今年もきっと良い年になること間違い無しと、前向きなお正月を過ごしました^^

皆さんはどうでしたでしょうか?

今日3日からは、明日から始まる西宮阪急のイベント準備があります。

明日からいよいよ今年のスタートとして、初売りになりますので皆さん是非御来店下さい。


時代雑貨バザールですので、アンティークジュエリーとドールはもちろん、家具、骨董など沢山のアンティーク達が勢揃いしますので楽しいイベント間違い無しですよ^^

2010年になり最初のイベントで皆さんにお会いできるのを楽しみにしています♪

それではそろそろ搬入に出かけてきます☆

今年もまねきねこへのご愛顧、よろしくお願いします。



久しぶりに凧揚げをした店長でした。
2009年12月24日
先月11月の買い付けのはなし・・・

今回の買い付けは、出発前にロンドンのブレンダ女史からのメールで気分が落ち込んでいた・・

何年も開催されていたドールショーが開催されないかもしれないとの、長文メールが出発10日前に届いた。

ブレンダが代表として、世界からお人形店が集合する素敵なイベントを長年運営してきたのに、こんなに急に中止になるとは思いもしなかった・・

やはり世界同時不況の波が、ドールショーにも襲い掛かってきたのだろうか・・・

それでもかすかな望みを抱いて、ロンドンへと旅立った。

そしてロンドン到着後、いつものようにすぐに、アンティークマーケットに向かう。

両替もあるが、今回はグレンダと約束をしていた。

ブレンダ女史とはもちろん別人で、ドールショーにも出店しているし、とにかく優しくて、お人形への愛情はロンドン1番のような気がする。

夕方5時に到着して再会すると、いつものように、両方のホッペをあわせるキスのような挨拶をしてきた。

何回しても恥ずかしい・・

そして早速ドールショーの話を持ちかけると、グレンダもガッカリしたような表情をしてオーマイゴットとつぶやく・・・

やっぱり無いんだ・・

僕もがっかりしていると、グレンダは主催者は変わるけどオークション会社がバックアップして、新たなドールショーを開催する動きもあるのよ、と話してくれた。


それは良かったと返事をするが、今回は間違いなく無いし、前回のドールショーで、名前は知らないが高齢の婦人と11月のドールショーで、ある人形の事での約束を交わしていたのに、その約束を果たせないのが残念だと説明をした。

グレンダはどんな感じの人?と聞いてきたので、出店場所と特徴を話した。

すると、それは多分クレアさんだと思うわ!と笑顔で話してくれて、電話番号も知っているからすぐにかけてあげる!と地下から1階に飛び出して行った。

電波が入らないのかな・・

グレンダが行った後もそんなことをつぶやきながら、気分は落ち込んだまま。

ブレンダが帰ってきて、クレアは留守だったけど、息子さんにはつながって、もうすぐ帰ってくると言ってたから、あとで電話して話せばいいのよ、と電話番号を紙に書いてくれて手渡してくれた。

本当に親切な人だ。

ドールショーでもいつも僕の沢山の荷物を預かってくれるし、怒ったところなんか見たこともない。

グレンダのお人形は全てかわいくコーディネートされていて、全ての物や人に愛情を注いで生活しているのだろう。

グレンダと別れてホテルへと帰る。

部屋に到着すると、せっかく電話番号を聞いたので電話をかけてみる。

初めて電話をかけるのは緊張するし、元来苦手なので、本当はかけたくないが、グレンダが僕の為に頑張ってくれたのだから思い切ってみた。

すると聞き覚えのある声の婦人が電話に出た。

息子さんから話は聞いていたようで、日本人の僕だと言うのはわかってくれていた。

ただ耳が遠くてかなりの大声で何度も話さないと会話にならないので大変だ。

前回のドールショーでのお約束は覚えていますか?

なんの人形がほしいの?

と会話もすれ違う・・・

何度言っても、

何の人形を探しているのか?

もうこれは、ストレートに言ってしまおうと、

ゴーティエ、ブリュジュン、ウォンテッド・・・と伝える

あなたは大きい子が好きだったね・・・なんと僕の事はわかってくれていたのだ!

約束のことは何にも言わないけど・・・

とても大きいFGが1体いるわ。

僕はびっくりした・・

約束とはシャーリーテンプルの事で、そんな高価なお人形など、ドールショーにも持ってきたことがないので、まさかの展開だ・・

僕はすかさず今からすぐにお伺いしてもいいですか?と話すと、クレアさんは

どこからくるの?

ビクトリアからです、と伝えると、地下鉄で40分はかかるわよとのこと。


今すぐに出れば6時半には行けると思いますのでお伺いしてもいいですか?ともう一度お願いする。

クレアさんは、少しの沈黙の後、それでは6時半に駅に行きましょうと言ってくれた。

電話を切り、荷物もそのままに、時差ぼけでだるい身体も、思いもしなかった出会いとの興奮でだるさも吹き飛んでいった。


ビクトリア駅に着くと通勤時間で人でごった返していた。


この時間に地下鉄に乗るのは久しぶりだが混雑がすごい。

到着駅を確認してチケットを販売機で購入する。

なんと約千円もする!

5ポンド以上もする券を買ったのは初めてだ。

値上がりしたとは聞いていたがこんなに高いとは

これは頻繁に使う人は大変だ。

近くならタクシーの方がお得だと言うのは本当だった。


電車に乗るとギュウギュウ詰めになりながらも、これからの出会いに心がときめいてくる。

金曜の夜といえば、ロンドンではレストランもいっぱいになり、休日前夜の大切な夜になる。

そんな時間に、日本から来た業者が突然電話をかけてきて、すぐに尋ねてくるなんて、考えてみたら良く了承してくれたもんだ・・・

ほんとうに嬉しいけど、悪い気がしてきた。

でももしかしたら駅には警戒して来てないかもしれない・・・

もしそうだとしても仕方ない。

そんなことを考えながらも心の奥ではワクワクしている。


駅に到着してエスカレーターを上がっていく。

終点に近い駅なので人も少ない。

改札を出ると見たことがない、若い女性が僕のほうを見ている。

ミスターサカイ?

イエスと言うと、兄が車で待っているから付いて来て、と歩き出す。

外に出ると駅の出口になんと靴屋さんがある。

それも素敵な皮靴が沢山並んでいて、物凄く安い。

びっくりしていたら、こっちよ!とせかされた。

駅のロータリーを渡ると、ここでしばらく待ちましょうと言ってくれた。

大きい回転交差点で、一度向こうに行くと、なかなか帰って来れないのよ・・・と嘆いている。

時間を見ると夜の6時半を過ぎている。

お母さんはどうしたの?などやぼな話はしないほうが良さそうだ。

きっと家に連れて行ってくれるに違いない。


兄弟まで巻き込んでしまい申し訳ない気分だが、こんな遠いところまで来て、イギリス人の家に今まさに招かれようとしている。


ドールショーは無くなったけど、まさかこんな展開になるとは・・・


出発前に店長日記に、色々な変更があるらしいけど、これも吉兆だと思い・・・と書いたがまさに言霊になった!


お兄さんがようやく到着して、車から降りて来てくれた。

挨拶を交わすとさぁどうぞ、と後部座席に乗り込んだ。



今から行くクレアさんのお家にはいったいどんな子達が待っているのだろう・・・


大きいゴーティエがいるのは間違いない。


ドールショーには出したことがない、コレクションが沢山あるのだろうか・・・

スピードを上げて走る車中から、ロンドン郊外の住宅街の明かりを見つめながら心を弾ませる・・・・


続く



続きは次回にお送りします。



皆さんお元気でしょうか?


今日はクリスマスイブ。


ほんとうに12月は師走と言う通り、あっという間に過ぎ去っていきました。

今年もあと1週間。

デパートのイベントもあり、今回は年賀状も全く手がつけてない状態です・・


みなさん、今年は遅くなりますことを先にお詫びしておきます。すいません。


明日は今年最後の骨董市、終い天神さんです。

2月の梅花祭と同じように人が多くて賑わう日なので、何とか天気になって楽しい市になることを願います。


僕も今年最後のおみくじをひきたいと思います。


いつも店出しの前にお参りをするのですが、天満宮のおみくじは100円と安いのに、良い紙でいつもいいアドバイスをくれるのです。

そして明後日からは今年最後のデパート催事、梅田大丸のイベントが始まります。

明日の天満宮が終われば、その足で大丸に荷物を運びますので、忙しくなりますが、年末の渋滞もなくスムーズに到着が出来て無事に店出しが出来るように願いながら頑張ります。


先日の芦屋大丸では、また沢山のお客さんが来て頂いて本当に忙しく、感謝の毎日でした。

ありがとうございました。


名古屋大須観音でも皆さんお越しいただいて、素敵な一日になりました。


とても寒い日になりましたので、ほとんどの業者さんがいつもよりも早く終い始めて、僕も3時半頃から片付け始めました。

ほとんどの荷物を車に積み込み、後はごみ拾いをして忘れ物がないか点検していると、僕の後ろの店の前に、見覚えのある男性が立っていた・・・

名前を呼ぶと気がつかないので、もう一度大きい声で呼ぶと、こちらをみてあれ?という表情をした後こちらに来て、僕だとわかり、やっと会えたよー!と手を握ってきました。

僕が大須に初めて来たのは18年程前になりますが、その当時から毎月のように店に来てくれていたお客さんだったのです。

大切な奥さんに良いものがないかと、珍しいアンティークを探しに来ておられました。

まだ半分雑貨を並べている(ほとんどガラクタですが)時期で、少しだけアンティークジュエリーを持っていってました。

その方は自分自身も西洋アンティークが大好きなので、良いものがあれば自分の物のように喜んでみてくれていました。

まだ高い物はほとんど持っていないときに、初めて骨董市で20万円のジュエリーを買っていただいて、物凄く嬉しかったことを覚えています。

若い僕を育ててくれていたのではないかと、今でも思っています。

そして僕が関西のデパート催事で忙しくなり大須にあまり行けなくなってから、5、6年が経ちますがそれと同時にその方もあまり来なくなりました。

大体毎月のように来られていたので、体調でも悪いのかなと心配していました。

そんな心配があったので、会えたことは本当に嬉しく、感激しました。

君に会ってパワーをもらいたかったんだよ!と話してくれました。

5年間、脊髄の神経の病気や、心臓の病気とあちこちと悪くなり、ようやく出てくることが出来たと聞いて、知らなくて本当にすいません、と謝ると、君からいつももらっているハガキなどを妻が病院にも持ってきてくれてたから、君も頑張っているから、僕もがんばらないかんと思ってたよ。と嬉しいことを言ってくれました。


長い間手を握っていたら、通る人達がジロジロと見出しましたが、そんなことは全然気にならなく、再会をお互いに喜んでいました。

42歳の僕と70歳過ぎの男同士で、年齢を超えた友情のような絆を感じました。


僕のパワーを精一杯送りますから、元気を出して来年は良い年にしましょうね!と言うと、ありがとう!今度会えるときはもっと元気になって、素敵なアンティークを見れるようになるよ!と話して再会を約束して別れました。


本当に嬉しい一日になりました。

ただその翌日、ほんとに全てのパワーを吸い取られたのか、風邪気味になってしまいました^^

でも熱が出ることも無く、なんとか大丈夫です。


みなさんも体調に気をつけて、元気で年末を迎えて下さいね。

今年最後の骨董市とデパートでお会いできるのを楽しみにしています♪


それではまた☆


美輪さんのディナーショーで一番前の席で美輪さんパワーを頂いた店長でした。


メリークリスマス☆☆☆















2009年12月17日
僕が23才のとき、初めてのパリへの買い付け 終編


部屋に戻り、すぐにアキラに電話をかける。

今日はストで大変だったんですよ!

なぜ知らせてくれなかったんですか!?

するとアキラは、パリでは日本とは違い、予告無しにストライキをするんですよ・・・

ほんとかどうかわからないけど、そう言われたら何にも言えない・・・

とにかく無事でなによりです。

その通りなので、もう何も言わずにサヨナラを言い電話を切った。


落ち着きを取り戻すと、お腹の虫が鳴り出した。

明日はストが解消されていれば、蚤の市もあるし、腹ごしらえをしておかないと、と筋肉痛の重たい足をあげ、外へとくりだした。


その日の夜は、深い眠りにすぐに入り、朝の目ざまし時計の音が、すぐに鳴ったような気がしながら、目が覚めた。

簡単な朝食を取り、ホテルを出て地下鉄の駅へと向かう。

入り口は開いていて、昨日の騒動は遥か昔のことのように感じるぐらい正常に機能している。

今日は記念すべき、初めての買い付けの日だ!

気合が入ってくる。

高校野球の時の打席に入る前の緊張感のような、ドキドキワクワク感に似ている。

モントレイユの駅に着くと、みんなゾロゾロと同じ方向に歩き出す。

みんな市に向かうようなので、迷わなくていい。

するとすぐに沢山の店が見えてきた。

新しい衣料品、古着、ガラクタが所狭しと並んでいる・・

広い1本の道に、見えなくなるところまでずっと店が続いている。

これは凄い!

アンティークの店は全部見てまわるぞ!と心に誓う。

10件目ぐらいの店でかなり古そうで、形も良い置時計を見つけた。

価格を聞くと2200フラン。

1フラン22円として4万円代か・・・

予算が合わないので、時計を置き行こうとすると、店主が早口のフランス語で何か言っている。

そして僕の電卓を取ると、1000フランと押してどうだと言ってきた。

何も言ってないのに半額以下だ・・

それでも置時計で2万台はやはり高いので、メルシーと言って離れようとすると、もう一度電卓を奪い取り、いくらなら買うんだ!みたいな事を言って数字を押せと言う・・・

圧倒されながらも、頭で計算して500ならと見せると、600でどうだ?とニッコリ笑顔で電卓を押してきた・・・

そういえば地球の歩き方に、パリでは値引き交渉次第で、半額になることも・・と書いてあった。

しかし値切っていないのにここまでとは・・

お金を渡すと、メルシーと更に笑顔で時計を受け取った。

本ではロンドンでは1割がやっとだ、ともかいてあったので、人間性というか土地柄というか、とにかく駆け引きとはこういうことなんだと、手ごたえをつかんだ。

値切らなくても、帰るフリをすれば安くなるんだ。

その後もその調子で、古着、アンティークドレス、アクセサリーなどお手頃な物を沢山見つけて、半額以下で買うことが出来た。

荷物を沢山持って帰ろうとしたら、フランス人ではない外国の婦人が、4、5人の男に囲まれて笑いながら話していた。

何か変だなと歩きながらみていると、後ろの男がその婦人のカバンからカメラなどを盗んでいる・・・

話すフリをしながらスリをする集団だ!

これも本に書いてあった!

僕の隣にいた店主も見ていたので、指をさしゼスチャーで泥棒だから助けてあげようと言うと、おまえが刺されるぞみたいな、ゼスチャーをされた・・・

ポリスにでも言わない限りこれだけの人の多さの中ではどうしょうもないよ・・・

そんな感じのことを言われた・・・

怖い国だ・・・

日本なら白昼に骨董市で見つけたら、どうにか大声を出せば逃げて行ったりするだろうに・・・やはり日本は治安が良い。

婦人がかわいそうに思いながらも、これもお国柄なのか・・と納得するしかない。

もう一度振り返り見ると、もう男達はいなかった・・・

次のターゲットを見つけに行ったのか・・

昨日といい、今日といいパリの光と影を見た。

西洋アンティークは西洋にしかないが、日本の文化はやはり素晴らしい。

何かの本でみたが、外に出ると日本の良さがわかるとあったが、その通りだ。


地下鉄にのり、沢山の荷物をホテルに一度置きに行く。

次に行くクリニャンクールはホテルから近いから便利だ。

初めてのパリ。

まだ二日目でこの濃い日々を過ごした。

教訓でもあり、どうしようもない文化の隔たりなど、憧れの花の都パリの裏側を見て、ショックもあったけど、最初にこれだけの経験ができたことは、今後につながるだろう・・・

しんみりしながら、またホテルを飛び出す・・・


続く


次回は今年の11月の買い付け物語をお送りします。



皆さんお元気ですか?

今は名古屋のホテルから日記を書いています。

便利なもので、パソコンさえ持っていけばどこでも書けるので素晴らしいことです。

明日は早朝から骨董市がありますが、ホテルの窓から市が見えるすぐ横にホテルがあり、これまたとても便利です。


さっき、東海地方で地震があったということですが、ほとんど揺れは感じませんでした。


大事に至らなければいいのですが、阪神大震災といい、寒い時期に大地が揺れるような気がします。


お人形をお持ちの方は、スタンドにだけは立たせないで下さいね。

震災ではスタンドに立ててコレクションをされている方でお人形が飛んで行き、割れてしまった場合が多かったのです。


僕の店は全員座らせていましたが、全員無事でした。


スタンドは不安定なので、撮影や、遊ぶときだけ使用して、普段は使わないのがベターです。


火曜まで開催した、芦屋大丸のイベントでは皆さん沢山来て頂き、新たな出会いもあり、大成功に終わりました。

ありがとうございました。


明日はどんな出会いがあるか楽しみにしています♪


そして日曜はいよいよ美輪明宏さんのディナーショーもあります♪


今回は月曜にロンドンに行かないといけない用事がありましたので、その場合は早朝に美輪さんも宿泊のホテルを出発しないといけなくて、美輪さんに遭遇や、バンドの水野さんとの再会も出来ないところでしたが、飛行機のキャンセル待ちが取れなくなりましたので、またチャンスがあるかもしれません♪

ロンドンへはオークションで落札したお人形を1泊で引き取りに行くつもりでした。

ロンドンの有名オークションでは、梱包と配送を頼めば、サイズにもよりますが、今回は20万ほどかかるところでした。

僕が取りに行けば、安全だし、費用も往復で8万円で行けるんです^^

5体ほどいますので割れば経費もわずかですし、皆さんにもお安く提供できるという利点があります。

まして今回はマイレージが貯まっていて燃油代の2万円だけで行けます。

テレビでタレントがよくする、1泊3日の弾丸ツアーで大変ですが、頑張っていくつもりでしたので残念です。

でも1月にチケットを確保できましたので、みなさんまた連れて帰ってきたらこちらでも披露しますので楽しみにしていてください♪


とても珍しいお人形を落札できましたので♪

見たこと無い超ビッグなテディベアーも^^


それでは皆様、明日はもっと冷え込むそうなので、温かくして過ごしてくださいね♪

それではまたお会いするのを楽しみにしています♪


僕はストーブ、ヤカンも用意して、温かいラーメンやコーヒーを飲みながら店出しができるように準備万端なのでご安心下さい♪


おやすみなさい☆


今から入浴剤を入れてお風呂に入る店長でした♪





2009年12月09日
僕が23歳の頃、初めてパリへと旅した話の後編・・・

地図を片手に、足早にホテルへの長い道のりを歩き出す。

道を1本でも間違うと、大変なことになるので、通りで大きい交差点がある度に、通りの名称を確認する。


ただ1つ幸運なのは、今はサマータイムだ。

夜9時過ぎまで明るいので、5時間以上かかったとしてもまだ明るいだろう。

本にも書いてあったが、パリの治安はロンドンに比べると悪いらしい。

裏通りや、洗濯物を干してある区域は気をつけないといけないと書いてあった。

パリでは条例で、道から見えるところに洗濯物を干してはいけないらしいので、それを堂々と干すところは、危ないところだと・・

パリの人は大変だ・・

どうやって洗濯物を干すのだろか・・・

そんなことを考えながらもただひたすら歩く。

高校野球で鍛えていたことがこんなところで役に立つ。

足や体力は全然問題なく、ただ不安な気持ちがあるだけだ・・

足早に歩いているのは僕だけではなく、もちろんみんな困っているので僕の横も4、5人は同じように歩いている。

交通手段がないから歩くしかない。

僕は早歩きなので、日本では歩いていても抜かれることはないのだが、気にしてみればさっきからどんどん抜かれている。

僕と同じ、歩数なのに・・・

そうか・・・足の長さが違うんだ。

同じだけ腕を振り、スピードも変わらないはずが1歩の間隔が違うから10歩歩けばかなり差が出る。

こればかりはどうしようもない事なので気にせず、ひたすら歩く。


これがストなどではなく、普通の散歩なら景色を楽しみながら、楽しい散歩になるのに、僕を含め周りの人も笑顔のない、厳しい散歩だ。

時計を見ると2時間も経っていた。

場所を再確認すると、ホテルまでの地図上の距離はまだ半分も来ていない・・

かなりの早足で来たから、半分は来ているかもと淡い期待があったが、甘かった・・・

気を取り直し、また歩き出す。

市街地をずっと歩いてきたが、公園のような広い通りに出る。

セントラルパークのようなところかな・・・

車や人が急に減った。

時計を見ると18時を過ぎている。

こんな道ならサマータイムでなければ、薄暗いな。

そう思いながら、歩いていると前から、何にも持っていない手ぶらの黒人が歩いてきた。

僕をはじめ、旅行者はみんな地図を片手に歩いているし、仕事の人はカバンなどを持ち、手ぶらの人は、このストの非常事態にはあまりみなかった。

そう考えながらすれ違うと、僕の全身を見ていた。

身体はかなり大きく2メートルはありそうだしガッチリしている。


目つきが違うし手ぶらだったので、怪しかったが,すれ違っただけで済んだ。


それにしてもこの公園の通りは人が少ない。

横からも人は来ないし、僕の前に、僕を追い抜かした人が5人ぐらい見えるだけだ。

後ろはどうだろう・・

振り返ると、さっきの黒人が少し離れて僕の方向に歩いてきている・・・

目が合いドキッとした・・・すれ違ったはずなのに戻ってきているのはおかしすぎる・・

それも3分ほど前だし、かなりの早足で歩いているので、だいぶ過ぎてからこちらに方向転換したんだろう・・・

横にはだれもいないし、後ろには20メートルぐらい離れて黒人だけ。

前の人は200メートルは離れている。

やばい・・・

もう一度後ろを見ると、さっきより距離が縮まっている・・

僕が二回ふりかえったことで、相手も警戒していることを察知したようで、スピードを上げてきた・・・

もうこれは走るしかないか、どうしようと考えながらもう一度後ろを見ると10メートルの距離で、上着の内ポケットに右手をいれて何かを出そうとしていた・・・

もう完全にやばすぎる・・・

前を見てダッシュをかけた瞬間に、右の通りからポリスが出てきた・・・

やったー!

全身が緊張と焦りでガクガク震えながら、ポリスにボンジュールと声をかけ後ろを振り返ると、黒人は猛ダッシュで逃げ出していた。

そしてアッと言う間に木々に隠れて見えなくなってしまった。

ポリスは状況がわかっていなく、ただ地図を持っている僕に声をかけられた、と言う感じだ。
僕も今の出来事を説明する語学もないので、ホテルを指差し、ここに行くにはこの道で合っているかを聞いて、メルシーと言って別れた。

間違いなくあの黒人は強盗で、ナイフかピストルのような凶器を出そうとしていたんだ。

もしポリスが出てこなかったら今頃は・・・

そう考えると今まで以上に早足になり、競歩のような姿で歩き出した。

そして本当に僕は運が良い!と今までの怖さから、これだけ強運なら大丈夫だ!と考えるようになり、更にスピードを上げ歩く。

時計を見ると20時だ。

もう怖い思いをした公園はとっくに過ぎて、車や人が飛び交う大通りだ。

お腹も空いているはずだが、そんな余裕はないので、とにかくホテルを目指そう。

地図を確認すると、もう少しのところまで来ている。

あと半時間もかからないかも・・・

通りにするとあと5本だ!


もうここまでくれば・・・


そうかんがえると足が軽くなる所か、急に足が重くなり、全身に疲労感が広がりしんどくなってきた・・・

緊張の糸が切れたのかな?


とにかくもう少し、頑張ろう。


出来るだけの力を振り絞り歩いていると、朝乗った地下鉄の看板が見えてきた。


駅の道を右に曲がると、ホテルも見えてきた。


ホテルに入り、フロントをみると夕べや今朝のように、普通の光景だった。


僕の頭の中には、3時間ぐらいの冒険物の長編映画のエンディングが流れているのに、周りはいつもの日常だった・・・


まぁ、いいや。


無事に約5時間の恐怖と緊張の『パリ市内ほぼ歩いて縦断の旅』がようやく終わったんだから、どうでもいいや。

でもあのアキラの奴めー!部屋に戻ったらすぐに電話してやる!と別のパワーを出して部屋へと戻った・・・



続く



続きは次回にお送りします。



皆さん今年もあとわずかになりましたが、お元気ですか?

もう師走になった実感がないほど、今年は早く一年が過ぎたように思います。


それほど毎日が忙しく、充実していた証拠だと思っています。

本当にみなさんのお陰だと思います。


先日の名古屋、大須観音では皆さん久しぶりにも関わらず、沢山来ていただいてほんとうにありがとうございました。


1年以上行ってなかったのですが、新たなお客さんも増えていて、とても忙しく充実の一日になりました♪


名古屋名物、みそカツも食べましたし、前日のホテルでの宿泊では、久しぶりの名古屋で興奮したのか、修学旅行生のようになかなか寝付けない夜も過ごし、楽しい名古屋での時間になりました。


会長さんには、坂井君また以前のように毎月気なよー!と優しく声をかけて頂き、ほんとうは来たいのですが、関西のデパートのイベントと重なるので、休まないといけないのでと、話していました。

ただ今月の18日は大丈夫なので、会長の計らいで今月も続けて名古屋に行くことになりました。

また名古屋や岐阜、三重県の人達とお会いするのを楽しみにしています♪


そして、今日から久しぶりの芦屋大丸のイベントが始まりました。

夏以来ですが、今日は初日と言うこともあり、昼から物凄く忙しくなり、順番待ちで何度も食事やお茶をして時間待ちをして来て頂いたりしてご迷惑をおかけしながら、初日を終えました。

本当に嬉しく感謝しています。


明日からも火曜日15日まで、また皆様とお会いできることを楽しみにしています♪

遠方からもお越しになるかたも多く、JR芦屋駅の駅ビルの中と交通の便がとてもいいところですので、皆さん是非お越し下さい。

そこの1階の洋菓子や和菓子屋さんと化粧品屋さんの間のイベント場で、洋菓子の美味しいアンリさんの横で出していますよ☆

沢山のお人形達と、ジュエリー達が所狭しと並んでいます☆


それでは皆さん、あと20日ぐらいの今年を元気で楽しく過ごせますように、心より願っていますので、体調に気をつけて、共に頑張っていきましょう☆

それではまた☆














2009年11月26日
前回の続き・・23歳の頃・・・

濃い霧の中、パリの街へ飛び出す。

朝10時なのにまだ霧が消えない。

初日の今日は、蚤の市などもないので、本に書いてある観光名所や、行きたい店などをまわるつもりだ。

パリの地図でみると中心からかなり上の場所のホテルなので、まずはパリといえばやはりエッフェル塔を目指そうと思うけどかなり下に行かないといけない。

地下鉄マップを見て、場所をチェックする。

ホテル近くの駅に到着し、旅行者に便利だと書いてある、回数券を買おうと、列に並ぶ。

地球の歩き方はホントに便利だ。

こんな情報まで細かく書いてあり、この本さえあればどこにでもいけそう。

順番が近づいてくるとドキドキしてきた。

飛行機内で勉強したフランス語の実践がついにやってきた。

昨日のカフェでは大丈夫だったけど、回数券は買えるだろうか・・

ボンジュール  アン・カルネ・シルブ・プレ・・・

緊張して声が裏返りながら話すと、料金が表示された。

やった!

昨日と言い、今日も大成功だ。

メルシー!と言って、改札に向かう。

次は地下鉄の乗継だ。

日本と違い、音声の案内はないとのことなので、ひたすら駅の名前をみておかないといけない。仮に音声の案内があってもわからないけど・・・

40分はかかったが、乗り継ぎもスムーズに行き、目的地に着いた。

初めてのパリで単独行動で、地下鉄も乗りこなし、自信に溢れて、颯爽と屋外へ出る。

少し先だが、あのエッフェル塔が目の前に見える。

関西では通天閣があるが、細かい骨組みで繊細で、フランスらしい作りだ。

通天閣のように、日立の看板や広告など何もない。

商売人の町、大阪らしいけど、通天閣も看板が無ければまた雰囲気が違うと思う。

ブラブラ歩いているうちにお腹が空いてきたので、お店を探す。

日本食などは全然無く、カフェが多い。

高そうなレストランを避けて、エッフェル塔が見えるカフェのようなレストランに入る。

そして外の席に座り、塔を見ながら、オーダーを待つ。

ギャルソンと言われる店員さんが挨拶をしながら、メニューをくれた。

メニューを見ると、価格は数字なのでわかるが、文字は全てフランス語で、英語表記がない。困った・・

もう少し大きい店なら英語のメニューもあると、本に書いてあったのに、塔が見えるところで、安そうな店にこだわり過ぎて忘れていた・・

本の後半にミニ辞書がついていたかも、と探そうとしたら、中の席で、中年の男性がランチみたいな物を美味しそうに食べている。

肉か魚かわからないけど、赤いソースがかかっていて美味しそう。

あれと同じのでと頼もう・・でも何て言えばいいのかな・・

英語ならセイムだけど、フランス語は?

小さい辞書を出そうとしたら、ギャルソンがやってきた。

間に合わないので、男性の方を指差し、セイム・シルブプレ・・と英語とフランス語がごっちゃになったヘンテコリンな言葉を口にした。

するとギャルソンは、ニッコリわらって、メルシーと言って奥へ行った。

良かった・・・

どうにかなるもんだな。

とはいえ、セイム・シルブプレとは・・・周りに誰もいなくてよかったけど、おかしすぎる。

でもここで一人で笑っているともっとおかしい人に思われるのでこらえながら塔を眺める。

しばらくしてでてきた料理は、美味しそうだが、一口食べてみると、癖がある。

羊の肉だ。

生まれて初めて食べるが、牛や、鳥と違いかなり癖が強い。

でもソースは美味しいので、たっぷりつけて食べる。

僕は羊年なので共食いだな、とか考えながら完食した。

ライスはもちろんついてなく、パンではなくて、日本でいうと、フライドポテトが山盛りについている。

かなり大きくて量もすごいので、お腹がいっぱいで苦しい。

食べ終えたのをみて、ギャルソンがデザートはどうみたいな事を聞いてくる。

アン・カフェオレ・シルブプレ。 これは完璧なので自信満々に注文する。

カフェオレを飲みながらエッフェル塔を眺めていると、さっきよりも人が沢山歩いている気がする。それも足早で歩いている。

精算は席で行なわれ、精算が済み、おつりを受け取ると、ギャルソンへのチップを計算して、小銭を置き、席を立つ。

本にギャルソンは、チップがお給料みたいなものなので、忘れないようにと書いてあった。

日本には全くない習慣なので、慣れるには時間がかかる。

さぁ、次はルーブル界隈に行こう!

腹ごしらえも終えたので、はりきって歩いて、地下鉄の駅へと向かう。

時間を見ると14時ごろなので、モナリザを観に行こう。

駅が見えてくると、人が入り口付近に溢れかえっている。

何かあったのかな?

入り口を見ると門が閉ざされている。

どういうことかわからないので、誰かに聞こうと隣の男性に話しかけると、ペラペラのフランス語が返ってきた。

わかるわけがない・・・

事故なのか何なのか、検討もつかない・・

すると向こうのほうから、日本人らしき女性が歩いてきた。

思い切って声をかけると、日系人でフランス語しか返ってこない・・

がっかりしていると、後ろから肩をトントンと叩かれた。

振り向くと、会釈をする日本人の女性だった。

僕の様子を見ていて声をかけてくれた。

どうなっているんですか?と聞くと、ストライキです、と答えてくれた。

僕は呆然として、バスは乗れますか?と聞くと、地下鉄、バスもストで、タクシーはまずつかまらないですよ、とのこと。

その女性は2年前から留学でパリに住んでいて、事情には少し詳しいと話していた。

僕はありがとうございましたとお礼を言って別れた。

本当に親切な人だ。

あわてふためいていた僕を見て、助けてくれた。

あの女性のおかげで、事情はわかったけど現実的に考えて、交通手段は全てないということになる。

それにしても現地係員のアキラは昨日何にも言ってなかった。

電話をかけてみようとカバンの中に電話番号を書いた紙を探すが見当たらない。

部屋のテーブルにおいたままだ・・・

広げると一枚でパリ市内が全てわかる、観光マップを見る。


エッフェル塔は少し下で、ホテルへの道のりはなんとなくわかる。

ただ電車で40分というと歩けばどのくらいかかるのか・・・

でも歩くしかない。

選択肢はないので、マップをみながら歩き出した。

せっかく順調なスタートだと思った初めてのパリ・・・

初日からこんなトラブルに巻き込まれるとは・・

電車で5分だと、歩くと3、40分かかるだろう・・・とすると40分なら、と頭の中で計算ばかりが思い浮かぶ。

ザッと思い浮かんだ時間は5時間はかかるかも・・・と決意してエッフェル塔を後にする・・・


続く


続きは次回にお送りします。


皆さんお元気ですか?

僕は時差ぼけも治り、何とか元気に過ごしています。

今回のヨーロッパへの買い付けも、色んなトラブルや信じられない出合いなど、様々なことがありましたけど、無事に帰ってこれました。


火事、思いもしなかった素敵な出合いなど、盛りだくさんな買い付けでしたので、また買い付け物語で紹介したいと思います。

無事に帰ってきたからこそ言えますが、素晴らしい買い付け旅行でした。


日本に帰ってきたら、こちらでも火事の報道が多くてびっくりしました。

今回思いましたが、火災報知機がついているホテルや建物に滞在しないと絶対にいけないと痛感しました。

僕のホテルで夜中の三時に火災報知機が鳴り響き、全員非難して、事なきを終えましたけど、熟睡している時間帯に、煙が充満したら、それで意識を失い命を落とすんだと、わかりました。

昔のホテルですが、つけてくれていて本当に良かったです。

パンツ一丁で上の階からあわてて降りてきた、イギリス人の男子高校生の寝ぼけた顔は、今では思い出すと面白かったですが、何もなかったからこそですね。

それと正反対に、出会うはずもなかったお人形達と今回出合い、沢山つれて帰ってこれました。まさに奇跡です☆

アクシデントに、サプライズな出合い☆今の連載が終わりましたらすぐに、買い付け物語で披露します☆

今は住宅では火災報知機や、煙探知機を付けることが義務化になっていますが、皆さんもまだついてなければ、ホームセンターなどにも1万円以下でありますので、取り付けてくださいね。

僕の家や店は付いていますが、秋刀魚を焼いたり、からあげなどで煙が沢山出て、鳴ることもあるので、面倒なこともありますが^^

でもあの大音量なら、どんな人でも目を覚ましますので安心ですよ。


僕は1階の出口が近い部屋だったので、広げてあったお人形や荷物を明け方に梱包していつでも、チェックアウトできるようにしていました。

明け方には騒動も収まり、煙も消えてホテルを出なくても良かったのですが、ずっと焦げ臭い感じが残っていました。

100年前のお人形やジュエリー達は、こんなトラブルも全て乗り越えて来たんだなと、梱包しながら考えていました。

そして帰国後にすぐに開催された、洋館フェアーも無事に終わりました。

今回も様々な方が全国から来ていただいてほんとうにありがとうございました。

料理長も素敵な料理を作ってくれて、アーティストの人達も素敵な音楽を披露していただいて、アンティーク達や、洋館、お客様を癒してくれました。

火事を乗り越えてきたたくましいアンティーク達も生き生きとして、皆さんに披露できて、皆さんに喜んでいただけました。

そして昨日の天満宮も、天気に恵まれ沢山の人が訪れてくれ、無事に終わりました。

お人形達も初めての神社への旅行でどう思っていたでしょうか?

きっと沢山の人にびっくりしていたと思います。

そして明日は久しぶりに名古屋へ出かけます。

先日行くつもりにしていた日がありましたが、出店場所がなくて断念していたので、今回は会長さんにどうにかするよ、と言ってもらえ本当に感謝です。

ただ場所はどこになるかわかりませんので、こられる方は探して下さいね♪


土曜日には名古屋の皆様と久しぶりにお会いできることを楽しみにしています☆


それでは皆さん、インフルエンザと火の元には、充分お気をつけてこの、乾燥する季節を乗り越えましょうね。


それではまた。

ちなみに今回の洋館フェアーでは、一回も弾き語りをする場面がなく、さみしいような、ホッとするような、複雑な心境の店長でした♪























2009年11月10日
僕が23歳で初めてヨーロッパに出かけたときの話・・・

生まれて初めての海外旅行の行き先はパリ。

古着屋を始めて1年が過ぎ、アルバイトをしながらなんとか頑張って少しの資金を貯めた。

アルバイト先で知り合った友達がイタリアのフィレンツェで生活をしていて、3年に1回、ビザの関係で日本に帰って来ないといけなくて、たまたま僕がアルバイトしていた運送会社に滞在期間の短期バイトに来ていた。

休憩時間にヨーロッパの話や、蚤の市の話などを色々聞き、憧れていたアンティークがヨーロッパには沢山あると知った。

そしてやはりアンティークと言えばパリ!とありきたりだが思い込みがあり、話を聞くうちにパリへの憧れが強くなっていった。

その友達と言っても年は30代で、年上だが、とても優しくておっとりして、品があり、とても親身になって色々と話をしてくれた。

そしてアンティークを探すにも情報がないので、どうしたらいいかを聞くと、その友達も、最初はイタリアに憧れていて、学生時代に、本屋さんで地球の歩き方を見て、それを片手にお金を貯めてイタリアに行ったとのアドバイスを聞いた。

そして僕もフランス版の地球の歩き方を購入して読んで見た。

すると、クリニャンクール、バンブー、モントレイユなどの蚤の市情報や、街中のアンティークショップなどの情報が細かく書いてある。

ただホテルなどの情報もあるが、それを自分で手配したりするにはやはりまだ無理があるので、旅行雑誌などで、ツアーを探し、エスプリツアーというのを見つけ予約した。

ホテルも空港からの送迎もついているし、全くのフリータイムツアーだが、現地係員が空港での送り迎えをしてくれるし、何かトラブルがあっても安心と言う所と少人数でのツアーと安さにひかれここに決めた。

伊丹空港から、東京に乗り継ぎパリへと向かう。

高校の修学旅行で沖縄にいったとき以来の飛行機で緊張したが、意外とスムーズにパリへとついた。

高校生の時に離着陸のとき感じた、エレベータの急降下のような気持ち悪さは、大人になっていたからか、少しましだった。

シャルルドゴールに到着するまでの13時間のフライトでは、興奮してなかなか眠れず、ほとんど起きていて、地球の歩き方に載っている情報や、フランス語の勉強をしたりして、あっと言う間に着いた感じだ。不安と期待が入り乱れながら・・・初めての海外・・・

着陸のときにセーヌ川や可愛い家などが見えてきたときは、憧れのパリについに来たと、感激した。

到着して、出口へと向かう通路は、迷路のようになっていて、いくつものトンネルがある、SF映画にでてくるような不思議な作りで面白い。

さすがフランスだと関心しながら入国審査を終え、荷物を取り出口へ向かう。

そして現地係員の名前をパンフレットで確認すると、アキラと書いてある。

日本人なのか日系人なのか、カタカナで書いてあるので勝手に想像する。

出口では沢山の人がプラカードを掲げて出迎えている。

これだけの人がいれば探せるのか不安になる。

すると一番端の方に、エスプリツアー・坂井様となまえが書いてあるプラカードをガッチリしてるけど背が低い男性が掲げていた。

そこへ向かうと、カタコトの日本語で挨拶をしてきた。

日本語はなんとか大丈夫だと安心したが、僕の予想が当たっていて日系人だった。

すると僕の荷物を持って、さっさと歩き出し、さぁ行きましょうと足早にタクシー乗り場へと向かった。

他にはツアーの方はいないんですか?と聞いたら来るはずだったけど、キャンセルになったとの事で、他には誰もいないらしい。


小さめのタクシーに乗り込むと、パリの色んな話をしてくれた。

でもそれを聞きながらも、この人は偽者で、何処かへ連れていかれるのでは、とか不安が大きくなる。

でもお金持ちではないし、僕を連れ去ってもそんなにメリットはないとか少しでも不安材料をなくすようにしながら、外の素敵な景色を眺める。

すると不安をよそに、パンフレットの通りの名前のホテルに到着した。

安いツアーなので三ッ星クラスと聞いていたが、レンガ作りで素敵な外観だ。

アキラがペラペラのフランス語でチェックインを済ませ、部屋へと荷物を運んでくれる。

自分だけではフランス語もできないから、チェックインなんて大変だろう・・

部屋に入ると、アキラは自分の仕事はこれで終わりなので、後は何かあればこちらに電話して下さいとメモを渡し、部屋を出ていった。

車の中では、妄想が広がり、ほとんど話を聞いていなかった・・聞きたいことが沢山あったのに・・・

仕方ない、自力で頑張ろう。

朝食しかついていないので、夕食を食べに出かけよう。

パリの大きな地図を取り出し、ホテルの位置を確認する。

中心からすると上の方だが、周りには何でもありそうだ。

不安はいっぱいだけど頑張って飛び出る。

道路にでると、通勤時間と重なるのか沢山の人が足早に歩いている。

当たり前だがほとんどがフランス人だ!

憧れのパリに来たんだと実感する。

少し歩くと、サンドイッチと書いてある店があった。

僕は固いフランスパンが好きなので中に入り長いフランスパンを買う。

1本8フラン。日本円で150円ほどだ。安い!

長いフランスパン1本と固いフランスパンでサンドした野菜とチーズがたっぷりのサンドイッチを買った。

外には席があり、女性がパンを食べてカフェオレを飲んでいる。

僕も席に座り、アン・カフェオレ・シルブプレ。

飛行機での即席フランス語勉強が役にたった。

カフェオレを飲みながら、フランスパンをかじり、パリの町並みを眺める。

不安な立ち上がりだったが何とかなりそうだ。

明日からの1週間が楽しみになって来た♪


様々な事件やトラブルが待ちうけているとも知らずに・・・・

続く。




買い付け物語第9話を詳しく書きました☆



続きは次回にお送りします。


皆さんお元気でしょうか?

僕は元気にしていますよ☆

キンモクセイもすぐに香りが消え、ザクロも少しずつ、割れてきて、収穫ももうすぐです。

そしていよいよ買い付けに出発します。

ロンドンでは11月に入ると、繁華街はクリスマスイルミネーションで飾られます。

神戸でもルミナリエがありますが、準備が着々と進んでいました。

まだまだ温かい日がつづいているので、クリスマスが近づいている実感がわかないですが、確実にサンタの季節がやってきています。

今日は出発前なのに、ロンドンから様々なメールが届き、予定変更や、様々な情報が入ってきています。


それも吉兆だとおもって頑張ってきます♪


帰国後すぐにある洋館フェアーも、こちらで紹介した影響でお問い合わせや、ご招待状の発送などをさせて頂き、また新たな出会いに感謝しています☆


皆さんの期待に応えられるように、良い出会いを沢山してきて、皆さんに喜んでいただけるように、最高の買い付けにしてきますね☆

円高もそのまま推移していて、価格的にもお手頃で買える条件が整っていますので、お楽しみに☆


素敵なアンティーク達を連れて、元気に帰ってきますね♪


フェアーに来れない方もなるべく早く、こちらでもご紹介していきますのでお楽しみに♪


皆様にお会いしたり、お問い合わせ、メールなどを楽しみにしています♪

フェアーでの演奏家の方も、ピアノ演奏、声楽弾き語り、サックス奏者の方などバラエティーに富んだ音楽会になりますので、洋館フェアーではアンティークだけでなく、音楽もお楽しみに♪

フェアーが終わった次の日には25日の北野天満宮にも行きますので、フェアーに来れなくて、京都に来れる方は天神さんでお会いするのを楽しみにしています♪

28日にはまだわかりませんが、大須観音にも行ければいいなと考えています☆


それでは皆さん元気でお会いしましょう☆



また面白い買い付け日記が書けるような、素敵なヨーロッパの旅にしてきますね♪


行ってきまーす☆






2009年10月20日
もうすっかり秋に移りましけど皆さんお元気ですか?

インフルエンザが猛威をふるっていますが、僕は元気で過ごしています☆

早寝早起きとゆっくりお風呂に入り、しっかりご飯を食べて免疫力を高め、うがい手洗いをして防衛に励んでいます^^


季節の移り変わりは自然を見たり感じたりするとわかりますが、今はキンモクセイの香りが、色んな所から運ばれてきて、とても甘くて気持ちいい気分になります。


洋館店でも二階の猫巴里まで届く、背の高いキンモクセイが部屋の中まで素敵な香りを届けてくれて、秋の訪れを知らせてくれています。


向かいのザクロの木も、大きくて真っ赤な実が出来てきました。


割れてくるまでは収穫できないので待ち遠しいです。


食べるとすっぱくて、甘みはないですが、色がとても綺麗で、ガーネットのことを昔の日本人は、ザクロ石と呼んでいましたが、とても良くわかります。


昔の推理小説などの表現でも、ザクロ石が光り・・・と書かれていたりして、ガーネットと書くよりも、頭の中で色が浮かび上がってきて想像力が高まります。


去年は剪定し過ぎて花が咲かず、1つも出来ませんでしたけど、今は7個ぐらい出来ています。

高枝切りハサミで取る日を待ちわびています♪


西宮阪急も無事に終わり、京都市美術館のGOOD ART展も無事に終わることが出来ました♪


本当に沢山の方においでいただいて、とても嬉しく感謝しています☆

ART展でも沢山感想を書いて頂き、手紙を読むように楽しく見せていただきました♪


今回は外国人の方が英語で書いてくれたりして、今までと違う表現があり面白かったです♪

そして毎回一人の人が厳しい意見をくれるのですが、今回も書いてくれてとても参考になりました☆

同じ人だと思いますが毎回鋭い意見を書いてくれて、ドキッとさせられます^^

もちろん、素敵、可愛いとかの感想も、素直に嬉しく思っています♪


褒められると舞い上がる性格ですので^^


可愛いイラストなども描いてくれたり、九州○○3人娘など、びっくりする意見もありました^^


大御所のヨシダミノルさんも元気に作品やパフォーマンスで頑張られていて、とても楽しいART展でした♪


ただパフォーマンスアートの後半では、美術館側から音がうるさ過ぎると、クレームが入り、大きな入り口のドアを閉められました。


4時半までなのに、3時で入り口が閉まってしまい、人が入って来れなくなると心配しましたが、ART展のメンバーの方がドアガールになり、外で大きな扉を開け閉めして、新たに入場される方を導いていました。


そんなトラブルもありましたが無事に搬出も終わり、今は洋館店、猫巴里に作品がありますので、見たい方はご遠慮なくお越し下さい♪


そして次回のイベントは日曜にある、京都北野天満宮の骨董市です。

日曜なので遠方からのお客様も沢山来られて大賑わいになると思いますので、楽しみです♪

天気だけが心配ですが、きっと大丈夫だと思いますので、皆さん一番良い気候の、骨董市に足を運んでみて下さい♪


それが終わるといよいよ、ヨーロッパへ買い付けに向かいます。


今回もすでにロンドン、巴里から情報も届いていますので、直接出会うのが楽しみです♪


お人形では、ブリュ、スタイナー、ゴーティエ、ジュモー、シュミットなどの出合い情報が届いていますので、皆さんお楽しみに♪

11月中旬以降にはこのホームページにも登場できるかと思いますので、もうしばらくお待ち下さい♪


11月18日から始まります、知る人ぞ知る、洋館フェアーにはいち早く披露できますので、お越しになられたことがない方は、お問い合わせ下さい。

ご招待状をお送りします。


1週間の開催ですが、100年前の建物を観に来るだけの方、毎日15時から行われる150年前のピアノでの演奏会を聞きに来る人、アンティークを観に来る人、金、土、日のホテルシェフによる、フレンチを食べに来る方、など様々な人々が集う、とても楽しいイベントですので、ご遠慮なくお越し下さい♪

1階にはアンティークが所狭しと並び、2階ではレストランでフレンチを楽しみながら生演奏が楽しめます♪


もちろんピアノの前には20人ぐらいの席がありますので、食事なしでもゆっくりと楽しめます♪

1階でもティールームがありますので、100年前の空間で100年前の音楽、100年前のアンティーク達をじっくりと楽しんでいただき、一緒にタイムスリップしましょう♪


今回の音楽会では声楽引き語り、ピアノ演奏、サックスの演奏もあるかもしれません♪

ジャンルはクラシック、ジャズ、叙情歌、シャンソン、POPSなどバラエティーに飛び今から僕も楽しみにしています♪
僕の弾き語りも、タイミングがありましたらお聞き苦しいと思いますが頑張りますので、声をかけて下さい♪


それでは北野天満宮、洋館フェアーでお会いできるのを楽しみにしています♪


野菜は見事に虫の天国となり、骨組みだけが残った博物館の恐竜のようになってしまい、それでも元気に青々しているので、毎日水をあげている店長でした^^


それでは皆さんくれぐれもインフルエンザには気をつけて、元気でお会いしましょう♪



2009年10月05日
テディベアー専門店の店主がいないので、しばらくクマ達と、この小さいお人形を手に取り、待っていた。

すると少し大きめの男性店主が戻ってきた。

優しそうな目がメガネの奥に見えていて、笑顔で挨拶を交わして来た。

さっきの女性店主とは違い、簡単に終わると早速価格を教えてくれた。

そしてテディ専門だが、母親がコレクションしていたのがこの子で、頼まれて持ってきたとのことだ。

価格はまずまずだが、値引きを頼むと、携帯を取り出し、後ろを向いて小さめの声で話しているが、ハッキリとママと聞こえた。

30歳前後だと思うけど、ママと呼んでいて、話し方も、ママには頭が上がらないという感じだ。

これは無理かも・・・と思っていると2割ぐらい引いてくれた。

ロンドンでは平均1割ぐらいしか値引きはないので、やはり今回は商売ではなく、ママの預かり品なので特別なんだ。

それにこの店のクマは高くて、僕の店よりも高い子が多いので、昔一度だけハリネズミのおじさんを買ったぐらいだ。

お礼を言って、頂きますと言うと、ニッコリ笑って梱包してくれた。

そしてお金を渡し離れると、早速電話をかけている。

すぐ横の列に行っているので離れても表情は見えるが、とても喜んでとびきりの笑顔で話している。

きっと、ママのお人形を僕が売ってあげたよーと報告して、あなたはすごい子ねーと褒められているんだ。

どちらかと言うと寡黙な人なので、あんな表情は初めてみた。


この子はそんな素敵な親子の元で過ごしてきたんだ。

きっとまた同じような仲良し親子の家にご縁があるに違いない。

僕達よりも長く生きてきているお人形。


作者により年数は違うが、100年前後もこの波乱の世の中を生きてきている。


なのでどういう歩みをしてきたかは、その子の表情に出ると思う。

やはり辛い思いをしてきた子はそんな表情をしているし、この子のように、仲良し家族の元で可愛がられている子はとても明るい表情をしている。


だから僕はその流れがわかる子しか選ばないことにしている。

でもどちらにしても、100年も色んな人の手に渡り、現在も行き続けているお人形やアンティーク達は、強運な事は間違いない。

だからイギリスではアンティークはGOOD LUCKだし、ほとんどの人たちがアンティークを生活の一部にしている。

さざまざな時代や、人々の手に渡り僕の元に縁があって来る、お人形やジュエリー。
このドールショーはそんなロマンや、夢を抱きながら世界中から人が集まる。

上の階から歓声が聞こえてきた。

時計を見ると11時だ。いよいよ開店した。

今までは出会いを求めて歩いていたけど、今からの時間は、人々の出会いと感動の瞬間を眺めながら、もう一度周り、綺麗に飾られたお人形達を眺めよう。

そしてその後はカフェで休憩をして、お宝自慢大会に加わり、皆さんの至福の顔を見て幸せな気分で帰ろう。

麗しのドールショー。いつまでもこの場所に来れますように☆☆☆



つづく


みなさんお元気でお過ごしですか?

昨日で京都大アンティークフェアー、梅田大丸のイベントも無事に終わることができました。

2ヶ所に分かれたにも関わらず、大丸に僕がいるときに皆さんに来て頂いたり、いない間も優秀なスタッフがお店をしっかりとみてくれました。

京都も沢山のお客様が来られ、大丸も京都もどちらも大成功で終えることが出来て嬉しく思っています。

ほんとうにありがとうございました。


明日は、西宮阪急百貨店のイベント前日で、搬入があり、水曜から1週間のイベントが始まります。


水曜は、昼の1時から野球の試合がありますので、4時ぐらいに試合を終えてユニフォームからスーツに着替えて駆けつけます^^

天気予報が雨なので、もちろん雨なら中止になりますので、そのときはいつもどおりいますのでよろしくお願いします。

大阪大会はあと3回勝てば完全優勝なので、キャッツは絶好調です。


そして年に一度のイベントで僕が毎年出品している、GOOD ART展がいよいよ13日から18日まで開催されます♪

京都市美術館にて、様々なアーティストが集い愛のこもった作品を展示します。

大阪万博で世界的に有名になったヨシダミノルさんが入り口近くに、今年もパステルカラーの素敵な作品を展開されて、入った瞬間に明るい気分にさせられると思います♪

僕は今まで、テーブルをつくったり、オブジェ、油絵などを書いてきましたが、今回は日本画を書く構想を年初からイメージができあがっていたにもかかわらず、何にも出来ていません。


だけど異人館レストラン猫巴里を開店するにあたり、看板を製作したのですが、僕の好きな奥行きのある額縁も見つかったので、看板と、その額縁に猫巴里の年内の様子を、猫のぬいぐるみやミニチュア家具などを使い、壁掛けオブジェにしようと思います。

看板、壁掛けオブジェと、今回は販促アートで頑張ります。

ただもう日が無いことと、猫巴里の看板は巨大なテディベアーが持っていますので、そのクマごと持って行くか看板だけ持って行くか思案中です。

なので今日はこれから製作に励みます♪

いつも時間がないので一夜づけですることが多いですがまだ、それに比べれば時間があるほうなので、頑張りたいと思います。

看板は出来ていますが、店外に。オブジェは店内に飾るつもりなので、恥ずかしくないものを作らないと^^


皆さん、時間がありましたら芸術の秋ですので是非お越し下さい。

そしてもしお越しになられたら、僕の作品の所に、感想を書く用紙がありますので、是非ご感想も書いて下さい♪

変だとか、下手くそ、素晴らしい、意味がわからないなど、何でもいいですのでよろしくお願いします^^


今までのメモ用紙は大事にしまってあり、僕の宝物にしていますので。

厳しいことを書いてあるのもあれば、好きですや、絵を書いてくれたり、住所を書いて、個展などの連絡をお願いしますと言うのもあり、作品が出来ないときは励みになります。


そしてその搬入は、12日の昼前からありますので、その日の阪急には少し遅くなりますのでご注意下さい。


初日は野球(雨だと中止)、月曜は美術館搬入とご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。


でもどちらも必ず4時には行けると思いますので、その日に御用のある方は是非、その時間帯にお越し下さい。


それではまた皆さんにお会いできる日を楽しみにしています♪



子供のときから、勉強は嫌いでしたが、工作をしだしたら止まらなくなるぐらい楽しくなり、いつまでも何かを作っていました☆

外が明るいときは虫取りや、野球。雨や夜は工作や絵を描く。遊びしかしない子供でした^^
塾などにも行ったことがないんですよ。

昔の鳴尾店のときは上と横が塾でしたが、夜9時ぐらいに勉強を終えて帰る子供をみて尊敬していました。

小学校のときにカメをポケットに忍ばせて連れて行く姿に勉強しろとは親も言えなかったのだと思いますが・・・

それでは今から製作を頑張ります♪



野菜作りで、蝶の幼虫を殺せなくなり、下の段は全て蝶の養成所のように穴だらけになって、上の段だけになり、幼虫に食べられないオクラだけが大きくなっているのをみて、野菜は農家の人に任せようと考えている店長でした。


蝶は沢山育つと思います^^




2009年09月30日
ゴーティエを眺めていると店主が戻ってきた。

初対面の挨拶を交わす。

こちらの人は、のんびり屋さんが多く、日本の気候や世間話、景気などの話などゆっくりと話す。

でも挨拶を交わしながらもずっとゴーティエから視線を外してないのを察して、手にとって見せてくれる。

この子はとても可愛くて、完品で、今までコレクターをしていて、今回初めてドールショーに出店したのよ。

価格も相場より安い。

大きい子が好きな僕だが、この子は小さいのに茶色の目が奥まで透き通り、顔立ちもしっかりしていて、とても素敵だ。

この子を頂きます。


するとあまりにすぐに決めたので、びっくりされて、またこの子は何年前からコレクションをしていて、出会いは・・・と話が止まらない。


良い人だがかなりの話好きだ。


急がないといけないので困っていると、前から、ウッドグリーンのお人形のような格好をした婦人があるいてきて、元気ですか?と声をかけてきた。

やはりドールショーには確実に来ている。

大御所なのでさすがに店主も、後ろに下がり、梱包しておきますねと、話が終わり、おとり置きしておいて下さいと頼むと、笑顔で応えてくれた。

大御所の夫人に、EJAの話をすると、また、あなたに見られたのが運のつきよ、みたいなことを言って笑顔でウインクして、お宝を探しに立ち去って行った。

1階を一回りしたので、地下に向かう。

すると外が少し見えたが、まだ開店1時間前なのに、すごい数のお客さんが列を作っている。

200人はいると思うので、開店したらすぐに満員になりそうなので、足早に地下へ降りる。


地下へ降りると、まだほとんどがパッキンとダンボールで、今から並べようとしている。

地下のブースの横に小部屋がある。

そこはドールショーではバザー的な雰囲気のスペースで高齢の方達が店をだしている。


日本ではありえないが、地下なのに天窓がありとても明るく温かい。


ロンドンではレストランや住宅などこの方式は良く見かけるがとても良いアイデアだと思う。


この小部屋ではリーダーの夫人が2、3人の同じ年くらいの婦人と店を共同で出している。

ドールハウスの家具や、部品、などを沢山並べているが、可愛いぬいぐるみと出会うことがある。

1、2匹しかいないが、いれば確実に買える。とても安いから。


開店してからは一番賑わい、入るのに順番待ちになる。

6畳ぐらいのスペースに20人ぐらい入って、小物をじっくり選ぶから時間がかかる。


中に入るととても可愛い猫が僕を見ている。

それを手にするとリーダーの夫人が微笑んでくれた。

金額を聞き、お金を払い、カバンに入れた。


安いのでもちろん値切らずに。


僕がロンドンに来るようになってこのドールショーは17年ぐらい前から来ているが、リーダーの夫人はずっと変わらず出ている。

90才前後だと思うが、子分のような夫人に指示を出してみんなで頑張っている。

またみんな意外とテキパキと動く。

高齢になられても、好きなドールショーで店を出しみんなで楽しく過ごせるとは、とても素敵なことだと思う。


いつまでもこの小部屋でがんばっていてほしい。


僕も、おじいさんになって子分を引き連れ、楽しく店を出したりしてたいな。



小部屋を出ると、トランク入りの小さなお人形が目に入る。


今日は小さい子に縁がある。


テディベアー専門店なのに、一人だけポツンとトランクの中にすわっている。


みたことのない可愛い顔をして、衣装持ちの可愛いお人形。

確かここの店主はわりと若い男性店主だったはずだが、どこにもいない。


しばらく待ってみよう。


僕に縁があるに違いない。


日本に連れてって!と言う顔をしているから。


続く。


後編は次回お送りします。



皆さんお元気でしょうか?


このホームページができて3年が経ちました。


最初の頃は1日に観覧が10人前後で、スタッフにも、これはオーナーが見ているだけではないですか?と言われていました^^


今は1日200人前後の方が見てくれています。


本当に嬉しく、感謝しています。


この日記を書くのもチカラが入り、励みになります。



これからも皆さんが楽しんでいただけるホームページをつくっていきいと思いますので、これからもよろしくお願いします。


こんな風にとか、何かご要望がありましたらいつでもメールでお知らせ下さい。


先日の西宮阪急、京都北野天満宮も沢山の方に来ていただき無事に終わりました。


ほんとうにありがとうございます。


そしてシルバーウィークには年に一度のイベント、洋館ミステリ劇場が洋館店、猫巴里で開催され、400人の皆さんがご来場され、皆さん大満足で帰られていきました。


100年前の洋館で、明治、大正、昭和初期の、江戸川乱歩などの作品を舞台化し、部屋を移動しながら犯人あてをする、参加型の洋館ミステリ劇場。


目の前で繰り広げられる臨場感、20人限定のプレミア感、100年前の衣装、ジュエリー、髪型、メイク、台詞・・・
迷宮に迷い込んで、タイムスリップしたような不思議な空間と時間。
そして犯人あてもかなり難しい・・・


僕は神戸の豪邸、旧乾邸での公演をみて、感激して、演出家の丸尾さんとご縁があり、洋館店での開催が実現しました。


天才的な演出家丸尾さん率いる、Gフォレスタのホームページも検索して是非覗いてみて下さい。


まねきねこのジュエリーやお人形も出演して、頑張っていましたよ^^


次回の開催がきまりましたらこちらでも紹介しますが、チケットは僕の特権でも確保が難しいですが、興味のある方はまたお問い合わせ下さい。

発売後、即完売する人気公演なのです♪


ちなみに僕は今回の犯人は見事に外れました^^

ただ悔しいのが、細かい推理は全て当たっていたのに、最後の犯人だけ入れ替わってしまいました・・・次回は必ず・・・


そしていよいよ明日から梅田大丸のフェアーが始まります。

今回は水曜から日曜の5日間の変則日程ですが、京都大アンティークフェアーと重なっています。


水、木は大丸にいますが、金、土、日曜は京都に向かいます。


京都は僕がいないと店が出せないのです。


なので大丸にしかこれない方は、水、木曜日に是非来て下さい♪

京都に来られる人は、買い付け前の特売セールをしますので是非お越し下さいね♪


大丸では優秀なスタッフがいますし、大丸でも京都と同じように、買い付け前の特売価格にするように指示しておきますので、金、土、日でも是非ご来店下さい♪


僕にどうしても直接はなしがありましたら、いつでも携帯にご連絡下さい。


それでは皆様にお会いできるのを楽しみにしています♪



野菜作りが上手く行き大きくなって喜んでいたのもつかの間、蝶々が沢山やってきて、卵を産み付けて、幼虫と毎朝格闘している店長でした。

無農薬野菜はかなり、大変だと思い知らせれました^^

でも小さいオクラは出来ました♪

めげずに頑張ります☆
2009年09月13日
前回からの続き・・今年の4月の買い付け・・・


ドールショー会場に着くと、入り口付近に車が沢山あり、業者が荷物をおろしている。

ほとんど顔見知りの人たちなので挨拶をかわしていると、会場主のブレンダ女史が現れた。

金髪の髪を振り乱す勢いで、グッドモーニングと勢い良く笑顔で挨拶をすると、警備員の方にピンクの名札をもらい、僕に手渡してくれた。

ブリュの印刷をしている可愛い名札だ。

名前を記入して中に入る。

今回は漢字で書いた。

こちらの方は漢字で書くとうけてくれる人が多く、会話が弾むときがあるから。


中に入ると沢山の業者が陳列に精を出している。

2階建てになっていて地下と1、2階の3フロアに所狭しとお人形関係の店だけが集まる、世界一のドールショーだ。

昔に比べると規模は少し小さくなったが、それでも見ごたえがある。


仲の良いグレンダやサラ達に出会い挨拶を交わす。

するとサラが、あなたに頼まれていた珍しいぬいぐるみを確保しているよと話してくれた。

後でねーと言われたが気になるので、今見せてとせがむと、忙しいのに笑顔でだしてくれた。

ボンゾーだ☆

目が大きくてブルドックかパグのような犬のキャラクターでとても人気があり、最近は買えなくなっていた。

いつもは置いておいてねと言うが、朝一の出会いだし小さいのでポケットに入れてお供することにした。


愛らしい顔のボンゾーをジャケットのポケットから少し出して1階の中へと入る。

入り口付近の店と、ステージがあるメイン会場がありとても広い。

入り口付近にはバーレストランがあり、ランチやパン、お菓子、コーヒーなどが楽しめて、イギリス人の夫人が昼過ぎになると、みんなでお茶をしながら出会い求めた、お宝を自慢しあう。

一人で来て出会った可愛い子を眺めて話しかけている婦人もいたりして、とてもいい光景を目にする。

今は開店前なので、ひっそりとしているが、あと2、3時間もすれば席はうまり、微笑ましい光景がみられるだろう。


日本でもこのようなイベントをすれば、お客さんは喜ぶだろうな・・・

昔からずっと思っていた。

いつか実現できればいいな・・

8年ぐらい前には、イギリス人夫婦がこけしだけを綺麗にテーブルに並べて出店していた。

こけしコレクターで長年集めたこけしを披露したのだろう。


日本人の僕の顔をみると恥ずかしそうにしていた、おじいさんの顔が忘れられない。


こけしから、シンディー、テディベア、レプリカドール、ビスクドール、ドールハウス、洋服、靴、カツラ、本などバラエティーに富んで、価格も何百円から数百万の物まで、予算の少ない方からコレクターまで全ての人が楽しめるドールショー。

メイン会場の中に入るとみたことのない女性店主がお人形を展示していた。

みんなはまだ並べれていないのに、全て綺麗に飾り終えている。

一番乗りしたのだろう。

関心していると、正面から見てすぐに目にとびこんできた可愛い子がいる。

茶色のドレスを着たゴーティエだ。

大きい子が好きな僕だが、この子は小さいけど目力がありとても可愛い。


見とれていると、女性店主がいなくなっていた。


仕方ない待っていよう。

会場をみわたすとほぼ全員が到着して、荷物を出している。


いつもは出すほうなので、みんな大変だなと思いながら、表情をみるとみんな笑顔だ。

やはり普通のイベントと違い、ドールショーなので、出している人も楽しいのだ。


荷物を出さずに僕と同じように見て回っていて、ブレンダに早く準備してと怒られている業者もいる。

ボンゾーから始まり、このゴーティエ。

今日は楽しい一日になりそう♪


続く


次回続きをお送りします。


みなさんだいぶ涼しくなりましたけどお元気ですか?


僕は今西宮阪急百貨店に出て元気で頑張っています。

先週は神戸店のフェアも無事に終わることが出来ました。


久しぶりのオープンにもかかわらず、沢山の人が遠方からも来てくれて嬉しい毎日を過ごしました。

ほんとうにありがとうございました。

近所の方も、通りかかった人も沢山入ってもらい、店先の等身大のテディベアも好評で子供から大人まで通る人がほとんど笑顔に変わり、作戦大成功でした^^

そして終わってすぐに西宮阪急に出店しました。


西宮はまねきねこ発祥の地で、15年間、武庫川、鳴尾、甲子園と店をしてきた想い出の地です。

懐かしいかたとお会いできればいいなと思っていましたら、甲子園店でお会いしたのが最後のお客さんが尋ねてくれたり、嬉しい再会が沢山ありました。

今日を含めて3日間まだありますので、西宮でお会いした人達との出会い、新しい出会いも楽しみに今日もお昼から向かいます。

皆さん4階にいますのでお気軽に遊びに来て下さいね♪

お会いできるのを楽しみにしています。


それではインフルエンザが相変わらず大きい顔をして広がっていますので、気をつけてお過ごし下さい。

それではまた。


最近野菜作りを始めて毎日水をあげて大きくなってくるのが嬉しくなる、店長でした。


猫巴里で有機野菜が出せるように頑張ります♪







2009年09月02日
今年の4月の買い付け・・・

さぁ、日曜の朝、いよいよ今日はドールショーがある。

今回の買い付けでのメインイベントだ。

11時からオープンだが、開催主のブレンダとは親しいので、業者の搬入と同時に中に入ることが出来る。

昨日はポートベローで5時起きだから、ホテルの朝食は食べられなかったけど、今朝は早く入場できると言っても8時からの朝食は食べることが出来る。

地下へ降りるといつもは空いているのに満員だ。

それも高校生ぐらいのアメリカ人のような団体だ。

男女で25人はいる。

奥の小さい2人席が空いていたので陣取る。

B&Bクラスのホテルなので、みんなパジャマのような、ジャージで寝ぼけた顔をしながら朝ごはんを食べている。

僕はいつものように、コーヒー、コーンフレーク、ベーコンエッグを注文する。

パンは超細切りだが、ジャムを沢山つけて食べるととても美味しい。

隣の席の高校生の男の子が、朝食を終え席を立とうとするが、満員で身動きが取りにくそうにするので、テーブルをこちらに引いて通りやすくした。

すると、坊主頭で今流行のEXILEのアツシのようなソリを沢山入れてイカツイ感じの子が、サンキューベリーカインド、とイカツイ顔のまま丁寧にお礼を言って立ち去った。

いい気分になったので周りを落ち着いて見回すと、みんな楽しそうに話をしていて、地下の狭い食堂が若いパワーで充満していた。
日本で言う修学旅行みたいな旅行だろう。

先生のような存在は全くいないので、自由旅行みたいなプランで行くのだろうか。

でもそのほうが、自立心が出ていい経験になると思う。

今日はこの若いパワーと美味しい朝食を食べたので、最高の日曜日、ドールショーになるに違いない。

どんな可愛い子がケンジントンで待っていてくれるのだろう・・・


続く


続きは次回お送りします。


皆さん9月に入り、朝晩が涼しくなりましたがお元気でしょうか?

僕は川西阪急と北野天満宮が無事に終わり、1ヶ月近く続いたイベントが大成功に終えることが出来て感謝の毎日でした。

本当にありがとうございました。

そしていよいよ異人館レストラン 猫巴里のオープンを1日に無事に迎えることができ、今日2日も皆様に喜んで頂き、料理長も、僕もホッとひと安心でした。

1日には僕の弾き語りも披露できました。

ピアノは間違いだらけでしたが、温かいお客様が合唱までしていただいて、皆さんと楽しく音楽の時間を過ごしているようでした。

お客さんもピアノを弾かれていたし、150年前のピアノも喜んでいたように見えました。

猫巴里はきっとこんな感じでほのぼのとした雰囲気の店になるんだと思います。

今日はいつもまねきねこのジュエリーなどを全て直してくれる修理工房の職人さんも、沢山仕事がたまっている中、来てくれて面白い発見がありました。

初めて来るので道路まで迎えに行き、猫巴里へと続く土の道を案内すると、僕は前から今の季節は目撃していて歩く度に、足の前を飛んでいく七色の変わった虫を、職人さんが、はんみょうだ!とびっくりしてあとで車に積んでいる、網と虫かごを取りに行こう、と嬉しそうに話していました。

奥さんも昆虫採集がこの人の趣味なんです、と話されて、食いしん坊なのに、虫取りに行くと何も食べないで夢中になるんですと恥ずかしそうに言いました。

僕は今まで15年ぐらいの付き合いですが、知らなかったので新発見でした。

はんみょうと言う虫は、森の案内人と言われているらしく、僕はいつも通る度に、足元からまた進む足元へとぴょんぴょん飛ぶので、横へ逃げれば楽なのに・・と思っていたけど、案内人と聞いて、大納得して喜んでいました。

なかなかいなくて珍しい虫で、森の奥深くでしか出会わないそうです。

職人さんは、フレンチを美味しい美味しいと食べながらも、虫が気になって仕方がないと、奥さんとお母さんに笑われながらも、話していました。


そして僕も虫は好きなので一緒に採りに行こうと網を貸してあげました。


それだけの収集家なら、いつも足にもぶつかってくる虫なので簡単に採れるとおもっていたら、何度も逃げられ思うように採れなくて、車に行って自分の虫網を持ってきますと、言い僕の網を返したので、僕がそれでトライすると、一回で採れました。

大声を出して採れたよーと言うと大喜びで、さすがですねーと車に連れていきました。

そして僕は店に戻り、奥さんに話すと、久しぶりに童心に帰ることができたし、リフレッシュできましたと言われて良かったなと、嬉しく思いました。

100年前の洋館も料理もいいのですが、周りの自然も猫巴里の魅力ですねと言い残し帰られました。


すると職人さんがまた戻って来て、虫が全くいなくなりました・・・・と。

僕が1匹でも捕まえて良かったねと言うと、虫かごに入れるときに逃げられたと・・・

やはり案内人なのでここに必要なんですよと言うと、そうですねと苦笑いして帰られました。


僕が閉店後に看板を片付けにいくと、いつものようにぴょんぴょんと跳ねて道案内をしていました。

皆さんも来られるときは道案内をしてもらって来てくださいね♪

網は持って来ないでね^^


明日は野球の試合が大阪であります☆

久しぶりなので楽しみですが、練習が出来ていないので、準備不足ですが打率4割をキープして勝てるように頑張ります☆

そして4日からはいよいよ神戸店の4周年フェアーが始まります☆


年に一度のフェアーなので、楽しみですし、久しぶりに開店するのでワクワクしています♪

新神戸店にいた等身大のテディベアーを店先に置いて、通る人やバスや車から見る人のリアクションも楽しみです。

それでなくともいつもシャッターが閉まっているので、開いているだけでもいつも通る人はアッ、という感じでのぞいたり、入ってきたりします。

店先にはクマだけではなく、木馬、家具、キューピーなども並ぶのでいつものひっそりとした雰囲気がガラリと変わりますので、近所の人も喜んでくれます。

いつも木馬に乗る子供もいますので、久しぶりに乗りまくるでしょうね^^

僕は期間中ずっといますので、みなさん神戸の秋の気配を感じに来て下さい♪


みなさんにお会いできるのを楽しみにしています♪



虫が逃げて心の中では少しホッとしていた店長でした☆


修理屋さんから今電話があり、久しぶりに楽しめましたと聞いて更にホッとした店長でした☆
2009年08月22日
僕が28歳の頃の話・・・

今回はパッケージツアーで格安のロンドン行きがあったので、それを利用してロンドンに到着した。

ホテル朝食付きで大阪からロンドン往復12万円。

それもロンドンヒルトンホテルなので、どんなホテルだろう・・・

少し期待しながら、ヒースロー空港を出る。

そこでツアーの団体バスの前で集合になっている。

ほとんどフリーなツアーなので人数も多くなく20人ぐらいが集合している。

バスに乗り込むと担当者がロンドンでのマナーやチップの金額、注意点などを説明している。

個人で行くとそんなことも聞くことがないので、面白く新たな発見もある。


バスはロンドン中心部ではない雰囲気のところに到着した。

ヒルトンはどこなんだろう?

バスを降りると高い壁の向こうに普通の建物があり、良く見るとロンドンヒルトンと書いてある。

大阪のヒルトンホテルのイメージしかなかったので、期待外れだったけどこの価格なら当然かなと納得する。

部屋に荷物を置くと、夕方の5時過ぎで、夕食はもちろん付いてないので外へと出かける。

しかし周りにはなにもない・・・

地図を見てチャーチストリートが目に入る。

かなり離れているが、アンティークマーケットがあるところだ。

20分以上はかかりそうだけど歩いてみよう。

しばらく歩くとマリーボーンストリートに出るがなかなか建物もない、道路と車だけしか見えない。

こんな不便な所にホテルを建てるとは・・・

やはり昔からあるホテルならビクトリアや、サウスケンジントン、ピカデリーサーカスなど便利な所に建っている。

だからパッケージツアー専用のホテルになるのかーなどと考えていると人気が出てきてチャーチストリートが見えて来た。

チャーチストリートはマリーボーンから入ると、アンティークマーケットがあり、その先を進むと、食品、衣類などの市がかなりの広範囲で広がり、週末はものすごく賑わいがあると聞いたことがある。
アンティークマーケットには以前からきていたけど、ここに滞在するのは始めてなので、市場にお世話になりそうだ。

時計を見ると25分かかっていた。

通りに入るとすぐにアンティーク家具の店がある。

その少し先の方にアンティークマーケットの看板が見える。

中に入ると6時閉店なので片付けている店もあるが、まだお客さんがいるので、安心して

足早に見て回る、するとコスチュームアクセサリーが沢山飾ってあるジャネットの店がある。

真っ白な髪の毛で長身のどこから出しているのだろうと言う甲高い声で、ハローと挨拶をする。

ものすごく狭い畳2畳ぐらいのスペースだが、前面のガラスケースにも所狭しと並んでいて、うしろの壁一面に昆虫採集のピンでブローチが貼り付けてある。

1000個はあるだろう。

それ以外にも業者には特別にシューズの空き箱にストックしている新入荷や在庫を見せてくれる。

価格ももともとお手頃だが、更にサービスしてくれ優しい店主だ。

日本の気候は?などと挨拶を交わしていると、もう閉店時間が迫ってきた。

今回は歩いて来れる距離のホテルに滞在していることを伝えると喜んでくれた。

それには理由がある。

前回こちらに来たときに、朝からのみの市や、オークションなど荷物がいっぱいの状態で、ジャネットのマーケットに来て、閉店間際までいたときに、ジャネットが車で送ってあげようかと言ってくれた。

僕よりは年上だけど若い女性だし、イギリス人のプライベートな車に乗せてもらったことがなく、ドキドキしながら送ってもらった。

ところがそのドキドキは10分もすれば違うドキドキに・・・

ロンドンの道は回転交差点など信号がない交差点が多く、運転技術がなくトロトロしているとすぐにクラクションが鳴らされる。

いつも甲高い声で、スローに話し、とても上品な話し方のジャネットが、交通量の多いカンバラントホテルの周辺にさしかかり、横から車に割り込まれた。

すると大声を出し、信号が変わり発進するとその車を追い抜き、中指をたてて運転手の男性に文句を言いながら猛スピードで走り抜ける。

その後もそんなに怒るほどではない運転の相手に対しても同じような姿になり、20分でビクトリアのホテルについた。

喧嘩になったら大変だとドキドキしながらのドライブはようやく終わった。

中指を立てられた相手の男性のほとんどは苦笑いをしていたので、女王の国らしく女性のほうが強いのか、とにかく緊張の時間が終わり、お礼を言い、荷物を降ろしてくれて車を降りると、何事もなかったかのように、いつもの高い可愛い声でGOOD NIGT.

ハンドルを握ると豹変する人は周りにはいなかったのでほんとにびっくりした。

それも普段の姿からは想像ができない女性が・・・

きっといつもあんな感じで運転しているのだろう。

前回送ってもらったお礼も言いマーケットを出る。

通りに出て、食品のマーケットに向かう。

すると市もほとんど終わりかけていて店じまいを始めている。

レストランなどはないかと歩いているとシンガポールレストランという看板が見える。

日本の大衆食堂のような感じだが、アラブ系の人たちなどで賑わっている。

外のメニューをみるとシンガポールヌードルが3ポンドど書いてある。

約600円と安いし美味しそうなので入り、注文すると3分ぐらいですぐに出来上がり、食べるととても美味しい。


他の人が食べている野菜たっぷりの料理もどれも美味しそうだ。

僕は聞けそうな雰囲気ならあの人が食べているのはどのメニューの料理かと店員さんに聞き、次回はそれを食べるようにする。

海外ではメニューがわかりにくいのでそうすれば、美味しいものが食べられる。

チャーチストリートはアンティークはあるし、市場もありとても良い所だ。

週末の市場を楽しみにしながら、ホテルへの道を歩き出す。


続く




皆さんまだまだ暑い日が続いていますがお元気でしょうか?

インフルエンザも流行していますが予防を徹底して感染を防ぎましょうね。


今は川西阪急でイベント中ですが、毎日お馴染みのお客さんに来ていただき、嬉しく過ごしています。


物語にあるジャネットの店は、版画屋さんが広げていて今はありません。

薄利で大変なのと、商品が集まらなくなったことが大きな原因らしいです。


お手頃でコスチュームアクセサリーとバック、装飾品が多く揃う店は他になく、困っているディーラーが世界中にいると思います。

入り口近くで、キラキラ光り輝いていたアクセサリー達がいなくなり、マーケットそのものも輝きがなくなったような気がします。

お人形好きなので、年に一度はドールショーで会えますが、相変わらずの甲高い声で元気にされています。


ロンドンでは最近アンティークマーケットが無くなったり、縮小されたりが続いています。

もちろん不景気もありますが、大きな原因はアンティークが少なくなって来た事だと言われています。


数限りあるアンティーク達。余計に愛しく思えてきます。


100年以上前に作られ、戦争、天災、人災を乗り越えてその時代時代に様々な人の手に渡り、大事にされてきた、強運のアンティーク達。

そのパワーと、現代では再現できない素晴らしい作り、デザインに魅了されると、他の物には目が行かなくなります。


物と同じで、100年以上前の建築物も震災を乗り越える頑丈な作りはとても素晴らしい手作りです。

新しい建物にはない独特の雰囲気。

漆喰の壁や腰壁の木の匂いは温かみがあり、癒されます。


以前楽しみな企画がありますと、日記にも書きましたが、それは異人館レストラン猫巴里のオープンです。

今までもイベントでは年二回開催していましたが、完全予約制でレストランとしてオープンが決まりました。


100年前の異人館で100年前のアンティークとフレンチを楽しんでいただけますので、皆様是非機会がありましたらお越し下さい。

猫巴里(ねこぱり)の由来は、まねきねこのフランス料理と言う単純な意味もありますが、美輪明宏さんが昔、銀巴里と言うシャンソン喫茶で唄っていて、江戸川乱歩、三島由紀夫、川端康成、なかにし礼さんなどが通い、親交を深め様々な出会いが繰り広げられた伝説の銀座の巴里。

美輪さんは音楽会などでも銀巴里の話をされますし、愛しの銀巴里という歌も作って時々唄ってくれます♪

同じように素敵な出会いと皆さんに喜んで頂き、素敵な想い出のお手伝いが出来ればいいなと思い、字画も最高なので命名しました。


美輪さんは芸術家としても尊敬していますし、奥深い人生経験での美意識や人生哲学は僕の生活のスパイスとしてなくてはならないものになっています。


本も全て持っていて、どんな状況でも打開策が書いてあり勇気をもらえます。

いつか猫巴里に美輪さんが来ていただける日を夢見て。

美輪さんの専属ミュージシャンの水野さんとは話をさせていただけるようになり、猫巴里での演奏もお願いしてありますので、素敵なアコーディオンやピアノが聞ける機会があるかもしれません。

レベルは比べ物になりませんが、僕もミスがなくなるように練習して、弾き語りを披露できるように頑張ります♪

ロシア人が住んでいた異人館。
内装も、外装も家具もその当時のまま。

2階の客席からは神戸の街が一望。天気がいいと海がキラキラ見えて、夜は夜景がキラキラ。
横には森があり、鳥の声と汽笛がこだまします。

道路からはおくばっていますが、異人館にたどり着くまでは土の道で当時のまま。

ホテルシェフが厳選された食材を使い、フレンチコースを作り1日昼10人、夜10人限定の完全予約制でお送りします。


1階ではアンティークも展示販売してありますので、まねきねこの商品を楽しんでいただけます。


先日おこなわれたみなと神戸の花火も上から見えますし、ルミナリエ、異人館通り、元町、三宮、南京町も全て徒歩圏です。


遠方の方もこの機会に是非神戸にお越し下さい♪


1日、2日はまだ空きがありますので、ご予約お問い合わせはご遠慮なくメール、お電話下さい。

川西阪急は25日火曜までで、その火曜日は京都北野天満宮に出店します。

その後はいよいよ神戸店のフェアーが4日から開催されます。


久しぶりのオープンなので皆様是非お越し下さい。


皆様にお会いできるのを楽しみにしています♪


くれぐれもインフルエンザには注意して下さいね☆


それではまた。



最近お風呂上りに凍らせたヤクルトを食べるのがマイブームな店長でした。

2009年08月15日
梅雨も明けてようやく夏らしい天気になりましたけど、皆様お元気ですか?

僕は5日から梅田阪急、12日から明日まで梅田大丸と、お盆休みも関係なくイベントで頑張っています☆

梅田阪急、大丸と毎日沢山来ていただいて本当に嬉しく毎日過ごせました☆

いつも本当にありがとうございます♪

今日も遠くは名古屋の方からも来ていただき感謝の気持ちでいっぱいです☆

明日は最終日ですが、また皆様とお会いするのを楽しみにしています。


さて皆様にお伝えしたいことがあります。


8月5日の夜9時頃から、12日頃までの間、僕へのアドレスにメールを頂いた分が、不都合で届いていません。


登録していたアドレスもありませんので、その間にメールをしていない方も、ご面倒ですが空メールでもいいですので、メールをお送りいただけたら助かります☆


そしてメールをして頂いて、返信をお待ちのお客様はご面倒ですがもう一度メールを送信して下さい。

もう完全復旧していますので、catsakai@di.pdx.ne.jp  にどうぞよろしくお願いします。


そしてメールをしていなかった方も、もちろんご遠慮なくメールしてください☆

アンティークに関する質問、バンドの事、野球の試合申し込み又は選手やマネージャーなどの参加、温泉情報など、お知らせしますのでどしどしお送りください。


先月の野球の結果ですが、大阪リーグの事実上の決勝戦は、見事な勝利を飾りました。


そしてプレーボールプロジェクトカップの1次リーグも突破が決まり、あと2回勝つと代表になり、あこがれのスカイマークスタジアムでの決勝大会に出場することが出来ます☆

世界のイチローが、世界一の野球場だと公言している、素晴らしい天然芝の球場ですので、それを目指してまた来月から頑張ります☆

オリックスの本拠地で大きい球場で、スタンドもかなり広いですので、もし出れることになりましたら、皆様是非応援に来て下さいね☆

また結果などはこちらでお知らせします☆


水曜からは川西阪急で25日までですが、25日は毎月の京都北野天満宮の骨董市があります☆

もちろん京都には台風でも来ない限り出店しますので、川西阪急の最終日は留守にしますので、よろしくお願いします☆

それでは皆さん、まだまだイベントが続きますが、お会いできるのを楽しみにしていますので是非お越しくださいませ☆


先日、神戸店の並びのブラジル移民センターに皇太子様がお越しになられました。


信号はとまり、ヘリコプターは上空に飛び、ものすごい数の警察官や報道陣が揃い、完全に三宮、元町の街のいつもの流れがストップして、テレビで見る、紙で出来た日の丸を振るギャラリーが沢山つめかけていました。

美輪さん、アントニオ猪木、うめずかずおさんの次は、皇太子様。

今度はどんな方と遭遇するのかワクワクして過ごしています♪

その神戸店では9月4日からイベントを行いますので皆様是非お越しください☆

沢山の商品を展示、セールをする予定ですのでお楽しみに♪


ヨーロッパ買い付け物語は次回お送りします☆


それでは皆さん、暑い日が続き、身体には応える季節ですので、水分を沢山とり、なるべく温かい物を食べて夏バテしないように気をつけてお過ごしください。

僕も気をつけて皆様に元気な姿をお見せします☆


それではまた☆


真っ黒に日焼けした店長でした☆



2009年07月11日
僕が26歳の頃の話の続き・・・

ブリティッシュレイルに乗り込み、ロンドン郊外の沢山の緑の景色を眺める。

睡魔にさえ襲われなければいつまでも飽きることのない素敵な風景だ。

停車駅でもリスをみかけることも少なくない。

日本でもすごい遭遇をしたことがある。

長野骨董祭に出店したときの帰り、中央道を走っていたら、高速道路の橋みたいな所を、野生のサルが渡っていた。

あまり売上も良くなく、猛暑の中、車のエアコンもつぶれ、疲れが倍増している気分が、人間と目が合い、見られたーとあわてて橋を渡ったサルの姿をみて癒され、気分良く4時間ほどの道のりを帰れた。

その時の可愛いサルの顔は今でも鮮明に覚えている。

そして帰ってから友達などに高速を走ってたらサルと目が合って可愛かったよーと話すと、信じてもらえなかった・・・

そんな嘘を言っても、サルも誰も得をしないのに・・・


素敵な風景と想い出などを考えていながらも、列車は目的地に向かって走り続けている。

初めて行く場所だし、ロンドンからも離れていて、有名なフェアーではないので、出店者も知らないひとばかりだろう。

新たな出会いがあるに違いない。そう考えてワクワクしているとすぐに時間が経ち、いよいよ到着だ。

駅を降りると、大きい駅のわりに何もなく、緑で囲まれた丘のような公園がある。

シティホールのような建物は目に入らない。

これは誰かにたずねないとわからない。

イギリスでは道を尋ねるときのマナーで、女性には聞いてはいけないルールがある。

昼過ぎの時間帯もあるのか、少ない通行人のほとんどが女性しかいない・・・

これはタブーをおかすしかないかも・・・と考えていると、ジョギングをしている男性が走って来た。

エクスキューズミー?

すると足は動かしながらも、立ち止まってくれた。

そして親切に、シティーホールならあの丘を越えた先にあるよ。

聞いてほんとに良かった。15分はかかるそうなので、反対方向に行っていれば大変なことになっていた。

朝のドタバタ劇を考えてみれば、よくぞここまで辿り着いたと、嬉しくなる。

シティーホールが見えてきた。

入り口には入場券を販売している女性がいる。

入場料£5。約千円だ。

日本のアンティークフェアーは入場は無料だが、出店料が高い。

イギリスでは有料だが、出店料は安く、商品も安くうれるし、業者も集まりやすい。

どちらが良いかは微妙だが、有料だと冷やかしのお客様は確実に減るだろう。

そしてお金を払ってでも、何かお宝を見つけようと、遠くからでも来るお客もいる。

僕のように。

中に入るとロンドン市内のフェアーのような、ビクトリアロイヤルホールやロイヤルアルバートホールのような、豪華な建築ではなく、体育館のような素朴なつくりだ。

しかしすごく人が多くて、アンティークへの熱意が伝わってくる。

僕も気合を入れてまわり始まると、可愛いお店が目に入る。お人形屋さんだ。

近づいてみると、ビスクドールがずらりと並んでいると思ったのは、セルロイドやプラスティックドールなどの、お手ごろなお人形達だった。

高価なフランス人形のように一人一人スタンドに立てられ、お洋服も可愛く綺麗に着せてもらっている。

眺めていると、優しそうな店主が笑顔で、CAN I  HELP YOU?

みんな可愛い子ばかりですねと言うと、もちろん、全て私の子供よ。

気が合いそうな人だ、と思いながら一人だけ座っている大きなお人形が目に入る。

顔がテカテカに光っていて可愛い顔をしている。

手に取らせてもらうと、ホッペにシミのようなものがあり、それがエクボのように見えてとても可愛い。

これは拭いても取れないのですか?

この子のチャームポイントよ。

ますます、好きなタイプの人だし同じことを考えていたので嬉しい。

どこのメーカーなんですか?

ドイツ製のハードセルロイドで、マークはK・Hよ。

価格も£200とお手頃だし、頂きますと伝えると、どこからきたのか?と聞いてくる。

ジャパンと言うと、あなたはジャパンに行ってしまうのねーとエクボあたりにキスをして、僕と店をほったらかしにして、隣の店に行った。

隣の店はコスチュームアクセサリーのお店だ。

するとピンクのお洋服に、良く似合うブローチを見つけて胸につけて戻ってきた。

この子のお嫁入り道具よ、みたいなことを言って優しく包み、お金を払うと気をつけて連れて帰ってね、と念を押された。

なんどもテイクケアー、テイクケアー・・・

素敵な方だ。またお会いする約束をし、名刺交換もして別れた。

その方は後に、僕の店にとって大きな影響を与える出会いだった。

やはり新たな場所に出向くと良いことがある。

エクボの可愛いお人形を抱きかかえ、また素敵な出会いを期待してホールを歩き出す。


続く



梅雨に突入してジメジメした日が続いていますが、皆さんお元気でしょうか?

僕は梅田大丸13階、芦屋大丸と2週続き、今日からまた梅田大丸12階の10日間のイベントがスタートしましたけど、元気で過ごしています。

梅田大丸、芦屋大丸共に沢山のお客様が来ていただき、本当にいつもですが、感謝感謝の毎日でした。

買い付け物語の中にある影響を受けたとありましたが、その婦人との付き合いは今でも続いてるという事もありますが、一番の大きいことは、その出会い以来まねきねこでも、必ずお嫁入り道具をつけることにしたことです。

僕の店はジュエリーも専門に扱っているので、隣の店に行って・・・ということはないですが、お客様も喜んでもらえるし僕自身もどれを着けてあげようかなと楽しくなります。

困るのは少し高価なものしか似合わない子がいることぐらいですね^^


なのでその婦人のお人形への愛情と出会いは僕自身とても、心を打たれた瞬間でした。



先日、僕は芦屋大丸と梅田大丸の2日間の合間に、奈良ホテルに行って来ました。

創業100年のクラシックホテルで、天皇陛下も宿泊される素晴らしいホテルと噂では聞いていましたが、入ってみてびっくり。

外見は和建築でお寺のようにも見えましたが、中は和洋折衷で、照明から家具、暖炉など全てほとんど昔のままのオリジナルで凄く素敵でした。

今は100周年記念価格で、1泊夕食、朝食のコース料理がついて1万6千円とすごくお得になっていて、料理も美味しく、サービスも伝統を感じる素晴らしいもので、最高の気分で過ごせました。

ロビーにはアインシュタインの弾いたピアノもあるし、庭にはシカもやってくる。

奈良公園もすぐ近くで、とても奈良気分を味わえて、古き佳き時代を感じながら過ごせますのでお勧めです。

皆さんも時間がありましたら是非尋ねて見てください。

ランチもしていて、今なら100周年謝恩価格で、フレンチコースが2980円で、100年前の素敵な大食堂で食べれますので、日帰りでも楽しめます。


そしてサプライズもありました☆

昼も頂いてさー帰ろうと思っていたら、なんとまことちゃんで有名な、うめずかずおさんがカフェに現れました。

テレビでもいつもニコニコして楽しい方で、去年ユニクロから出た、まことちゃんTシャツも持っているほど、大好きでしたので、勇気を出して声をかけたらグワシのポーズもしてくれるし、握手、そしてサインまでしてくれるサービスで、テレビで見るまんまの、素敵な方でした♪

しましまの赤のTシャツではなかったけど、やはり赤いTシャツを着ていました。

最近はホテルで美輪さん、アントニオ猪木さん、そしてうめずさんと遭遇してきたので、今度はどんな人とお会いできるのか、ワクワクしています。

それにしても個性の強い人ばかり・・・


話は変わりますが、先日、新神戸アンティークマーケットが7月末で地下1階の営業が終了になり、その後1階への移転の話をこちらでも書きましたが、交渉がうまくまとまらず、その話が無くなりました。

なので新神戸店は今月末にて終了となります。

楽しみにされていたお客様には残念な結果ですが、こればかりは相手があってのことなので、ご縁がなかったということですね。

まねきねこは神戸店と洋館店がありますし、お客様にはまたフェアーなどのご案内をいたしますので、これからも神戸店、洋館店をよろしくお願いします。


その洋館店で秋から新たな企画がスタートします。

それはそれは、素晴らしい企画なので皆さん楽しみにしていて下さい♪

奈良ホテルではないですが、皆さんと古き佳き時代を感じながら、素敵な時間、思い出を作れる演出ですので、またご案内をお待ちください☆


もちろん僕自身もとても楽しみな企画で素晴らしい物なので今からワクワクしています。


そして大丸は20日まで続きますが、17日(金曜)と19日(日曜)はまねきねこキャッツの試合で、僕は休みます。

もちろん雨なら中止になりますので、そのときは大丸に向かいます。


全国大会の予選と、大阪リーグの首位攻防と、どうしても日程が変更できず、やむおえなく休みますので、その日に来られるご予定にしているお客様はお気をつけ下さい。

御用があるかたはご遠慮なく携帯電話などに連絡下さい。

打席に立っていたり、サインをだしたり、守備についているとき意外でしたら出られますので。

仕事を抜け出して行くわけですから、必ず勝っていい報告が出来る様に頑張って来ます。


それでは皆様、梅雨もあと少しで、カラッとした夏がもうすぐそこにきていますので、体調に気をつけ、水分補給をまめにして夏を乗越えて行きましょう♪


それではまたお会いするのを楽しみに明日もある梅田大丸で、お待ちしていますので是非お越しください。

もちろん17日と19日には、僕はいませんが優秀なスタッフがいますので、鬼のいぬまではないですが、是非お越しくださいね。


先日の炎天下の試合で、大量のお茶が途中で無くなり、今から水分補給のことばかり考えている店長でした。


それでも平均年齢25歳のチームに10対1で勝ちましたよ^^

次も頑張ります☆


17日 大阪住吉球場 11時プレーボール

19日 滋賀県大津皇子山公園野球場 14時半プレーボール

お近くの方や興味のある方は是非、冷たいお飲み物を持って、熱中症対策をして、お越しください☆

«前のページ 1 ... | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 次のページ»
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス