“アンティークまねきねこ”は、ヨーロッパのアンティーク・ジュエリーとドールの専門店です。
19世紀から20世紀にかけてのアンティークジュエリー、コスチュームアクセサリー、ビスクドール、テディベアなどが勢ぞろい♪ ☆素敵な出会いがありますように☆☆☆

ホーム☆ヨーロッパ買い付け物語☆☆アンティーク買い付け物語☆第5話☆
商品詳細

☆アンティーク買い付け物語☆第5話☆

販売価格はお問い合わせください。
その日のオークションでは結局、ゴーティエ1体とレンチドール1体しか買えなかった。

カバ黒クマの盛り上がりでその後も全体的に高い1日になった。

アンティークを手に入れるのは至難の業なのだ。

でも特別可愛い2人をエアパッキンで巻きお金を払うのに並んでいると
みんな楽しそうに談笑している。

落札できるとやっぱり嬉しいから自然とそうなる。

お金を支払い外へ出るとアスファルトは濡れているが青空が広がっていた。

こちらはサマータイムがあり夏前後は夜9時まで明るいときがあって、
日本より1日が長い感じがする。

時差も約9時間あるので、今ごろ日本は朝で今から学校や仕事に向かう時間帯。

何度来ても考えると不思議で面白い。

もうロンドンの人は仕事が終わりかけているのに。

今日はホテルにこの子達を置いてから中華でも食べに行こう☆

明日はバーミンガムのアンティークフェアーがある。

そこでは素敵なジュエリーと、なぜか可愛いぬいぐるみと出会うことが多い。

朝4時出発のバスに乗り向かう。

電車でも2時間半で行けるが始発は6時頃で7時から始まるため、
スタートに出遅れないようロンドンのディーラーは
ほとんどそのバスに乗り込み会場に向かう。

出店数は1000件を超えるビックマーケットなので
また争奪戦が繰り広げられる。

僕はたまに来るだけだが、こちらの業者は毎日オークション、
フェアーがあるので休みはない。

僕は好きなので羨ましいが、相当好きでないと出来ない仕事だ。

ロンドンではほとんどの家が100年から200年経っているし
(たまに新しいアパートもあるが)
家からなにからアンティークづくしの生活なのでその熱意や、
想い、奥行きは計り知れない。

だから僕はロンドンが日本の次に大好きだ。

地下鉄を降りホテルに帰る道のりで朝見た何とかスクールは
カーテンがしまりひっそりとしている。

ホテルの部屋に入り窓際に二人を並べる。

夕日があたるとオレンジ色に陶磁器がひかりとても素晴らしい出来だ。

レンチも表情がとてもいい。

明日は朝が早いので中華へ向かい、いつものメニューを注文する。

チャイニーズティー、ワンタンスープ、
エッグフライライス(焼き飯)、スウィート&サワーポーク(酢豚)。

こちらの人はこの倍は食べるしワインやお酒など
3時間ぐらいかけて召し上がる。

なので暇なときはまたそれだけか?みたいな顔をされるが、
美味しいので気にせずにそれ以上は意地でも頑固に頼まず1時間で食べて帰る。

たまに酢豚がマーボービーンプラウド(マーボー豆腐)に代わるが。

今夜もワンタンスープは美味しい。

ワンタンに入っている肉も美味しいし海老もプリプリで、
チンゲン菜との組み合わせが最高だ。

ほんとならこれと白ご飯があれば充分だけど、
それだともう来るなと言われそうだ。

こちらの白ご飯は臭みがあって食べにくいのでエッグフライライスにするが、
日本ならそれだけでいい。

明日の朝の争奪戦を思い浮かべながら、
今日のカバ黒クマは今頃どうしてるかなーと考えながらスープを飲み干す。


つづく
他の写真
アンティーク買い付け物語ツアーの実現を記念して、今までの買い付け物語を、店長日記から抜粋してまとめました♬
順次ご紹介しますので、是非ご覧下さい♬

☆アンティーク買い付け物語☆第5話☆

販売価格はお問い合わせください。
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス